A [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #12706 / DVD
- 発売日: 2003-07-25
- アスペクト比: 1.33:1
- ディスク枚数: 1
- 形式: Color, Dolby
- オリジナル言語: 日本語
- 字幕: 英語
- 実行時間: 135 分
エディターレビュー
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1994年の松本サリン事件や1995年の地下鉄サリン事件などで日本中を震撼させたオウム真理教(現・アーレフ)。本作は、あくまでも中立的立場を固持しつつ、教団の広報担当者・荒木浩に密着取材し、「なぜ事件が起きたのか?」ではなく「なぜ事件の後も信者で居続けるのか?」という点を追求していくドキュメンタリーであるが、その中からオウムのみならず、彼らを糾弾するマスコミや現代社会全般に対しても鋭いメスを入れていくという、まさに日本の闇を突いた衝撃的問題作でもある。
監督の森達也はTVディレクター時代に、オウムを絶対的悪として描くよう強要するプロデューサーと衝突して契約解除され、以後自主製作として本作を完成させた反骨の人物。観ているうちに、今自分が日本人として日本で生活していることまでも改めて考えさせられてしまう意味でも、必見作といえよう。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
TVディレクターの森達也が、オウム真理教(現アーレフ)の広報担当者・荒木浩を被写体とし、社会とオウムの双方を撮り続けたドキュメンタリー映画。公開後、賛否両論、さまざまな論議を呼び、大きな話題と反響を呼んだ森監督の自主制作映画をDVD化。
内容(「Oricon」データベースより)
オウム真理教を扱ったドキュメンタリー映画。テレビディレクターだった森達也監督が、オウムを絶対悪として描くことを強要するプロデューサーと衝突し、自主制作として本作品を完成させた。教団広報担当者荒木浩氏にスポットを当て、オウム内側と外側の現実を描く。
カスタマーレビュー
10年かけてわかったこと
前から気にはなっていたのだけれど、ごく最近になって、ようやく見れた作品。
先に見た人のいろんな意見も聞いた。様々なレビューも読んだ。監督自身の著作も読んだ。その他にも色々な情報を事前に仕入れていて、見る前からどんな内容なのかほとんど知っていた。
にもかかわらず、とんでもなく衝撃的だった。
やはり、映像の力は凄い。
監督とプロデューサーが撮影しているのだが、どちらもカメラマンとしては素人に毛が生えた程度。純粋な映像の「質」としては、決して高くない。
ところが結果的に、この不安定なカメラワークが、監督自身の立ち位置の「不安定さ」を見事に描き出すことに成功している。
オウムにも付けない、オウムを非難する世間にも付けない、そんな監督の葛藤がそのまま映像として伝わってくる。
あの事件から10年以上が経ち、この作品が撮影された時期からも随分時間が経つ。その間この国は考えること・葛藤することをやめてしまったのだろうか。
ぼくは、そうは思いたくない。
10年かけても「わからない」ことだらけだ。でも、その「わからない」ことに蓋をしたまま進んでいくことが怖い。
見ていない人には見てほしいと思う。そして葛藤してほしい。
荒木浩のビルドウングスロマンでした
監督は「オウムを通じて日本社会のメンタリティを描く」と仰っています。本のほうを先に読んだせいかYouTubeで「転び公妨」を見てしまったせいか、メディアや警察といったあたりの場面よりも、荒木青年のメンタリティのほうがずいぶん描かれていたんだなあと意外な感。
京大文学部卒の荒木は見るからに優等生。勉強はできるけど幼稚園のお遊戯以来女の子の手も握ったことがない青年です(当時28歳くらいか)。よく言われるほど「普通の」青年ではありません。
彼は現世に失望し、「より高い世界」へ進もうとオウム真理教に入信、出家しました。別の信者の言葉に、「大学へ入学して、こんな奴らが日本の社会を動かしていくんだと思うと絶望した」というようなことを言っていますが、荒木の考えも共通したところがあるのでしょう。(どんなことに絶望したのかもっと聞きたい気がします)
教団が殺人事件を起こしたことを荒木は徐々に認めながらも、尊師の教えは別問題と考えることで心の平衡を保っています。しかし現世を捨てたはずの彼は、久々に会った祖母との別れの場面で、現世との絆を強く意識してしまいます。
「より高い世界」というものがあるとして、そこに進む、悟りを開くには「どうしようもない現世」と断絶して修行によってしか達成できないのか、現世とまみれながら志を強くして生きていくことでは駄目なのだろうか…。
出家して真理に目覚めたとしても、それでは他者を幸福にすることはできまいに。
観ずに通過するのはあまりにも勿体ない…
各方面で話題になった作品なので、耳にしたことのある人は多いだろう。そして同時に“オウム”を扱った作品ということで、腰が引け、あるいは嫌悪感を抱き、観ないままでいる人も多いことと思う……しかし、それは“映画ファンとして”あまりに勿体ない。
何より「A」は、1本のエンターテインメント作品として、非常に優れている。公安の“倒れ公方”が実際に見られることに衝撃を受け、苦笑するのも、もちろんよいが、それより何より荒木広報副部長のあまりにも切ない青春物語として胸に染み入るのだ。僕が言ってることが嘘だと思うのなら、ぜひ映画を観て、自分の目で確かめてみて欲しい。人間関係に悩んだことのある人なら……つまり真摯に生きてる全ての人にとって、涙してしまう物語なのだ。
僕ら!と彼等の間には、あまりにも深い川がある。ただ、その事実をまず受け入れることからしかお互いを理解することはできないのではないだろうか? 必見の1本である。

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