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チャイナ・シンドローム [DVD]

チャイナ・シンドローム [DVD]
監督: ジェームス・ブリッジス

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  • Amazon.co.jp ランキング: #105498 / DVD
  • 発売日: 2004-10-06
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Limited Edition, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 121 分

エディターレビュー

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   ロスの人気TVキャスター、キンバリー(ジェーン・フォンダ)はキャメラマンのアダムス(マイケル・ダグラス)らと原子力発電所を取材。そのとき異様な振動とともに制御室で技師ゴデル(ジャック・レモン)が慌てふためいている現場に遭遇した一行は、原発事故の真相を世に訴えようとするが…。
   原発事故の恐怖をリアルに描いたマイケル・ダグラス製作、社会派ジェームズ・ブリッジス監督のサスペンス映画の秀作。全米公開時、国内で実際にスリーマイル島原発事故が起こったことで、一気に世界的注目を集めた問題作でもあるが、そのテーマ性は今も薄れるどころか、緊迫の度を増すばかりである。カンヌ国際映画祭男優演技賞を受賞した名優ジャック・レモンの熱演も見逃せない。なおタイトルは、もしアメリカの原発で事故が起きて核の融解物が地中に滲みたら、その裏側の中国まで達するという意味。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ジャック・レモン、ジェーン・フォンダ、マイケル・ダグラスなど、往年の名優たちが顔を揃えたサスペンスドラマ。原発事故の内部告発をテーマにストーリーが展開していく。“『2枚目タダ男』 キャンペーン第2弾”。


カスタマーレビュー

反原発というより、不正に対する抗議映画5
反政府活動をしていたジェーン・フォンダの主演ということもあり、公開当時は「反原発映画」などとして注目されましたが、いま、こうして冷静に見直すと、反原発というよりむしろ不正を行う組織や体制そのものに対する徹底した抗議映画というのが相応しい気がします。その意味でこの映画の持つ生命力は今も失せていません。この映画の白眉はエンディングにあります。ジャーナリストというあくまで傍観者である主人公のジェーン・フォンダの写るTV画面は歪み、かき消されるように消えてしまいます。隠蔽を画策する巨大権力(資本主義国では、それは巨額の資金を動かす特定企業や組織である)は、その目的のためにはありとあらゆる方策を使います。非合法な暴力組織を使った工作、メディアを使った巧みな情報操作等々。しかしそうしたからくりを、この映画は今の娯楽映画のようにはわかりやすく、はっきりとは見せてはくれません。むしろ現実にあるがままに描こうとしています。そして最後に、考えるのはわれわれ観客だ――と突きつけてきます。そして作品全体からは作者のペシミズムが色濃くにじみ出る結果となります。作者は権力に対しては、いかに誤りを正そうと努力しても空しい努力に終わる、と言っているかのようです。その意味で、この映画は永遠に反体制映画としての輝きを今も持ち得ているし、権力側に身を置いている人間にとっては永遠に葬り去りたい映画(たとえば、この映画はつまらないですよ、などと言って)でもあるでしょう。

ジャックレモンの演技が凄い!5
ジャックレモン。いいですね。彼は実際コメディアン出身ですが、これはかなり真に迫る演技でグッと来ます。彼のちょっと弱気なところ、そして最終的には強気になる瞬間をうまく捉えていて素晴らしい。お亡くなりになる前は、いろんな映画にシリアスな役で出ていらしたようにお見受けしますが、なんといっても表情や身振り手振りに深い説得力が感じられて凄いと思います。ストーリーに全く触れてませんが、彼の演技にあまりに感動したので。ファンはチェックですね。

「幻想」の中の「現実」5
China syndrome=原子炉の破局的事故
米国で溶融した炉心が中国まで達するほど大きいという意味

政府や、電力会社やら建設会社といった世界的大企業が
行うことは「絶対安心」なんていう「幻想」を
打ち崩すものです。
システムが何とかうまく機能しているという「幻想」の中を
私たちは生きていることに気づかされます。

政府や大企業の名の元でも、原子力発電所を設計し、
管理し、動かしているのは私たちと変わらない人間の手です。
自動装置だってもともと設計しているのは人間です。
手抜きや判断ミスというヒューマンエラーが起こることは
当然だと再認識させられます。

極度の緊張と絶望の中にたたずんだジャックレモンの表情
現実とテレビの前の世界を瞬時に切り替えるジェーンフォンダの姿
現場で「幻想」でなく「現実」の世界を生きる人を見事に捉え、
最後まで緊迫感のあるつくりでした。
脚本も俳優の演技も素晴らしい名作だといえます。
四半世紀前の作品ながら、先の美浜原発蒸気漏れ事故を
軽々と予感させられる内容です。
この問題点はまだ解決していない、そんな印象が残ります。