めぐりあう時間たち DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組) [DVD]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #7710 / DVD
- 発売日: 2003-11-28
- アスペクト比: 1.78:1
- ディスク枚数: 2
- 形式: Color, Dolby, DTS Stereo, Limited Edition, Widescreen
- オリジナル言語: 英語, 日本語
- 字幕: 日本語, 英語
- 実行時間: 115 分
エディターレビュー
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1923年のロンドン郊外、『ダロウェイ夫人』をしたためる作家ヴァージニア・ウルフ。1951年のロサンゼルス、『ダロウェイ夫人』を愛読する主婦ローラ。そして、現在のニューヨーク、ダロウェイ夫人のような生き方をしているクラリッサ。別々の時代、別々の場所に生きる3人の女性の一日が交錯する、珠玉のドラマ。
特殊メイクで鼻の形を変え、本作で第75回アカデミー主演女優賞を受賞したニコール・キッドマンの名演は文句ないが、むしろ難しい役どころをこなしているのがジュリアン・ムーアとメリル・ストリープ。表には直接出てこないふたりの苦悩が、繊細な演技によって浮かび上がってくる。出会うことのない3人の女性のドラマは、詩のように美しい言葉が触媒となり、時代を自在にスライド。『ダロウェイ夫人』の物語はもちろん、口づけ、花などが三者三様に意味づけられて登場し、後半には、生と死というテーマがドラマチックに立ち現れてくる。すんなりと物語に感動できる作品と言うよりは、巧みな脚本と演出、上質な演技、衣装や美術を含めた映像の総合点でうならせる秀作だ。(斉藤博昭)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
M・カニンガムのベストセラー小説を、S・ダルドリーが、N・キッドマン、J・ムーア他、豪快女優陣を配して映画化、多数の映画賞を受賞した文芸ドラマ。時を越えて企画される3つのパーティーを通し、それぞれの時間に生きる3人の女性たちの人生を綴る。
内容(「Oricon」データベースより)
違う時代を生きる3人の女性達の人生をニコール・キッドマン演じる作家ヴァージニア・ウルフの著書「ダロウェイ夫人」を通じて描いた感動作。
カスタマーレビュー
転職、離婚を考えている人にお勧めの映画
まず、高尚な文学っぽいのを恐れてまだ見ていない方へ。大丈夫です。この映画は、30代以降の人なら非常にわかりやすいです。私はイングリッシュペイシャントは眠りましたが、この映画には退屈しませんでした。
私の友人は、子を捨てたローラを見て、「大人がみなあんな無責任なことをすると、社会がめちゃくちゃになる。そもそも、あの亭主を選んだのは彼女じゃないか」と大激怒でしたが、小説での説明では、彼女は鬱病でありながらも、社会奉仕の精神がとても強いために、地元の戦争英雄である彼のプロポーズを、ほとんど利他心のみで受けてしまい、あの時点では、ほとんど自我崩壊まで追い詰められているです。当時は、鬱病は単なる「心の弱さ」であり、隠すものであったという時代背景もあります。
この映画のテーマは「肉体的に生きる」のと「精神的に生きる」のとは別物であり、肉体的に生きても精神的に死んだ状態もあれば、その逆もありうるということ。また、人間同士の親密な関係において、どこまでお互い犠牲にするべきなのか、さらに、時代が変わり女性の権利が向上した現代でも、人はこの宿業から逃れられないという悲劇もテーマで、そういう多層構造のために見た後も考えさせられます。みな一度だけの人生ですから、見て損はありません。
後悔しているといえたらいいのに・・・
V・ウルフの「ダロウェイ夫人」をモチーフに、過去と現在が交錯する。自分らしく生きようと、生と死のはざまで、もがき苦しんだ3人の女性たち。しかし「自分らしく」と「自分勝手」は紙一重でもある。まわりを傷つけずに生きていくことは難しい。せつなく美しいピアノ曲、見事な映像、詩のような台詞の数々、そして一流の俳優たちの入魂の演技。初めて見るひとにはやや難解かもしれないが、ぜひ一人でも多くのひとに見て欲しい。「後悔している、といえたらいいのに。でもそれはできないの」とつぶやいたジュリアン・ムーアの台詞に私は号泣した。
あなたは器用に生きるひとですか?
好き嫌いの分かれる映画だと思う。決して愉快なテーマではないが、見応えのあるリアルな作品だと思った。つきあい始めて間もないカップルが、二人でこの映画を観るのは多分に危険かもしれない。鑑賞後にお互いの理解を深める対話に発展する可能性もあるが、ただバツの悪さを引きずるだけになる可能性もある。ある種の覚悟が必要である。
生きている実感の持てないまま生を演じることはつらい。現実を受け入れて上手に人生を演じる器用な人もいるが、演じることの意味を考え続けてしまう不器用な人もいる。器用に生きる者と不器用なほどに人生の意味にこだわる者が人生を共にする悲哀が見事に描かれている点がこの映画の見どころの一つだ。
現代社会は、豊富な選択肢の存在を示すと同時に、様々な形で現実に折り合いをつけることを強いる過酷な一面を持っている。「人生とは何か?」「それが本当にあなた自身の人生か?」「後悔はないか?」こうした問いに直視する機会をこの映画は与えてくれる。ただ、こうした問いに対する答えを期待してしまう人は後味の悪さを感じるかもしれない。この映画が答えを用意してくれているわけではないからだ。
しかし、現代社会がもたらす孤独感や無力感の中で、自らと対話を重ね人生の意味を模索し続けている人にとって希望や励ましを感じる映画なのではないだろうか。

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