ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番&第2番
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曲目リスト
- ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 作品1
- ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #5863 / ミュージック
- 発売日: 2004-01-21
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 62 分
エディターレビュー
このCDについて
自ら組織したポーランド祝祭管を弾き振りしてショパンの協奏曲を録音以来のツィマーマンの新録音。収録曲は、映画やTVなどでも使用されたことで最近のヒット曲でもあるラフマニノフの協奏曲を収録。バックは国民的人気を博す小澤征爾と、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に小澤が就任するまで長くコンビを組んだボストン交響楽団という大変豪華な組み合わせです。
2004年度レコード・アカデミー賞銀賞受賞。
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言葉を失うほどの素晴らしさだ。ラフマニノフのピアノ協奏曲というと、「第2番」「第3番」のみがメジャーな印象があるが、あまり演奏されない「第1番」が含まれているからといって、このCDを聴くのをためらう人がいるとしたら、それは“大きな損失”であると断言できる。あのショパンのピアノ協奏曲の名演以来の、ツィマーマンの強烈な一撃が待っている。
「第1番」の冒頭から、聴いてすぐにパッとわかる。ラフマニノフのピアノ協奏曲が、これほど火のように熱く、燃えあがるような精神によって演奏されたことがあっただろうか? ツィマーマンのピアノは、輝かしいだけではなく、どっしりとした根を大地に生やしたような、落ち着いた風格がある。だからこそ、ちょっとした装飾音、パッセージでも稲妻のようにきらめく様は、目がくらむほど鮮やかだ。小澤のバックがまた迫力満点で、粘っこい歌でツィマーマンのピアノにぴったりと寄り添う。
「第2番」はさらに凄い。有名になりすぎたあの冒頭からして、演奏の格が違う。一つひとつの和音の間に異常に間をとりつつ、単なる鐘の音の模倣というよりは、聴き手の心の一番奥底に届けとばかり渾身の思いを込めた分厚い音の塊が、何と肉感的に、そして感動的にぶつかってくることだろう。夢見るような旋律に彩られているがために、恋愛映画的ななよなよした感傷性と結び付けられてしまいがちなこの曲が、巨樹のような厳しい存在感を放っている。小澤のバックも、グラマラスで重心の低い、意志的な響きと弾力的なリズムが、こたえられないほどの快感を与えながらぶつかってくる。
録音も美しい。芯の強くまろやかなピアノの音を十二分に伝えながら、オーケストラの細やかな雰囲気も残した適度な残響のバランスが見事。アシュケナージ、リヒテルらの名演を聴きなれた人にも、ぜひおすすめしたい1枚である。(林田直樹) ※ 《録音》 <1>:1997年12月、<2>:2000年12月 ボストン
内容(「CDジャーナル」データベースより)
弾き振りで録音したショパンの協奏曲以来、4年ぶりに新作が発売。録音時期はショパンと同時期だが、今回は小澤征爾&ボストン響というゴールデン・コンビとの共演。ロマンあふれたスケール感が魅力。
カスタマーレビュー
まるでガラス細工のように精細だが、芯の強い演奏
自分はラフマニノフの自作自演の演奏で初めてこの曲を知り、
アシュケナージ、リヒテルと聴いたが、このCDは他の演奏と
と違う特徴がある。
それはピアノという楽器をじっくりと聴かせる点にある。
他の演奏ももちろん聴かせるが、このCDのように
精細でじっくりとピアノの世界に引きずり込むような
演奏はなかった。
この精細さは下手に扱うと割れてしまうような感じ。
しかしその音には、ヒシヒシとこのピアニストの信念を
強く感じる。
技術的にも、第1番の出だしや第2番の出だし等、
凄く巧いし速かった。
孤高のピアノニストの演奏というはこういう演奏を
言うのだろう。
確かに、ラフマニノフというイメージからすると少し違うの
かもしれないが、ピアノという楽器の価値を感じる点において、
聴き逃せないCDだと思う。
オケはツィマーマンの意図を尊重し、サポート役に徹している。
競争という意味では物足りないかもしれないが、このCDの意図
としては完璧!
小澤征爾の演奏は、例えベートーヴェンでも、作品と少し違う表面的な
音楽効果を聴くことがあるためか、あまり高く評価しない向きもある。
ただこのCDでは作品の良さを引き出している。
例えば第2番第1楽章で、最初から7分経ったところで
盛り上がるシーンがある。
普通であれば、ピアノとオケ全体の音に集中しがちだが、
このCDではオケの音がより引き締まって聴こえるためか、
ティンパニの音にも注意が向いてしまった。
協奏曲というと、オケに関して本気?と思うものも少なくないが、
ここでの演奏は真剣そのものだし、聴き応え十分だと思う。
ツィメルマンの音楽の魅力が一杯。
初めてこのcdを聞いたとき、なんとピアノの音(音量)がうるさいのだという感想をもった。他のピアニストがラフマニノフのピアノ協奏曲を演奏しているcdを今まで聞いてきたが、どれもピアノとオーケストラとの音量が同じで自然にピアノの曲が流れている、溶け込んでいるというものであった(という感想を持っていた)からだと思う。しかし、ツ氏のこのcdを2度、3度と聞いていくうちに、ツ氏の1音1音大切に弾く丁寧さと音に対する厳格さ、かつピアノの音が大きいのが幸いか、彼のピアノのテクニックの素晴らしさを十分に堪能することができるcdだと感じ、手放すことができなくなった。何度聞いても彼の弾く音の魅力に聞き飽きることはありません。自分の手元にずっととって置きたくなるcdです。
ツィマーマンのピアノ
いうまでもなくラフマニノフはロシアの作曲家だ。
この時期の他のロシアの作曲家がそうであるようにラフマニノフの旋律は甘美で感傷的だ。
このCDではピアノの音量がやや大きめに収録されている。
オーケストラに埋もれがちなピアノパートにスポットを当てた形で、
甘美なメロディをこの録音バランスで浮かび上がらせようという意図だ。
ツィマーマンの濁らないキラキラした音は健在だし、
相変わらず襟を正したカチッとした演奏をしている。
ピアノをもっと聴きたい、という人には最高だと思う。





