極道恐怖大劇場 牛頭 [DVD]
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おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #57146 / DVD
- 発売日: 2003-07-11
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Dolby, Widescreen
- オリジナル言語: 日本語
- 実行時間: 127 分
エディターレビュー
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三池崇史が監督した長編映画だが、その表現の過激さ故、劇場公開が見送られ、ビデオ、DVDのみのリリースとなった。また2003年に開催された第56回カンヌ国際映画祭「監督週間」において上映され、賛否両論を巻き起こした。
字廻組構成員であるヤクザの南(曽根英樹)は、最近奇行が目立つ兄貴分の若頭・尾崎(哀川翔)をうっかり殺してしまう。途方に暮れた南が目を離したすきに死体は消えてしまい、それをきっかけにしたかのように南の周囲に奇妙な事件が次々と発生する。ついには地獄の番人・牛頭が出現。目覚めた南の股間に、死んだはずの尾崎からの「処分場で待つ」とのメッセージが入っていた。
冒頭の、チワワを撲殺する哀川翔から始まり、全編不気味で恐怖感を煽る描写のつるべ打ち。確かに三池監督のタッチが色濃く出た作品と言えるが、必然性なく、ただいたずらにそうした描写を楽しんでいるだけにも見えてしまう。それでもこの作品が2時間9分という上映時間を一気に見せ切ってしまうのは、人間が本質的に持つ不安感と破壊願望を刺激してやまないからだろうか。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
極道社会に予測不可能な超常現象が起こる、ヤクザたちの熱いドラマと恐怖映画がマッチしたヤクザホラー。奇行が目立つ兄貴分の尾崎を誤って殺してしまった南。目を離した隙に尾崎の死体が消え、2日目の深夜“牛頭”が尾崎からの手紙を差し出す…。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
極道映画とホラー(というよりもおかしな世界に入り込むという『世にも奇妙な物語』風)が合体した三池監督ならではの怪作。三池作品なのでまともな登場人物は一人も出てこない(笑)。奇行の目立つ兄貴分をつい殺してしまった極道が奇妙な世界“名古屋”に入り込む。シュールでヘンテコリンな出来事が次々と起こるが、丹波哲郎、火野正平、加藤雅也という通称“悶絶オール・キャスト”の豪華な俳優陣が怪演を見せ、だんだんとこの変な世界にハマっていく……。なかでも死んだ兄貴の哀川翔が転生した吉野きみ佳(この設定だけで観たくなるでしょ?)がメチャメチャ色っぽくて魅力的。主題歌も最高だし、一発ギャグの連続のようなメイキングも最高におもしろい! (竹之内円) --- 2003年09月号
カスタマーレビュー
不条理ホラー、牛乳が飲めなくなるかも。
デヴィッド・リンチ監督の映画や、漫画「ねじ式」などの不条理物が好きな人にお勧めします。表現方法がかなり過激なので、子供に見せるとトラウマになるかも(笑)
グロテスクな笑いを求めている人は是非。個性派タレントが大勢出演しているのも魅力的です。
《ヤクザホラー》か? 《長編不条理コント》か?!
もともと、東映の役者さんで『仁義なき戦い』シリーズなど深作組の常連でもあった曽根晴美(今回、スキンヘッドで怪演。エキゾチックな顔立ちとガタイのよさが印象的)が三池監督のもとに持ってきた、ごくありがちなVシネの企画だったもの(実質的な主演は、曽根の息子・英樹。この“親子共演”映像、親子だと思って見ると、ちょっとスゴい……!)が、いつのまにか、超オールスターキャスト(エンドロールで、丹波哲郎とチワワ犬の名前が続けて表示される…)を擁しての《ヤクザホラー》、というか《長編不条理コント》(?! )となり、気がつけばカンヌに出品。そしてそれがドッカンドッカン受けて晴美プロデューサーも男泣き……という(ええ話や…)、信じられないようなプロセスを経た、恐るべき一作。しかも主題歌はシャンソン調だ。まぁ、ダメな人にはまったくダメだろうし、もしOKな人であっても体調悪い時に観たらアレかもしれないので(それは、オレだ…)、☆は1つ減らしたが、平成の今、昭和のカルト作の数々に真っ向から三池流で勝負を挑んだ(そうなのか?! )、その心意気は“買い”であろう。本編を観た後、もし余力のある方は映像特典のメイキング、および監督+脚本家(佐藤“チャーリーブラウン”佐吉)による音声解説もどうぞ。
それにしても、ここでの吉野きみ佳(旧・公佳)の、なんとセクスィーなことか。別にフルオープンでもなんでもないのにこれだけセクスィーなのは、何ていうか……、いろんな意味で理想的、なんじゃないだろうか?! 『エコエコアザラク』、そして竹中直人の深夜バラエティー「デカメロン」の“公佳と原始人(=直人)”にも匹敵する、彼女のベストバウトかもしれない。
戦慄の意味不明
よくわからないものが、よくわからないままにブッちぎってイク。いや、断片で観れば、わかり過ぎるぐらいよくわかる。兄貴分への同性愛的な憧憬だとか、そのアニキが女体で転生して性の手ほどきをするという捻曲がったエロスだとか、本人達だけが気持ち良い言語体系で本人達だけが楽しい会話を繰り返し繰り返し聞かされる不快感だとか、名古屋名物・喫茶店の過剰サービス合戦が全国区では素で見せるだけで不条理ギャグになってしまうだとか。わかるのだが、総体としては気持ち良いぐらい意味不明。“不条理”と銘打たれる作品は、おおむね書き割り一枚めくった後ろに過剰な意味が渦巻いていて、『むしろボクが君たちを試してるんだよ、んん?』的な創作態度にこちらは鼻白むものだが、本作はそういった心配抜きに楽しめる。『トラウマ必至』との声もあるが、当方はむしろ、生まれて初めて違法な薬物でトリップしている人間に出くわしたときの、その言動の意味のわからなさ加減からくる、意味のわからない恐怖を思い出しました。今にして思えば、あれは恐怖ではなくトキメキだったんですね、アニキ?

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