黒い雨 デジタルニューマスター版 [DVD]
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おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #32084 / DVD
- 発売日: 2004-07-23
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Black & White, Dolby, Widescreen
- オリジナル言語: 日本語
- 実行時間: 123 分
エディターレビュー
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1945年8月6日。矢須子(田中好子)は瀬戸内海の小舟の上から原爆の強烈な閃光を見て、その直後空から降り注ぐ黒い雨を浴びて被爆した。戦後、叔父(北村和夫)は何とか矢須子を嫁がせようと腐心するが、被爆のことが先方に知れるたびに破談されてしまう。そのうち、矢須子の身体にも徐々に異変が…。
井伏鱒二の同名小説を『復讐するは我にあり』などの名匠・今村昌平監督が、持ち味の脂ぎったタッチを抑えに抑え、モノクロームの映像と静かな語り口の中から戦争と原爆への怒りを露にしていく名作。「正義の戦争よりも不正義の平和のほうがいい」と嘆く叔父の台詞が胸を打つ。田中好子は本作でその年の主演女優賞を総なめする熱演。武満徹の音楽も秀逸である。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
井伏鱒二の傑作小説を、『楢山節考』の今村昌平監督が映画化。1945年8月6日の広島に投下された原爆による“黒い雨”を浴びてしまった若い女性の人生を軸に、彼女を見守る夫婦や原爆後遺症に悩まされる人々の姿を淡々と綴った問題作。
内容(「Oricon」データベースより)
1945年8月6日に広島に落とされた原爆によって、放射能の黒い雨を浴びてしまった女性を軸に原爆の後遺症に苦しむ人々の姿を描いた作品。
カスタマーレビュー
残酷さのなかに
一分の隙もない完璧な作品。痛切を極める武満の音楽。目を背けたくなるほどリアルな被爆者の描写(しかし実際はこんなものではなかったろう)。被爆後5年たっても、被爆者たちの戦争は終わっていなかった。いつやってくるかわからない死の影におびえながら、日々を送る被爆者の姿が、原作の持つユーモアとペーソスを織り混ぜながら、淡々と描かれていく。映画のラスト、重篤に陥ったヒロインの矢須子(田中好子)を抱きかかえて病院に付き添う悠一の姿に、監督の人間に抱いたわずかな望みを感じた。
じんわりとした怖さ
ズルズル皮が剥け、焼け焦げた死体、目を背けたくなるような画の数々。…などを勝手に想像していたので気合いを入れて観始めたのだけれども、そういうシーンはほとんどなく(あっても、モノクロで上手く生々しさを隠している感じ)、原爆のあとの後遺症を淡々と描いた作品。
それでも、なんとなくジンワリとした恐ろしさが伝わってくる。知っている人達が次々と死んでゆく怖さ。ラストは、ヒロインの生存がほとんど絶望的と判っていても、もしかしたらという奇跡の訪れの思いにすがりつかずにいられないような気になった。
こんなことって…★
こんなことってあるんだろうか?
初めて井伏鱒二の作品を扱って生徒に説明した時、彼の奥さんが亡くなり、そして今回は監督が亡くなった。
生徒には「黒い雨」の存在の大切さを知ってほしくて、私なりに色々話はしていたが、やはり監督の死により、連日報道された映画の偉大さの方が印象に残ったらしく、今度の選択授業で「黒い雨」を見ることになった。
「黒い雨」は、戦後六〇年以上たった今も、私達に伝えることの多い作品というわけである。監督の御冥福を祈りながら、鑑賞したいと思う。

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