生と死の幻想
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曲目リスト
- 生と死の幻想
- 祈り
- グレイト・バード
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #95657 / ミュージック
- 発売日: 2003-04-23
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 41 分
エディターレビュー
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同じアメリカンカルテットによる同じ年の録音でも、『宝島』と本作では雰囲気がまったく違う。当時のキースは生と死について深く考えていたようで、『宝島』は生の側面からのアプローチ、本作はその反対側、死からのアプローチととらえることができる。扱っているテーマは同じでも、生と死のどちらに比重をおくかによって印象が違ってくるわけだ。
もっとも、生とか死とか、そんな哲学的な問題につきあわされるのはごめんだという人もいるだろう。たとえそうでも、特に問題はない。というのも、幻想的かつミステリアスなサウンドの原点には、そうしたキースの死生観があるというだけの話だからだ。なんの先入観もなく白紙の状態で聴いても、サウンドの美しさに魅了されるアルバムなのだ。
パーカッションとフルートをフィーチャーした、フォルクローレ調の演奏から始まるタイトル曲に、キースの美学が結集している。ちなみにこれ、23分近い長い演奏である。<2>はキースとチャーリー・ヘイデンによる荘厳なデュオ。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
数多いジャレット作品の中でも人気盤が再発。淡々としたフォーク・タッチの叙情的ピアノ・サウンドが逆にスリリング。情感あふれるグループ・サウンドも味わい深い世界を演出している。
カスタマーレビュー
この作品をききつづけて23年
私がキースジャレットに熱中していたのが23年前、そしていまでも時折ひっぱりだして聞いているのが表題の「生と死の幻想」。こんなに長く聞いているのは、音楽的にどうかということより、この作品が表現している䊊世界が私にとって魅力的なせいだと思います。
厳粛な把の世界からしだいにエロスと祝祭的なイメージが加速していき最後にすべてが開放されるようにして迎えるエンディングは音楽で得られる最高のエクスタシーのひとつだと思います。
人生の節目にときおりひっぱりだして聞くに値する作品かなと思います。
楽想は従前の延長。しかし驚異の集中力が生んだ名盤
ここで聴かれる様々な楽想は、これまでのアルバムの延長線上にあるもので、取り分け斬新なわけではありませんが、ジャズという音楽は同じ素材を用いても演奏者の集中力の強さや、アレンジの巧妙さで名盤の仲間入りをすることが多いです。
この「生と死の幻想」も、驚異的な集中力が生み出した傑作と言うべきでしょう。表題曲でレッドマンのソロが終わったあとの、キースのソロの見事さや、テーマ演奏での各楽器の絡みなど、素晴らしいの一言に尽きます。
難点を言えば、「暗すぎる」ことでしょうか。「祈り」「グレイトバード」なども、どこか彼岸へ逝ってしまいそうな音楽で、従来のアメリカンカルテットに見られた明るさがほとんどないということですが、このアルバムの収録曲を中心に大傑作「残茫」が生まれます。
プロデューサーってホントに大切だ。
1974年10月9・10日、ニューヨーク、ジェネレーション・サウンド・スタジオで録音。
『フォート・ワウ』・『宝島』に続くインパルスでの第3作。キースはインパルスで計8枚のアルバムを残している。メンバーはキースのピアノにチャーリー・ヘイデンのベース、ポール・モチアンのドラム、デューイ・レッドマンのサックス、ギレルミ・フランコのパーカッション。71年に加入したレッドマンが光っている。いわゆる『アメリカン・カルテット』ではECMの『The Suvivor's Suite』が僕は最高傑作、次がこの『生と死の幻想』ではないかと僕は思う。
全3曲。特にタイトル曲『生と死の幻想』が素晴らしい。2曲目『プレイヤー』はヘイデンとのデュオ曲。3曲目『グレイト・バード』はラテンといった構成だ。プロデューサーはエド・ミッチェル。
でもやっぱりマイフレート・アイヒャーとの差はかなり大きい。プロデューサーってホントに大切だ。





