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ヴェロニカ・ゲリン 特別版 [DVD]

ヴェロニカ・ゲリン 特別版 [DVD]
監督: ジョエル・シュマッカー

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  • Amazon.co.jp ランキング: #35096 / DVD
  • 発売日: 2004-12-15
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 98 分

エディターレビュー

内容紹介
アイルランドの麻薬犯罪の実態を暴き、真実を報道しようとしたために凶弾に倒れた実在のジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンを描いた感動の実話。ヴェロニカ・ゲリンを演じるのは、ケイト・ブランシェット。1ヶ月間ダブリンに滞在し、今なお人々の心の中に生きているヴェロニカの精神を肌で感じ撮影に挑んだ。本作でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネート。
【特典内容】
●メイキング・オブ・『ヴェロニカ・ゲリン』
●ジェリー・ブラッカイマー映画『ヴェロニカ・ゲリン』を語る
●ジョエル・シュマッカー(監督)による音声解説
●メアリー・アグネス・ドナヒュー(脚本)&キャロル・ドイル(脚本・原作)による音声解説
●未公開シーン:ヴェロニカの受賞スピーチ
●実録映像:ヴェロニカ(本人)の受賞スピーチ
●プロデューサーによるフォト・ダイアリー
《監督》 ジョエル・シュマッカー
《製作》 ジェリー・ブラッカイマー
《製作総指揮》 チャド・オーメン、マイク・ステンソン、ネッド・ダウド
《脚本・原作》 キャロル・ドイル
《脚本》 メアリー・アンガス・ドナヒュー
《撮影監督》 ブレンダン・ガルヴィン
《出演》 ケイト・ブランシェット ジェラルド・マクソーレイ シアラン・ハインズ ブレンダ・フリッカー

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   1996年、アイルランドのダブリンで、麻薬犯罪を追及し過ぎたゆえに、命を落とした女性ジャーナリストがいた。『エリザベス』のケイト・ブランシェット主演による、衝撃の実話の映画化。子どもたちにまで蔓延する麻薬の実態を摘発しようと決めたヴェロニカは、記者仲間でもタブーとされていた組織の中枢にまで取材を試みる。しかし、その強引な行動に対し、自宅に銃弾が撃ち込まれるなど彼女に魔の手が忍び寄るのだった。
   ブランシェットは、モデルとなった実在の記者を演じるため、生前の彼女の話し方まで研究し、毅然とした表情で熱演。その一方で、夫や息子、母に対する良き家庭人としての面も見せている。物語は、ダブリンでの麻薬の実態を浮き彫りにするが、ヴェロニカが「女性」だということがほかの記者たちのやっかみに拍車をかけるなど、性差別もあぶり出す。ただ、家族や自分の命を犠牲にするほどのヴェロニカの情熱や使命感がどこから生まれたのか、いまひとつはっきり描かれない点は評価が分かれるところ。監督のジョエル・シュマッカーは、相変わらず男優の使い方がうまく、一瞬だけ登場するコリン・ファレルも強烈な印象を与える。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
アイルランドの麻薬犯罪の実態を暴き、真実を報道しようとしたために凶弾に倒れた女性記者、ヴェロニカ・ゲリンの実話をジョエル・シューマッカー監督が映画化。人々に正義感を呼び覚まし、社会を変える使命に燃える記者役をK・ブランシェットが好演。


カスタマーレビュー

開拓者とは。5
実話に基づいた、勇気ある一人の女性ジャーナリストの物語だ。

薬物が大人から子供にまで蔓延していた、ほんの数年前のアイルランド地方。
誰もがその現状を変えることを諦め、事態をただ静観しているよりなかった。
そこで立ち上がったのが、ヴェロニカ・ゲリンである。

薬の売人やその元締め、顔馴染みの警察官など、使えるものはすべて使
って、諸悪の根源に真っ向から立ち向かってゆく。
その姿は、逞しくもあり、また、無謀であるとさえ感じられる。
自ら家庭を持ち、わが子に惜しみない愛情を注ぐヴェロニカ。

脅しの材料に最愛の息子を使われたときでさえ、彼女は恐れ、涙した顔
を、敵に見せることはなかった。
そしてその勇気と強さが、彼女を勝利に導き、そして自らの破滅をも招くのだ。
彼女の死を見せ付けられて、民衆は初めて立ち上がる。

ヴェロニカこそ、あの街の新しい開拓者だった。
死をもって讃えられるのは不本意だろうが、これは、彼女でなければで
きなかったことに違いない。

この勇気をぜひ、みなさんにも見て頂きたい。

ヴェロニカを演じたケイト・ブランシェットの鬼気迫る演技にも、注目だ。

組織犯罪には組織で対抗するしかない5
"The only thing necessary for the triumph of evil is for good men to do nothing." Dublin生れの政治家Edmund Burkeが言ったとされる言葉だ。この映画は、同じくDublin生れの女性記者が犯罪組織の実態を暴こうとして殺害された真実の話だ。Burkeの言うように"何もしなければ悪が蔓延り"、Guerinのように"勇気をもって悪に立ち向かえば命を落とす"。

journalismとは報道すなわち真実を伝えることであり、弱々しい日本のjournalismにはぜひ喝を入れたい。一方で彼女のように真実を追究したがゆえに命を落とす記者も多い。しかし、命を落とすまで、家族を危険に晒してまで天職をまっとうするのではあまりに悲劇だ。例え記者といえど、一個人の正義は無力で儚い。組織犯罪には組織で対抗するしかないのだ。結果として彼女を守れなかったSunday Independentの責任は重い。彼女の死後、Irelandでは記者を保護する対策が次々ととられたそうだが、尊い犠牲が出てから対処するのはどこの国も一緒である。日本の報道機関にも記者やその家族の安全を守る法律なり対策なりがとられているのか甚だ疑問だ。安全が保証されない限り、一介の会社員である記者が安心して真実を報道することなど到底無理であろう。

結果として家族を危険に晒してしまったGuerinの記者として(妻や母として)の行動を批判する人も多い。しかし、それは彼女の生前からの勇気ある行動に妬みを覚えてきた偽journalist達の詭弁であろう。自分のキャリヤや金儲けではなく、"道端に落ちている注射器で遊ぶ幼子達をこれ以上見たくない"という気持ちこそが彼女をして、命を賭けてまで突き動かしていた真実に違いない。

自らの『義務』に殉じたジャーナリスト。4
アイルランドで麻薬撲滅に疾走し、命を懸けた記事と取材により殉職した女性記者ヴェロニカ・ゲリンの実話。
幼い子供達がドラッグ中毒や売人になっったり、道端で注射器で遊ぶ姿を
誰も救おうとしない、見ようとしない社会の闇の部分に身を投じ、
闇組織の内部まで踏み込んで、麻薬犯罪を暴こうとする。

そのため家族との心のすれ違いや、自身や息子の命まで狙われるが、
恐怖を押しこらえて、なおも毅然と闘う彼女の勇気には胸を打たれる。
結果として彼女の命そのものを失ってしまうのだが、
「自らの義務」と言い切った姿に、ただ拍手を贈りたい。

ケイト・ブランシェットの、気丈で果敢に闘うジャーナリストの顔と
夫や子供、母親の前で見せる笑顔や不安に揺れる妻や母親、子供としての顔。
そのすばらしい演技にも拍手。