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至上の愛(デラックス・エディション)

至上の愛(デラックス・エディション)
ジョン・コルトレーン

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おすすめ度:

曲目リスト

ディスク 1:

  1. パート1:承認
  2. パート2:決意
  3. パート3:追求
  4. パート4:賛美

ディスク 2:

  1. イントロダクション:アンドレ・フランシス
  2. パート1:承認
  3. パート2:決意
  4. パート3:追求
  5. パート4:賛美
  6. パート2:決意(別テイク)
  7. パート2:決意(ブレイクダウン)
  8. パート1:承認(別テイク)
  9. パート1:承認(別テイク)

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  • Amazon.co.jp ランキング: #104360 / ミュージック
  • 発売日: 2002-10-23
  • ディスク枚数: 2
  • 寸法: .42 ポンド
  • 実行時間: 110 分

エディターレビュー

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   マイルス・デイヴィスと並ぶモダン・ジャズ2大巨人。ジャズ史の方が彼の足跡を追ってくるという開拓者マイルスに対し、自分と戦い、自己探求に命を懸ける生きざま自体がジャズというジョン・コルトレーン。一番の人気盤は美しいスタンダードが老若男女の心をつかむ『バラード』だが、コルトレーン・ミュージックの神髄といえば本盤『至上の愛』にとどめを刺す。さまざまなジャズを演奏してきたコルトレーン芸術の集大成だ。
   神に対する愛を書き下ろした表題作が、30分以上にわたって、荘厳に、そして熱く演奏される。全4楽章からなる壮大な組曲。厳選に厳選を重ねた、100パーセント信頼できるこのメンバーは「至高のカルテット」などと呼ばれた。さらに本盤には、同組曲の、フランスはアンチーブ・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ演奏、アーチー・シェップを加えたクインテットでの演奏、別テイクなど貴重テイクが、CD1枚分(77分!)付いた2枚組というデラックス盤。本編の倍以上の特大オマケだが、名盤は名盤で1枚に完結しているのがうれしい。(高木宏真)

内容(「CDジャーナル」データベースより)
『バラード』『コルトレーン』の豪華エディションを上回る真打ちの登場。なんとアーチー・シェップ参加の幻の音源をはじめ、未発表音源がてんこ盛り。リマスタリングはルディ・ヴァン・ゲルダー。

Album Details
Japanese only SHM-CD (Super High Material CD - playable on all CD players) pressing. Universal. 2008.


カスタマーレビュー

神への小さな捧げもの5
1964年12月9日録音。1967年7月17日、この2年半後にジョン・コルトレーンが死ぬなどと誰が予想できただろう。人の一生は分からないものだ。ただ不滅と言われた彼のカルテットもこのアルバムを最後に崩壊が始まる。1965年にはマッコイ・タイナーが退団、1966年にはエルビン・ジョーンズが退団する。そしてコルトレーンは死の最後の日まで変容を続けていく。そういう意味で本作は不滅の(とは言ってもわずか3年間の)コルトレーン・カルテットの最後のアルバムである。

コルトレーンはこのアルバムを『神への小さな捧げもの』と呼んだ。インド哲学に傾倒し、世界のあらゆる宗教に入り込んでいくコルトレーンは、自らの音楽追及と分かちがたくなる。そしてある時、突然身体の内部に音楽が充満するという不思議な体験をする。これが至上の存在への献曲への制作につながったのだ。制作にあたってはカバラの本の知識が使われたと言われている。

『ア・ラブ・シュプリーム』というフレーズは19回繰り返される。1は孤独であり、9は宇宙である。すなわち19は宇宙を前にした一人の創造的な人間を意味する。さらには、1と9を足した10は神の顕現を示していると言われている。

この宗教と一体化したコルトレーンにマッコイ・タイナーとエルヴィン・ジョーンズは離れ、ファラオ・サンダースは引き寄せられる。その世界観を『不滅』のカルテットで表現しえた最後のアルバムである。

歴史的名演、発掘される!持っておくなら、絶対これ!5
僕もアナログからはじまって、リマスターだの紙ジャケだのとあの手この手で何度このレコーディングを買わされてきたことか。しかし今回のコレは、音質に関しては最上のものではないだろうか。コレを聴いたらいままで聴いてきたのは、正規の海賊盤か何かだったのだろうかと思うくらいの雲泥の差、そんな音の向上ブリです。何たってマスターテープが違うんだから。リマスタリングがどうの、24bitがどうのといったセコい領域の違いではないのだ。そもそもこの「至上の愛」のオリジナルマスターテープは、インパルスの倉庫から77年頃には失われてしまっていたらしい(お粗末!)。ところが近年ジャズの考古学者マイケル・カスクーナ氏がEMIのアビーロードスタジオに初版の製作用マスターが眠っているのを発掘したそうな。もうこの音を聴かずして、「至上の愛」は語れない。

これを以って決定盤としたい。5
何度も再発されているColtraneの名盤である。オリジナル・フォーマットだけでなく,クァルテットのコンプリート・スタジオ・レコーディングスも購入している購買者の立場としては,また新フォーマットで発売かと文句も言いたくなるところである。Disc2のアンティーブのライブも決して初出ではないし,演奏の希少性を求めるとしても,Archie Shepp等を加えた世界初登場テイクが貴重な程度である。しかし,オリジナルのスタジオ録音と随分と音の改善したライブ音源を比較できるのはありがたいし,60年代ジャズをある意味で代表する「至上の愛」そのものの演奏の素晴らしさはやはり否定できない。フォーマットとしては今のところはこれが決定盤ということであろう。尚,この音楽には常に賛否両論つきまとうが,この音楽はあくまでもColtrane個人にとってのゴスペル(スタイルとしてではなく,精神性としてのゴスペル)であって,それをどう捉えるかによって,好き嫌いが分かれるのは当然のことである。ジャズにおしゃれさを求めるリスナーには決して向かない類の音楽である。