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マスター・アンド・コマンダー [DVD]

マスター・アンド・コマンダー [DVD]
監督: ピーター・ウィアー

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  • Amazon.co.jp ランキング: #17415 / DVD
  • 発売日: 2004-07-23
  • アスペクト比: 2.35:1
  • ディスク枚数: 2
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 139 分

エディターレビュー

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   ナポレオン率いるフランス軍が、各国に侵攻していた19世紀初頭。不敗神話を誇る、イギリス軍の艦長ジャック・オーブリーが率いる「サプライズ号」が、フランスの武装船に果敢な攻撃を挑む。艦長役でオスカー俳優ラッセル・クロウが主演。ハリウッド王道の超大作とはちがい、さまざまなポイントで興奮と感動を与える海洋アクション・ロマンだ。
   映像で驚かされるのは、サプライズ号が大嵐にもまれる場面。巨大な水槽での撮影にVFXも駆使して完成した嵐は、間違いなく、これまでの映画にはない迫力を生み出している。そして異例とも言えるガラパゴス島のロケでは、イグアナやカメの姿はもちろん、シュールな大地の光景が収められた。監督は『いまを生きる』などのピーター・ウィアーなので、少年船員たちの友情と勇気のドラマにも大きく焦点が当てられ、ツボにはまった感動が訪れる。衣装や船のデザインの細部に至るまで、あらゆる場面が“しっかりと”作られていることを実感できる良質の大作。それでいて妙に繊細なラストシーンなど、一筋縄ではいかない魅力も詰まっている。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ピーター・ウィアー監督が、パトリック・オブライアンのベストセラー小説を基に、ラッセル・クロウを主演に迎えて贈るスペクタクル海洋巨編。ジャック艦長率いるサプライズ号が、ナポレオンの武装船・アケロン号を拿捕する危険な任務に挑む。

内容(「Oricon」データベースより)
1850年、ヨーロッパ征服を目論むナポレオンのフランス軍に猛然と挑んだ英国のベテラン艦長“ジャック・オーブリー”と彼が指揮を執るサプライズ号の乗員たちの戦いを描いた海洋スペクタクル。


カスタマーレビュー

丹念に作りこまれた職人技5
戦争映画を評して「優しい」というのは妙な話だが、この映画から感じるのは優しさとユーモアである。迫力のある戦闘シーンを備えながらも、グラディエイターばりのハリウッドアクション映画を期待した観客に不人気なのはそのせいだろう。

丁寧に作りこまれたディテールと人間模様。それがこの映画の主眼であり、それゆえに、派手な展開を期待する向きにはお勧めしない。

主人公のジャックは完全無欠のヒーローではない。意地になって敵艦を追い回し、親友にたしなめられると嫌味を言ったりもする。その癖本心では気にして、後で埋め合わせをしようともする。腕をなくした少年を慰める優しさや、手術シーンで見せる気の弱さ、ほんの一瞬に垣間見せるすけべそうな視線、音楽に対する繊細さ、変わったユーモアセンスなどの持ち主で、蛮性と優しさが同時に存在している格好いいばかりではない主人公をRクロウが見事に演じていた。一方でもう一人の主人公(日本の宣伝では無視されたが)、スティーヴンのPベタニーは儲け役。台詞が多いとはいえないものの、視線や身振りによる繊細な演技で女性客の目を惹きつけた。19世紀初頭の医学や博物学の再現も、歴史ファンにはとても楽しい。弱々しいようでいて、最後には剣の腕前も披露する。

他の登場人物も、それぞれ丹念に描写されている。指や歯にまでリアリティを追求した撮影は、シネマトグラフィー賞受賞も当然のもの。
しかし、この映画の真の主人公は、なんと言ってもサプライズ号だろう。その美しさ、一個の社会としての機能性などを堪能できる。

もちろん、優しい一方の映画ではない。ホラムに対するいじめや戦闘シーンは、暴力シーンが嫌いな身には見ていて辛かったし、剣戟や砲撃シーンも詳細に描き込まれている。それらを含めた上で、やはりこの映画には何か血の通った暖かさを感じるのだ。
海洋小説以外に、歴史や人物劇ファンに勧めたい一作。

リアルでいて美麗な映像5
この映画を見て、パトリック・オブライエンの20巻もの小説を、一本の感動的な作品にまとめあげたウィアー監督と脚本家ジョン・コリーの手腕に驚きました。

ストーリーラインはラッセル・クロウのキャプテン・ジャック・オーブリー率いる「サプライズ号」とフランスの私略船「アシュロン号」の大西洋での追いかけっことシンプル。

そして映画が始まると同時に私達も船に乗って一緒に航海をしている気になります。
何も起っていないようで、船上では様々な人間模様が繰り広げられ、小さなエピソードの一つ一つが重なってクライマックスへと導かれるスマートな演出も素晴らしいです。

ラッセル・クロウは画面に出たとたん、難なくジャック・オーブリーになりきるところはさすがです。そして他の俳優達も皆とても自然な演技で、当時の士官、平水夫達はこうであっただろうと、すんなりと受け止めることができます。

時としてこれは映画ではなくドキュメンタリーなのではと思わせるぐらいリアルですが、それでいて、ウィアー監督なので映像が綺麗です。

特筆すべきところは「サプライズ号」が停泊するガラパゴス島の自然と動物達。息を呑むほどです。そしてキャプテンと軍医マチュリンのバイオリンとチェロのデュエット・シーンと作品全体に流れるバッハ、モーツァルト、ヴォーン・ウィリアムス音楽も最後まで印象に残ります。

秀作!!5
あの悪名高い(笑)予告編のせいで映画館に見に行かなかったことを後悔してます・・・それくらい素晴らしい作品。個人的には5年に一度くらいの当たりの1本です。アカデミー賞なんかとれなたっていい映画はいい映画、と胸を張って言えます。
ラッセル・クロウの演技が本当に素晴らしいです。ありがちな、やたらと熱くて雄叫びあげまくりの艦長を予想してたんですが、全く逆で冷静沈着、精悍な魅力を発揮する一方で、時折見せる人間味がバランスよく一つの役の中に収まっています。こういったアンビバレンツさを嫌味なク表現できるといった意味では、今のハリウッドには彼以上の俳優はいないと断言できます。
ラッセルと主に絡む艦医で友人役のポール・べタニーも、どこかオフビートなんですが、作品の品位を損なわない絶妙な演技を見せていて、二人の掛け合いのシーンは映画全体にぴりっとしたアクセントを与えています。
ストーリーの大筋はフランンスの敵船を執拗に追い詰めるイギリス船での出来事という感じなので、もっと戦闘場面を期待していた人は肩透かしを食らうかもしれません。でも、私は戦闘場面以外でのエピソードも大変面白かったです。船の中の劣悪な環境などをしっかり描写しているから、それに耐えて戦う水兵達やまだ幼い士官達にも感情移入ができるというものです。
そしてラストに残るあの余韻。うーん、やられたって感じです。。。
百聞は一見にしかず、これを見ればハリウッド映画もまだまだ捨てたもんじゃないって分かりますよ。