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アイズ・ワイド・シャット [DVD]

アイズ・ワイド・シャット [DVD]
監督: スタンリー・キューブリック

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  • Amazon.co.jp ランキング: #69965 / DVD
  • 発売日: 2003-12-06
  • アスペクト比: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Limited Edition
  • オリジナル言語: 英語, 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 159 分

エディターレビュー

内容紹介
私達の心に永遠に残るキューブリックの最後の傑作。鮮烈で、華麗で、忘れがたい。(リチャード・シッケル/タイム)

スタンリー・キューブリック監督が最後の作品で挑んだ多くの事柄。それは性的な精神世界への旅立ちである。心に浮かぶ妄想、決して目が離せないサスペンス。トム・クルーズとニコール・キッドマンのキャリアにおける画期的な事件、そして"偉大な監督にふさわしい最終章"(ロジャー・エバート「シカゴ・サンタイムズ) クルーズ扮するウィリアム・ハーフォード医師は妻より性の欲望を告白され、彼の結婚生活をおびやかすほどのエロティックな衝撃に埋没していく。-そして彼を恐ろしい殺人事件の罠にまで巻き込んでいく-全編を通じキューブリックが奏でる、疑惑と恐怖からの自己の発見と調和。優雅な撮影、計算し尽くされたテンポ、優美な色彩、そして驚くべき映像。キューブリックを長年の間フィルム・メーカーとせしめたその大胆で華麗な演出は、全ての人の目を見開かせることであろう。

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   巨匠スタンリー・キューブリック監督の遺作である。彼が最後に選んだテーマは、ごく普通の夫婦の性の問題だった。
   ニューヨークに暮らす開業医のビルは、美しい妻アリスとなに不自由なく幸せな生活を送っていた。ある夜、知人のパーティから帰宅した彼は、妻からセックスにまつわる衝撃の告白を受け、ショックのあまり家を飛び出す。妻への嫉妬と自らの性衝動の狭間で苦悩する彼は、やがて禁断の倒錯した愛の世界へと足を踏み入れていく。
   トム・クルーズ、ニコール・キッドマンというスター夫妻を主役に迎え、撮影に18か月、編集に約1年を費やし、完全秘密主義のうちに完成された異色の愛のドラマ。主演2人の濃厚なセックスシーンも大きな話題を集めた。(山内拓哉)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
トム・クルーズとニコール・キッドマンが共演し、過激なSEXシーンが見所のキューブリック遺作の官能ドラマ。“年末年始キャンペーン”、2004年1月23日までの期間限定出荷。


カスタマーレビュー

This film deserves more.5
キューブリックの映画を表面に見えるものだけで安易に批評しているのを見るにつけ、それがプロによるものであれアマチュア評論家によるものであれ、うんざりさせられます。

慣れないものを見て、それのみに惑わされる気持ちはわかりますが、この映画はセックス・シーンのみであるわけではないし(実際は全体のほんの数パーセント。客観的に見ましょう)、また夫婦間の性がテーマというわけでもないと思います。どちらかというとテーマは「タブー」と「それを犯してしまう人間」であって、現代社会では性がその最たるものとされているから、勢い映画の中の大きな要素になっちゃうわけだと思います。

他にも、性行為直前に男が口を滑らせるジェンダーに関する禁句、他人の秘密を漏らす、または聞きたがるというタブー、一介の医者には及びもつかない超大金持ち・上流階級への越権行為というタブー、金のために自分や娘を売るというタブーとそれを買うタブー、そして殺人というタブー・・・あなたは映画の中にいくつの「タブー」を見つけられますか?

原作はSchnitzlerの"Dream Story"、「目を大きく閉じて」みる夢、つまりフロイト的には「抑えられた欲望=タブー」なのです。

蛇足ですが、DVDのオマケである「キッドマン(父親がやはり心理学者です)、キューブリックについて語る」を見ましょう。キューブリックがいかに芸術性の高い映画を作り、後世に影響を与えるような良質な物語を作ることに人生をかけていたかを語っており、本当に感動的です。

ただならぬ緊張感5
不協和音のような響きのピアノの音の恐ろしさ。
異常な場面場面がすっと重なっていているのに、家に帰れば愛妻は無邪気に子供の相手をしながら一見平凡なリッチな生活。
女優さんにも色々種類があるがメガネ越しの表情が美しくて怖いなんてニコール・キッドマン以外表現してくれそうにない。

トム・クルーズもなかなかやるじゃないか? この作品で彼の役者としての格を上げたと思う。単なるハンサム人気俳優ではない部分を。

この作品のせい?ではないと思うがこの二人は夫婦という仲を解消して、子供に会うという機会には顔を合わせているそうだ。ニコールとトム、一見理想的なカップルに見えたのだけれど今の距離がいいのだろう。この作品を観る度にぞっとするものがあり凄い。 

皮肉屋のロマンティスト。その遺言。5
赤の他人同士が、人生を共にしながら生きてゆく「結婚」
その極めて日常的である関係の中のさまざまな矛盾。 
愛、信頼、親密、倦怠、疑惑、欲望、嫉妬....

「2001年宇宙の旅」で
宇宙における人間の存在意義、というどデカい問いかけをした巨匠が、この遺作では「夫婦関係」という極小宇宙に潜む「謎」に目を向けています。

しかも「夢」という、夫婦といえども相手が決してのぞき見る事の出来ない秘密の鏡をつかって。

キューブリック作品はよく、そのシニカルさが取り沙汰されますが、
この作品での彼の初々しく無邪気ともいえるロマンティストぶりに
驚かされ、嬉しくもなりました。
「人間のどんな小さな営みの中にも尽きせぬ謎があり、それは本当に素晴らしく、そして常に興味深い。」
私には、彼の全キャリアがそういいつづけているように感じられます。その意味でもこの極私的な作品は(本人は死ぬとは思っていなかったでしょうが)極めて魅力的で美しい遺言だと思います。