サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1
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おすすめ度:
曲目リスト
- バードランドの子守歌
- エイプリル・イン・パリ
- ヒーズ・マイ・ガイ
- ジム
- ユーアー・ノット・ザ・カインド
- エンブレイサブル・ユー
- アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー
- セプテンバー・ソング
- イッツ・クレイジー
- バードランドの子守歌(別テイク)
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #142925 / ミュージック
- 発売日: 2003-04-23
- ディスク枚数: 1
- 寸法: .22 ポンド
- 実行時間: 50 分
エディターレビュー
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1924年3月27日、ニュージャージー州ニューアークに生まれたサラは、18歳の時にアポロ劇場のアマチュア・コンテストに出場して優勝。それをきっかけにプロ歌手への道を歩みはじめた。名作は無数にあるが、本作はクリフォード・ブラウンとの顔合わせがなんといっても最大の焦点。ダイナ・ワシントンの『ダイナ・ワシントン・ウィズ・クリフォード・ブラウン』、ヘレン・メリルの『Helen Merrill & Clifford Brown』、そして本作とエマーシーにはクリフォードの参加したヴォーカル・アルバムが3枚あるが、どれも素晴らしい。
これは54年録音で、ほかにハービー・マン、ポール・クイニシェットも参加している。<1>はジョージ・シアリングの代表曲だが、ここではアーニー・ウィルキンスのアレンジがしゃれていて、サラのスキャットも絶好調。ホーン・セクションを外した編成で歌っている<6>の絶妙な歌声にも魅了される。<9>はナット・キング・コールが50年代はじめに歌ったノベェルティ調の曲で、こういう曲を歌ってもサラはやはりうまい。オープンでバリバリと吹きまくるクリフォード・ブラウンのエネルギッシュなソロもたっぷりと堪能できる。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ホリデイ、エラと並び人気の高いジャズ・ヴォーカル界の歌姫と、若き天才クリフォード・ブラウンの一期一会を収めた作品の再発盤。サラの貫禄たっぷりのヴォーカルも聴きごたえ満点。
カスタマーレビュー
暖かい歌声
バートランドの子守歌の中でもこのサラ・ヴォーンのものが暖かい歌声を聞かせてくれて、一番好きです。アルバムの中のどの曲もリラックスした中にもバンドとの掛け合いを楽しむかのようなスリリングな瞬間も聴け、すべてのジャズボーカルのCDの中でも、もっとも愛聴している1枚です。
クリフォード・ブラウンもいいけれど、フルートのハービー・マンが存在感のあるソロを聴かせてくれて、フルート・ファンの私としてはとても嬉しいです。
「バードランドの子守歌」だけではない。他のバラードもいい!
1954年12月18日録音。サラ・ヴォーン(ボーカル),クリフォード・ブラウン(トランペット),ハービー・マン(フルート),ポール・クイニシェット(テナーサックス),ジミー・ジョーンズ(ピアノ),ジョー・ベンジャミン(ベース),ロイ・ヘインズ(ドラムス)。
白人歌手ではほとんどの人が可愛すぎる(別にいいけど),エラでは明るすぎる(嫌いじゃないけど),ダイナでは濃すぎる(好きだけど),ビリーでは特別すぎる(大大大好きだけど),カーメンは声が好きになれない(ごめんなさい)。だからサラが好きだ。特にバラード。サラはやや低めの声で,しっかりと,じっくりと歌う込む。抜群に巧く,それが(ぎりぎり)嫌みにならない。1度聴いて思わず感動,2度聴いてその表現に納得なのだ。本作はそんな彼女の最高傑作の1つ。
本作での楽しみはサラの歌だけではない。バックがいいのだ。しかも歌もののアルバムにしてはソロがまずまず長めで,彼らのプレイを堪能できる。特にクリフォードは短くても長くても破綻のない抑制されたソロを聴かせる。歌への絡みだって巧い。やっぱり流石だね,というところ。でも本作のバックの中で私が一番好きなのはポール・クイニシェット。レスター・ヤング譲りの優しさ溢れる音,滑らかなノリ,フレージング。レスターに及ばないとはいえ,これだけ吹いてくれれば十分満足ではないですか!
ハイライトは①②④⑧。①「バードランドの子守歌」は,まず,印象的なイントロが曲のクールな雰囲気をセット。テーマのあと,ピアノ→ベース→ドラムスのソロという意表をつく展開から,サラのスキャットとホーン陣の掛け合いへ・・・。歌もアレンジも最高。②「パリの4月」は特にジミー・ジョーンズのソロが美しい。④「ジム」はしっとりしたバラードで,語りかけるようなサラの歌が素晴らしい。最初と最後のアレンジもこの上なく美しく(誰なんだろうアレンジャーは?),クリフォードのダブルテンポのソロもいい。⑧「セプテンバー・ソング」では,クリフォードのソロが終わった直後の入り方からラストまで,サラの感動的な歌唱に思わず溜息がでる。
10点中8.5点。
バードランドの子守唄の最高傑作のひとつ
歌うことにかけてサラ・ボーンほど才能に恵まれている歌手は少ないだろう。音域の広さ、豊かな声量、即興性などどれをとっても一流だし、何よりもオペラ歌手にもなれそうな綺麗な声は女性ジャズ・ボーカルの中でも群を抜いている。しかし、なぜかそんなサラを僕はあまり好きになれない。うますぎて逆に愛着がわかないからなのか、あるいは判官びいき的に欠点のあるアニタ・オデイや癖のあるカーメン・マクレーあたりに食指が動いてしまうからなのだろうか。いずれにしても、数枚持っている彼女のアルバムはなぜか聞き飽きてしまう。ところが1枚だけ別格なのが、このアルバム。なんといっても1曲目のバードランドの子守歌1発で参ってしまう。アニタ・オデイやクリス・コナーも名唱を残しているが、数ある「バードランド」の中でも最高傑作だと思う。そこにはいわずと知れたクリフォード・ブラウンのオブリガードやソロが絡んでくるからなのだが、両者の相性もぴったりである。エイプリル・イン・パリ、エンブレイサブル・ユー、セプテンバー・ソングといったバラードが実にしっとりと歌いこまれ50年代ジャズの最良の部分がドキュメントされている。この曲を文字通り子守唄として聴きながら過ごした日々が懐かしく甦ってくる。





