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デッドマン・ウォーキング [DVD]

デッドマン・ウォーキング [DVD]
監督: ティム・ロビンス

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  • Amazon.co.jp ランキング: #49766 / DVD
  • 発売日: 2002-02-22
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Widescreen
  • 実行時間: 123 分

エディターレビュー

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   仲間や若いカップルを惨殺した罪で死刑を宣告されている囚人マシュー(ショーン・ペン)と、彼を救うべく特赦査問会を要請する尼僧ヘレン(スーザン・サランドン)。やがて嘆願が却下され、死刑執行の日が迫るなか、マシューの頑なな心は開かれていく…。
   死刑という社会的テーマに真正面から挑んだ、ティム・ロビンス監督の意欲的傑作。加害者の人権だけではなく、被害者の哀しみまでをも見過ごすことのない慎重な構成が、永遠に解決されることはないであろう問題を、さらに複雑なものとして観る者に露呈させてくれている。キャストの名演も特筆もので、S・サランドンはアカデミー賞主演女優賞を、S・ペンはベルリン映画祭男優賞を受賞している。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
実際に死刑囚の精神アドバイザーを務めた修道女ヘレン・プレジャンの本に感銘を受け映画化を熱望したサランドンがヘレン本人に扮し、夫のティム・ロビンスが監督した人間ドラマ。死刑制度の是非を辛辣に問いかける力作。ベスト・プライス。

内容(「Oricon」データベースより)
スーザン・サランドン、ショーン・ペンの共演による、死刑囚と修道女との心の交流を軸に、命の尊厳を描いた感動作。


カスタマーレビュー

死刑制度について深く考えさせられる映画5
エンディング近くの死刑囚が遺族に語りかけるシーンが全てだと思う。

遺族として肉親を奪われた怒りや悲しみはどうやっても消せないし、犯人を厳罰に処して欲しいという感情も決して消えることはないだろう。でも、死刑囚の許しを請う真摯な語りかけを聞いても、なおも死刑を望むのか。犯行を許すことは決してできないだろうが、自らの罪と真摯に対峙して罪を認めた人を前にしても、なおも死刑を執行するべきなのか。自分の身に置き換えても結論が出ないほど、深く考えさせられた。

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるが、その意味するところは非常に深い。自らの罪を本心から認めたとき、罪と人は別の存在となり、この言葉が妥当するのだろう。しかし、人が人を裁く限界として、そのことを常に確実に判定することはできず、そのような中で、死刑制度は本当に機能しうるのか。死刑制度の是非・あり方についても、重い疑問を提起している。
淡々とストーリーは進行していき、派手な演出も何もない映画であるが、2時間弱があっという間に過ぎていく見ごたえのある映画だと思う。

感動の質が違う5
他の多くの作品とは「感動」の質が全く違う事を先ずはお断りしておく。
観終わった後、戦慄の余り暫く席を立てなかったが、これを「感動」と呼ばずして何と云えば良いのだろうか?
「死刑」と云うテーマについてこれ程冷静に直視した作品は未だかつてなかった。
ティム・ロビンスの監督・脚本家としての手腕は間違いなく本物であると高く評価したい。同時に主演の二人、スーザン・サランドンとショーン・ペンの演技の素晴らしさに思わず溜め息。この役でやっと念願のオスカーを手にしたスーザン・サランドン。死刑囚の精神アドバイザーを引き受けた事で直面する多くの葛藤や悲しみ。夫ティム・ロビンスの書いた脚本を鬼気迫る演技で完全に具現化している。また何かと話題が先行してしまっていたショーン・ペンも演技者としての新境地を確実にモノにしている。
無表情を装っていた死刑囚がシスターの献身的な努力により死に至ったとき人間本来の魂を取り戻す。その過程の心理描写が実に見事だ。
強姦殺人にせよ死刑にせよとにかく人を殺す事は非常に良くないと云う原作者でもあるシスターの心の叫びが見事に結晶化された傑作である。

命が負うもの5
前途ある若いカップルをレイプの末に殺害し、死刑を宣告された囚人・マシュー。修道女のヘレンは彼に救いを求められ彼と交わる様になる。彼との交流を通じ「死」というものに直面した彼女は、それを正面から受け止めるようになる。

本作は御存知『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスの作品である。前半はややテンポが速い様な気もするが、全編を通じて重層的に描かれた「死」や「死刑」が訴えかけるものは計り知れないほど深い。

本作には何度か子供の写真が登場する。それは、被害者の二人やマシューの子供、またマシュー自身であったりするのだが、それらの写真一枚一枚には各々の人生が交錯している。「命」が負うもの、言い換えれば「生」と「死」を隔てるもの。漠とした概念が本作に引き込まれていく過程でリアルになっていく。

終盤で、息子を失った父親が怒りに満ちながらも犯人の心に歩み寄りかける。「だが、やはり許すことはできない。」という彼にヘレンは言う。「It's work.(努力するのよ。)」日本語にすれば陳腐な言葉ではあるが、その響きは重い。

一見の価値が十分にある作品である。