機動戦士Vガンダム DVDメモリアルボックス
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おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #20876 / DVD
- 発売日: 2004-01-23
- アスペクト比: 1.33:1
- ディスク枚数: 13
- 形式: Color, Dolby, Limited Edition
- オリジナル言語: 日本語
- 実行時間: 1275 分
エディターレビュー
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『機動戦士ガンダム』の富野由悠季監督が劇場用映画『機動戦士ガンダムF91』の後、1993年4月から翌年3月まで手がけたガンダム・サーガの1本。宇宙世紀0153年、地球連邦政府は形骸化し、各宇宙サイドは独自の統制をはじめ、各地で紛争が激化。その中で地球の都市ラゲーンを制圧したサイド2のザンスカール帝国と、対抗組織リガ・ミリティアの攻防を全51話で描いたもの。ガンダム・サーガの中でも正史ともいえる宇宙世紀を舞台にした最終編であり、ファンの間でも賛否はっきり分かれる異色作だが、ここで描かれる戦争の重苦しい狂気や、戦闘での無意味な犠牲などから、はっきりと監督のメッセージは汲み取れよう。ただし、その赤裸々さなども手伝ってか、本作の後で富野監督は精神的に疲弊し、90年代半ば過ぎまでを低迷のまま過ごすことになる。一人の才人をそこまで追い込んだ作品ということでも、一見の価値は大いにあり。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
TV放映より10年、富野由悠季総監督による「機動戦士ガンダム」シリーズ第4弾を待望のDVD-BOX化。宇宙世紀0153年、地球侵攻を始めた新興国家ザンスカール帝国とレジスタンス組織リガ・ミリティアの戦争に巻き込まれた少年・ウッソを波乱の運命が待ち受ける。
内容(「Oricon」データベースより)
富野由悠季総監督作品「機動戦士Vガンダム」TVシリーズが初DVD化! 宇宙世紀0153年、数奇な運命に導かれ、Vガンダムを駆ることになった少年の姿を描く。
カスタマーレビュー
リアルなミリタリーアニメではなく戦争ドラマです
ひたすら地味な作品です。最近ガンダムといえば山ほど出てくる
美形・美少女はあまり出ません。画面的な派手さもあまりありま
せん。メカアクションもあまり派手ではありません。(前半は特に)
そもそも最初の設定のゲリラVS正規軍という構図が地味です。
ですからそれを期待して見ると肩透かしをくいます。
どういうことかというと、
初め唯一二枚目な役どころと目されていたクロノクルはシャアのような
貴公子然としたライバルではなく、周りの状況に抗おうとするが結局
飲み込まれ、後半はカテジナに良いように使われる存在に成り下が
っていく普通の無力な青年です。
一見男性ファンを引き込むために出したと見られるシュラク隊の
隊員も、次々と死んでいきます。感情移入する間も無く
とてもあっさり死んでいくのです。中には、え?そんなのアリ?
ってな死に方のキャラもいます。
主役メカのビクトリーガンダムも、ヒーロー然としたメカではなく、
とにかくよく壊れます。さらに量産されているのですぐ直る。
今までのガンダムの様に主人公だけの特別な機体という印象が薄いです。
なんだか欠点をあげつらっている様に見えますが、それは逆です。
実際に映像を見ると私の書いていることがほめ言葉だと感じるはず
です。
かえってそれが戦争の悲惨さを最もリアルに表現しています。
そこが魅力なのです。無意味に人が死んでいく戦争というものを、
とてもわかりやすく表現した作品だと思います。
今この不安な国際情勢だからこそ、この作品を見る意味がある。
そういう作品です。
ZといいVといい富野監督は本当に先見の明がある人だと思います。
放映されたのが今年ならば、もっと違った評価がされたと思います。
この発売を機に再評価を求めたい早過ぎた名作なのです。
ガンダムらしいガンダム
「子供は戦艦のようなものが好きなんだよ。あなた(富野監督)にはそれがわかっていない。戦艦大和みたいなのがでて、カメラがガーッとまわりこむような絵は、格好いいじゃないですか。それと、戦隊物的なのもやってほしいな」
「ガンダム五機をそろえて出せということですか」
「そうだ」
「なら、地上をはしる戦艦というのも出しますよ。それでもいいんですか?」
「いいじゃないですか」
「タイヤ履かせますよ。戦艦に」
「やってよ」
Vガンダム制作前に富野監督と担当重役との間でこんな会話があったそうだ(『ターンエーの癒し』ハルキ文庫)。振り返れば、ガンダムの歴史は、この会話に表されるように、アニメを玩具のプロモーション程度にしか考えていないスポンサーと、それに抗うクリエイターのせめぎ合いの歴史だった。商業主義の圧力に対して、富野由悠季や安彦良和のような豊かな原体験とみなぎる反骨精神をもったクリエイターが、少しでもいい作品を創るべく「なにくそ!」と奮闘した結果、ガンダムという傑作が生まれた。そしてこのVガンダムにも、その苦闘の痕跡がうかがわれる。
13歳の少年、ウッソに頼らざるを得ない大人たちの忸怩たる思い。大人たちは手を血で汚しながら、それでも世界を変えてやろうと、子どもたちに何かを残そうと苦闘し、子どもたちは数々の悲劇を乗り越えて懸命に生きていく…、この作品は、混沌とした人の生き様を通じて、新しい世代へ精一杯のエールを送ろうとしている。登場人物の苦闘は、そのままクリエイターたち自身の苦闘だろう。確かに瑕はあるかもしれないが、逢坂浩司や千住明の素晴らしい仕事はその瑕を補って余りある。ガンダムらしいガンダム、これは全ての世代に薦めたい作品だ。
ちなみに本製品は、カトキハジメのイラストをあしらった超美麗ボックスをはじめ、見事なアートワーク、庵野秀明らが寄稿した解説書も付属しており、まさにファン必携といえる。
異様な切迫感で迫る活劇アニメーション
この作品の面白さを一言で説明するのは難しい。しいて言えば「異様な切迫感で迫りつつも、活劇しているアニメーション」だろうか。スポンサーから「玩具っぽさ」を強調するように強要された監督・富野氏はこの作品で本気でスポンサーに逆襲しようとしたのだが、結果的に彼は健康を害するほど追いつめられてしまう。商業主義的な要請に対して、作家が本気で逆襲しているその切迫感が最後の最後まで続く。「お前ら、恥ずかしくないのか!」という富野氏の叫びが聞こえてくるようだ。ひたすら真摯、ひたすら本気なアニメーションだ。必見。



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