ボッカチオ’70 [DVD]
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おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #50807 / DVD
- 発売日: 2003-11-21
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Widescreen
- オリジナル言語: イタリア語
- 字幕: 日本語
- 実行時間: 212 分
エディターレビュー
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エロチック・ファルス話集「デカメロン」を書いた14世紀のイタリアの作家ボッカチオなら、現代の風景をこんなふうに料理したかもしれない、という発想で撮られた4編のオムニバス映画。
マリオ・モニチェッリ、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、ビットリオ・デ・シーカ、なんとイタリアの四大巨匠ともいうべき監督が顔をそろえ、しかも、マリサ・ソリナス、アニタ・エクバーグ、ロミー・シュナイダー、ソフィア・ローレンと、60年代もっもとセクシーだった女優4人の競演という、豪華でぜいたくな作品なのである。ヨーロッパ映画が、最高に人間の憧れと夢に膨らんでいた時期の、そのエッセンスが凝縮されている。(岡野宏文)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
イタリア映画界が誇る世界的プロデューサー、カルロ・ポンティが手掛けた映画史上に残る艶笑オムニバス。フェリーニ、ヴィスコンティ、デ・シーカなどの有名監督たちが、中世イタリアの作家・デカメロンにインスパイアされて描いた全4話を収録。
内容(「Oricon」データベースより)
14世紀にイタリアで活躍した有名な作家「ボッカチオ」にちなんで題名をつけられた4作品によるオムニバス・ムービー。「レンツォとルチアーノ」「アントニオ博士の誘惑」「仕事中」「くじ引き」の4作品を収録。
カスタマーレビュー
それぞれの視点で人間の心の襞を描いた、濃厚な傑作オムニバス
「レンツォとルチアーナ」は、興行上は上映時間が長過ぎる(全4話で3時間超)として割愛されていましたが、商品化に伴って日の目を見ました。確かにこのオムニバスで唯一、監督も俳優も国際的な知名度が無かったと言えますが、主演女優は60年代らしいコケティッシュな魅力です。
会社に内緒で結婚した若い労働者夫婦の苦労話で、高度成長期のイタリア庶民の生活が活写されます。大勢の工員が会社から出てくる場面や、人でごった返すプールやダンス場など、日本でもちょっと懐かしい感じのする風景。
フェリーニ全盛期にあって初カラー作品ともなった「アントニオ博士の誘惑」こそ、このオムニバス全体を印象に残す一本でしょう。この作品以降彼の大女フェチぶりが顔を出すようになり、セクシーな巨大女というモチーフも後年B級パニック映画のパロディまで生んだほどです。
前作「甘い生活」に続くアニタ・エクバーグの出演ですが、その作品を不道徳だとして槍玉に上げた世の良識派たちに対する、フェリーニなりの強烈なカウンターパンチだったのではないでしょうか?
「仕事中」では富裕な夫婦の倦怠が描かれ、ロミー・シュナイダーの神々しいほどの美しさと共に、ヴィスコンティらしい端正な貴族趣味に全編目を奪われます。彼自身が貴族出身であり、後年その没落を主要なテーマとするようになりましたが、ここでもその複雑な悲哀を痛切に描写して流石の味わいです。
良人の不貞を戒め、愛を取り戻すために、伯爵夫人が始める仕事とは…。
「くじ引き」はヴィットリオ・デ・シーカ監督との名コンビによって、ソフィア・ローレンの野生的グラマーな魅力全開!
市井の庶民の大らかさと、ささやかな楽しみが描かれます。
ボッカチオは中世に「デカメロン」を著した作家ですが、もう一人のイタリアの巨匠ピエル・パオロ・パゾリーニ監督が映画化した一人オムニバス作品(71年)と比較してみるのも面白いと思います。
ボリュームたっぷりのオムニバス映画
第1話から4話までの合計が195分。(DVD2枚組)これに短い特典映像が付くので、かなりのボリュームがあります。個人的に一番面白かったのはフェデリコ・フェリーニが監督した第2話の「アントニオ博士の誘惑」、余韻が残ったのは第4話のビットリオ・デ・シーカ監督の「くじ引き」でしょうか。女優陣では、第4話のソフィア・ローレンが圧倒的に存在感を示していますね!これだけ大物イタリア人監督を集められた製作者、カルロ・ポンティはやっぱり凄いです。
お洒落度五つ星、の第三話
この短編すべてにおいて言えることですが、それほどにストーリーに価値がある、とは思いませんでした。ただ、第3話で、ロミーシュナイダーがシャネルを完璧に着こなしているのを見る価値は十分にあります。彼女は、メロンシャーベットのような色のツィードスーツの下に桜のはなびらのような淡いピンクのブラウスを着ています。この色合い、とても高貴な感じがします。
パリのラデュレという高級チョコレート専門店をご存知ですか?この店のテーマカラーも同じ色合いです。
ヨーロッパ人が得意なのは「色や色合いの持つ性格」に対する意識の高さと理解に基づいたお洒落だ、と改めて認識させられた映画でした。

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