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シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 [DVD]

シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 [DVD]
From ジェネオン エンタテインメント

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  • Amazon.co.jp ランキング: #15212 / DVD
  • 発売日: 2005-01-26
  • アスペクト比: 1.37:1
  • ディスク枚数: 2
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 実行時間: 149 分

エディターレビュー

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
浅田次郎が実際の事件を元に書き上げた直木賞受賞作を、反町隆史主演で映像化。太平洋戦争末期、日本軍のある密命を受けて出航し、後に連合軍の攻撃で沈没した客船“弥勒丸”。その誇り高い乗組員や本船にまつわる人々のドラマが繰り広げられる。

内容(「Oricon」データベースより)
浅田次郎原作の同名小説を映像化。太平洋戦争末期に沈没してしまった「弥勒丸」。軍人や船員たちの沈没に至るまでに繰り広げられた人間模様と、「弥勒丸」引き揚げをめぐって起こる現在の事件を描いた感動のドラマ。


カスタマーレビュー

どうしてこう高い?4
浅田次郎原作、NHK製作、2004年夏放送済みドラマのDVD、邦画の常でしょうがないともいえる高価格DVDです、

原作とおり、過去の大東亜戦争中の出来事と現在の事件が交差する松本清張直系のサスペンス、現在部分の主役が仲村トオルと石田ゆり子、戦時中ドラマの主演は最近すっかり帝国軍人役が板についてきた反町隆史、ヒロイン役に長谷川京子、脇を固める悪役に長塚京三、伊武雅刀、平幹二郎など、

中途半端なハリウッド映画よりもはるかに面白い仕上がりでしょう、

特筆すべきは長谷川京子と石田ゆり子の存在感、反町も仲村も彼女達に若干押され気味の演出がなされています、

とりわけけっして流暢ではない長谷川京子の口調が実にそれらしく時代を感じさせ、伸びやかな姿態で白いブラウスにロング・スカート姿で自転車にのり全く戦禍の及んでいないシンガポールの町を走るシーンなど実に美しく撮影されています、

残念なのは原作同様に民間人多数を乗船させた船が攻撃されてしまう「戦時の理不尽さ」に関する描写が弱いこと、この点に興味のある方は弥勒丸のモデルとなった阿波丸(昭和20年4月1日アメリカ海軍潜水艦の魚雷攻撃により撃沈)関連の本を読むとよいでしょう、

なお、当時主流だった1万トン以下の船が魚雷攻撃により沈没する場合はもって数分、当事者たちにとってはまさに瞬時に沈んでしまうのが普通です、タイタニックや大和のような巨大な船で沈没までに何時間もかかるというのは例外中の例外です、したがって本作のエンディングは実にリアルともいえます、

海の千夜一夜物語3
浅田次郎の『シェエラザード』のドラマ化。阿波丸事件をモチーフとして現在と過去で繰り広げられる壮大な物語である。

アジア・太平洋戦争の末期、すでに日本が制海権も制空権も失っていた頃、日本は連合国の要請を受けて1隻の客船を南方占領地域へ向かわせることになる。それが連合国の捕虜への救援物資を積載した弥勒丸であった。弥勒丸には安導権が与えられ、連合国から航海の安全を約束された船だったのである。しかし、弥勒丸はアメリカ潜水艦の雷撃を受けて多くの人々とともに海底へと葬り去られてしまう。その真相に現在と過去から迫るストーリー展開は、素晴らしいものがあった。

とりわけ、弥勒丸のCGはともかく、軍人と船員の葛藤もよく描けており、船舶の徴傭に内包された問題点も密かに垣間見ることができる。また現在では仲村トオルと石田ゆり子の演技が光っており、過去では小澤征悦と長谷川京子の演技が光っていた。そしてリムスキー・コルサコフの「シェエラザード」の音楽が哀愁を誘い、物語を一層引き立てている。

しかし、反町隆史の演技に頭を抱えてしまうのは私だけだろうか。天下の大本営参謀が、この体たらくでは、まさに参謀肩章が泣いている。なぜ歴史モノの映画やドラマに反町隆史を起用するのだろう。私には、武将や軍人には全く向いていないとしか思えない。GTOが精々であると思うのだが……。

ちなみにロジャー・ディングマン著、川村孝治訳『阿波丸撃沈―太平洋戦争と日米関係』(成山堂書店、2000年)も参照されることをオススメする。

TVドラマの制約の中で健闘しているのでは。3
TVドラマとしては上出来なのでしょうが、劇場用映画と比べるとやはり作りがチャチな印象です。特に弥勒丸全景CGは、リアリティーに欠ける面が気になりました。それでも現代と過去を交互に描きながら歴史の謎に迫ってゆくストーリー展開は良かったですね。キャストも豪華でNHKの力の入れようは感じられました。一番の魅力は”弥勒丸”という悲劇の主人公でありましょう。見てから読むか、読んでから見るか。原作の魅力を知ってご覧になれば細かい点は気にならなくて済むように思います。