哀愁のトリステ
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曲目リスト
- 哀愁のトリステ(ヴェクシー)
- コンソレーション(リスト/ミルシュタイン編)
- 歌劇「3つのオレンジへの恋」~マーチ(プロコフィエフ/ハイフェッツ編)
- 失望op.7-2(ヴュータン)
- ウィーン風小行進曲(クライスラー)
- アメリカの思い出(ヤンキー・ドゥードルによるブレスク風変奏曲)(ヴュータン)
- カヴァティーナ(ラフ)
- ハンガリー舞曲~第2番/第4番(ブラームス/ヨアヒム編)
- アヴェ・マリア(シューベルト)
- ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調op.45(グリーグ)
- ロンドンデリー(アイルランド民謡)
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #39350 / ミュージック
- 発売日: 2003-03-21
- ディスク枚数: 1
- 寸法: .21 ポンド
- 実行時間: 57 分
エディターレビュー
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もとよりタイトル曲はそれほど広く知られていないし、クライスラーの小曲集から選んだ「ウィーン小行進曲」も、「愛の喜び」や「美しきロスマリン」のような抜群のポピュラリティーは持っていない。ブラームスの「ハンガリー舞曲」にしても、だれもが知っている第1番や第5番ではなく、第2番と第4番が演奏されている。ひとことでいえば、渋い選曲のアルバムである。もちろん、それだからといって親しみにくい曲が並んでいるわけではない。耳にする回数こそ通俗的名曲に譲るものの、どれもヴァイオリンの魅力をよく伝えるものばかりだ。そして、華やかではないがどこかセンチメンタルな響きのする曲が多く選ばれており、飾り気のない川畠成道の音楽性によくマッチしている。
川畠のヴァイオリンは、中音域から低音域にかけての少し鼻にかかったような音色、高音域の引き締まった音色が特徴だ。美音で心ゆくまで歌い上げたり超絶技巧をこれでもかと見せつけるタイプではなく、どちらかといえば素朴で実直な表現が基本にある演奏家のように思われる。小細工をせず、素直に弾いた「ロンドンデリー」などにはすがすがしい魅力が感じられた。ただし、一面ではどんどん感情を表に出した表現をしていこうという方向性もあるようだ。「3つのオレンジへの恋」のマーチや「ウィーン小行進曲」などでの、気迫を前面に出した演奏はその一例。まだあら削りな面がなきにしもあらずだが、こうしたホットな演奏に自分の行くべき道を求めているのかもしれない。(松本泰樹)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
カーネギーホールへのデビューを飾るなど、ますます芸術家としてのスケールを増している川畠成道の4枚目のアルバム。グリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番のほか、技巧的な小品など盛り沢山の内容だ。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
本当の“癒しの音楽”とはこういうものだろう。このアルバムを聴いていると、音楽が本来持つ力を切実に感ずる。目を閉じれば一曲一曲が持っている“音楽的な情景”のようなものが、鮮やかに広がってくるのである。技術的な巧さ云々ではなく、これはプレイヤー自身のイマジネーションの豊かさと強烈な表現欲にほかならない。
切々と胸に染みわたるようなヴェクシーの「ワルツ・トリステ」、豊潤なラフの「カヴァティーナ」、情熱の迸るブラームスの「ハンガリー舞曲」、そしてメインのグリーグの「ソナタ」ではがっしりとした造形力と自在かつ細密な表現力で魅了する。川畠成道は視力障害のヴァイオリニスト。国際的にも評価が高く、4枚目となる本盤では、昨年9月にカーネギーホールにデビューした際のプログラムを中心に組んでいる。ますますヴァイオリニストとして磨きがかかってきた川畠を知るうえでも必聴の一枚といえる。 (斎藤弘美) --- 2003年04月号
カスタマーレビュー
今、川畠氏の心を突き動かすもの。
ジャケットからも解るように、このCDの写真は凝っている。ロンドンで撮影されたらしい。シャイな川畠氏にしては珍しくジャケットの内部も写真集のように色々なカットが載っている。これだけでも川畠ファンは嬉しいのではないだろうか?(笑)さて、肝心の曲の方だが、まずタイトルにもなっている哀愁のトリステ。このCDで初めて聴いたが、綺麗な曲だ。たぶんこのCDでしか聴けないのではないのだろうか?そのぐらい珍しい曲なのだ。ハンガリー舞曲2番・4番も聴く者の情熱をゆさぶる演奏で「何故か解らないが燃えるような恋がしたい!」という気持ちになる。「3つのオレンジへの恋」「ウィーン風小行進曲」「アメリカの思い出」もピアニスト・ダニエルとの息も合って抜群の出来だ。このCD全体を通しての印象なのだが「綺麗に演奏する。録音する」という域をぽーんと越えている。今、彼の出したい音色を心突き動かされるままに収録した。そういった勢いを感じる。
哀愁のトリステ
ますます、円熟していく様子が感じられた。





