gobbledygook
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曲目リスト
- Hello
- ギミーシェルター(original edit)
- キャラメル
- OCTOPUS THEATER
- ハーツソーパ
- ピカピカ
- ブレインシュガー
- 月の缶(sweet edit)
- FRAGILE
- ドライブしようよ
- 微熱
- 桜(album mix)
- TOKYO EXPLOSION JP
- Hello★
- 雨に唄えば
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #7261 / ミュージック
- 発売日: 2002-07-01
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 59 分
カスタマーレビュー
「川本真琴」から「gobbledygook」へ
川本真琴さんの2ndアルバム。タイトルの「gobbledygook」は、「全く意味の分からないもの」という意味で、非常に本作をうまく表現している言葉だと思います。1stアルバム「川本真琴」の内容がそれこそ川本さん自身を表現していた作品だったように、本作でもずばり「gobbledygook」、「全く意味の分からないもの」としか表現のしようのないものに仕上がっています。
約4年ぶりのアルバム、ということでその間のシングル(「桜」「ピカピカ」「微熱」「ギミーシェルター」)を網羅していることもあり、一聴、アルバム全体の統一感がないようにも感じますが、繰り返し聴いていくうちに、いつの間にか統一感を感じるようになります。その辺は本当に不思議。1stアルバムのあの「濃密さ」や「勢い」はないので、1stアルバム頃の川本さんしかご存じない人には、ちょっと違和感があるかもしれませんが、逆にその頃の川本さんの曲に馴染めなかった人にこそお薦めかも。
1stアルバムは良くも悪くも「J-POP」ですが、この「gobbledygook」は「邦楽」とも「洋楽」とも違う、ちょっと表現のしようがないような不思議な作品です。これを受け入れるか、拒絶するかは聴いた人それぞれの判断ですが、本作を受け入れた人にとっては「これに類する作品」が現時点での邦楽では存在しないので(洋楽に関しては知りません)、中毒症状が出るかもしれませんよ。
個人的な印象ですが、本作では川本さんがやりたいこと、作りたい曲をあるがままにやった、作ったそういう楽曲が目立ちます(「ギミーシェルター」「キャラメル」「ドライブしようよ」「TOKYO EXPLOSION JP」「雨に唄えば」など)。先にシングル曲として発表された「FRAGILE」で川本さんは、
「fragile 今この場所から
真っ直ぐ歩くことにぼくは とまどっている
fragile 今風に吹かれ
広いトラックでぼくは よろめいている」
と歌っていますが、ひょっとすると川本さんは、どの道を歩むのかをある程度決めたのかもしれませんね。そういう印象を僕は本作から感じます。
川本真琴の2枚目
独特のスタンスで活動を続ける音楽家、川本真琴の2枚目。
1stよりも格段に自由度を増した曲の数々は、彼女しか表わせない具ルーヴを発している。
この人の活動を見て思うのは、他の日本人ミュージシャンとは基本的に見ているところが違うのではないかということだ。文芸時評的な文脈で語り尽くされるあまたの人々とは明らかに違和感がある。某誌で強烈にバッシングされていたのも、既存の批評では捉えられない異端の個性があったからだと思う。
彼女の「自由」を音化したような音楽性は、音楽が好きな人には強烈に主張するだろう。是非、ジャズやクラシックを聞くように、音楽的に聞いてみてください。とてもいいと思います。
異端的大傑作
埋もれてしまうのは惜しい隠れた名盤。
マーケットを意識したファーストアルバムと比較すると、シュールでスキゾフレニックな本来の資質がかなり表現された作品となっている。それぞれの楽曲の発表時期の違いによる全体の不統一さも、彼女のスタイルの変遷を感じさせて興味深い(そもそも、川本真琴に「統一感」などというものは似つかわしくない)。
一見他愛ないようで危うさと脆さを秘めた歌詞、J-POPの定石を無視した曲の構成と展開、それでいて音楽として心底楽しめるのは不思議にも思える。異端的なスタイルの背後に確かな音楽性が窺われる。
エッジの効いたフレーズは、大多数のJ-POPリスナーとは異なる層にこそ届くのかもしれない。





