死刑台のエレベーター[完全版]
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おすすめ度:
曲目リスト
- テーマ
- カララの殺人
- ドライヴウェイのスリル
- エレベーターの中のジュリアン
- シャンゼリゼを歩むフロランス
- モーテルのディナー
- ジュリアンの脱出
- 夜警の見回り
- プティバックの酒場にて
- モーテルの写真展
- シャンゼリゼの夜(take1)
- シャンゼリゼの夜(take2)
- シャンゼリゼの夜(take3)(テーマ)
- シャンゼリゼの夜(take4)(シャンゼリゼを歩むフロランス)
- 暗殺(take1)(夜警の見回り)
- 暗殺(take2)(エレベーターの中のジュリアン)
- 暗殺(take3)(カララの殺人)
- モーテル(モーテルのディナー)
- ファイナル(take1)
- ファイナル(take2)
- ファイナル(take3)(モーテルの写真屋)
- エレベーター(ジュリアンの脱出)
- 居酒屋(take1)
- 居酒屋(take2)(プティバックの酒場にて)
- ドライヴウェイ(take1)
- ドライヴウェイ(take2)(ドライヴウェイのスリル)
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #19373 / ミュージック
- 発売日: 2003-04-23
- ディスク枚数: 1
- 形式: Soundtrack
- 寸法: .24 ポンド
- 実行時間: 74 分
エディターレビュー
Amazon.co.jp
『死刑台のエレベーター』は1957年制作のフランス映画。ルイ・マル監督の出世作であり、主人公のモーリス・ロネとジャンヌ・モローが不倫関係の末、殺人を犯すという、いわゆるサスペンス映画。その音楽を担当したのはオリジナル・クインテットを解散した直後のマイルス・デイヴィス。57年にマイルスは単身渡仏、現地のバルネ・ウィラン、ルネ・ユルトルジュ、ピエール・ミシュロ、ケニー・クラークを含むクインテットでツアーを行い、それが終了後、同じメンバーで映画音楽に取り組んだ。事前に映画に目を通していたマイルスはあらかじめいくつかのメロディの断片を用意、本番ではラッシュ・フィルムを観ながら即興で音楽を完成させていった。そのため映画のサウンドトラックとはいえ、演奏はジャズそのもの。サスペンス映画ということで、それにあわせた緊張感あふれる演奏が特徴。本作はオリジナルLPに未収録だった別テイクをすべて追加したコンプリート盤で、映画用に加工される前の生の演奏を聴けるのが魅力だ。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
映画とジャズといったら本作、というくらい有名な作品。帝王にとって初の映画音楽だった。欧州ツアー直後の録音で、その時の熱気をスタジオに持ち込んだかのようなスリリングな演奏がたまらない。
カスタマーレビュー
夜のサンジェルマン・デ・プレを徘徊する
マイルスの音楽を一言で表すと、「絵に描いたようなハードボイルド」ってところでしょうか。暗黒街を徘徊するやけにキレの良いチンピラのバックミュージック。ヤバイことも眉ひとつ動かさずやってのけるクールガイ。そんな気分が横溢している彼のアルバムの中で、もっともその気で制作されたのがこの「死刑台のエレベーター」。とにかく1曲目がはじまった瞬間、普通の男ならトレンチコート(ちょっと古いかも)の襟を立て、ジタンに火をつけて遠い目で街の向こうに目をやりたくなる。映画もかなり手に汗にぎる上出来の作品でしたが、全体をしめる緊迫感を盛り上げてくれたのは、われらがマイルスのペットでした。僕はいつかそんな感じのクールな男になりたいと願いながら、もう50を過ぎてしまったのですが、まったく逆のタイプの円満男になってしまいました。ならばバックミュージックだけでもクールに決めたいというのは、僕だけの感情でしょうか。
マイルスの即興演奏と完成に至る過程が素晴らしい
名作「死刑台のエレベーター」のサウンドトラックであり、マイルスがフィルムのラッシュを見ながら即興で演奏した録音という、驚異的な音源です。有名な「テーマ」を中心に、ハードバップ演奏が堪能できます。モノラル録音ですが、聴けば、その内容に圧倒され、気にならなくなります。また、即興演奏で完成版に至る過程が聴ける事は、マイルスファンには嬉しい限りです。必携!
マイルス・ダンディズムの極致
ジャズのカッコよさは、夜、大人、退廃、クール、ハードボイルドといったキー・ワードに象徴されるが、マイルス・デイビスこそ、その要素を全て併せ持ったミュージシャンだといえよう。その中でも、このアルバムはマイルス・ダンディズムの極致を地でいったきわめてクールでカッコイイ演奏である。オリジナル・クインテットを解散したのは、コルトレーンとフィリー・ジョーの麻薬が激しくなり、グループの統制やモラルに問題が出てきたからだという。そんなマイルスが心機一転ヨーロッパに渡って、現地のミュージシャンと録音した映画音楽である。当時話題になっていたヌーベル・バーグ映画で、サスペンスの中にもハードで粋な大人の雰囲気が伝わってくる。ヌーベル・バーグとジャズの相性はすこぶるよく、「危険な関係」や「大運河」などでもブレイキーやMJQといった一流ミュージシャンが起用されヨーロッパにおけるモダン・ジャズの隆盛に一役買った。今回のアルバムはオリジナルLPに収録されていなかった別テイクをすべて追加した完全盤で、映画用に加工される以前の生の演奏を聴けるのが魅力だといえる。当時のマイルスはすでにモダン・ジャズの貴公子で、同映画の主演女優のジャンヌ・モローに自らの愛器で迫り、口説いたらしいが、ジャズに興味のなかったモローに袖にされたというエピソードを聞いたことがある。それでも、パリが似合うマイルスは、やはりダンディでカッコイイミュージシャンだ。

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