ショパン:ピアノ協奏曲第1番
|
| 価格: |
おすすめ度:
曲目リスト
- ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11●リスト:
- ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #133904 / ミュージック
- 発売日: 2001-10-24
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 55 分
エディターレビュー
内容(「CDジャーナル」データベースより)
アルゲリッチ27歳頃の録音。ショパン、リストともに抜群のテクニックと粒よりの美しい高音で、ロマンの香気たっぷりの名演。すでに大家の風格さえうかがえるが、それにはアバドの好サポートに負うところ少なくない。伸びやかな合奏も印象に残る。
カスタマーレビュー
永遠の青春の煌めき
アルゲリッチが,ショパンコンクールの優勝の3年後に行ったスタジオ録音であり,26歳のアルゲリッチの天才と青春の残り火の煌めきを感じさせる名盤である。
オケは,録音の古さとロンドン交響楽団ということもあって,(リマスタリングで相当改善されたが)くすんだ印象を与える。
しかし,ショパンのあのやや退屈な冒頭部分を抜け,アルゲリッチの粒立ちの良いピアノが響き始めると,彼女の演奏の虜になる。
アルゲリッチの演奏の特徴は,独特の「揺らぎ」(フレーズごとにテンポ,ニュアンスが,ガラッと切り替わる)と「閃き」(時として,一気呵成に弾きすぎて気持ちがついていけないときもある)と思う。
このディスク,特に,ショパンは,これらの特徴が,一番良い形で現われた,素晴らしいものである。
不安げで,胸を抉るような息苦しさを感じさせる第1楽章,夢見るような青春の憧れを表す第2楽章(このラルゲットは,個人的には,ベートーヴェン「合唱」の第3楽章に匹敵する至上の音楽と思う。),そして,決然と歩み始める第3楽章。
とかく,管弦楽の弱さを指摘されるショパンではあるが,このディスクでは,若かりしアバドが絶妙のサポートで,管弦パートの脆弱さを微塵も感じさせない。
そして,なんといっても,若きアルゲリッチのパッションの素晴らしさ!
何度聴いても,青春のほろ苦くも甘美な思い出を想起させる,素晴らしい名演である。
この世に,名ピアニストは数あれど,この曲の本質をこれ程見事に再現し得る者は,アルゲリッチ以外にいない。
カップリングのリストは,抒情的なショパンとは180度異なる,機能的な楽曲であるが,ここでも,アルゲリッチは,完璧なテクニックと造形の鋭さと美しさと雄大さとで,空前絶後のリストを聴かせる。
この演奏とこのカップリングは,フルトヴェングラーのバイロイト「合唱」にも匹敵する歴史的名盤と言っても,過言ではない。
アバドの演奏が退屈
1968年2月2-12日、ロンドン、ウィルサムストウ・タウン・ホールにて録音。このクラウディオ・アバドとの組み合わせの録音は他に、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番とラヴェルのピアノ協奏曲をベルリン・フィルとやったものがほぼ同時期に存在して、アルバム・ジャケットまでほとんどそっくりだが、後者の方はパリでグランプリを獲得している。
アルゲリッチのショパン・コンクール第1位が1965年の第7回で、アバドのデビューも同じ1965年のザルツブルグ音楽祭(ウィーン・フィル)ということでグラモフォンがこの企画を立ち上げたという予想が立つ。しかし、この後の永きに渡って2人の組み合わせによるレコーディングは行われていない。これはやはり、アルゲリッチがアバドの指揮を評価していない証ではないか、とぼくは思う。
例えばこの録音と同じショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏している第7回国際ショパン・コンクールにおけるライヴ録音を比較すると、録音状態が悪いにもかかわらずショパン・コンクールでのライヴの方がずっと魅力的な演奏になっている。アバドのここでの演奏は無難ではあるが、とても退屈で、まったくと言っていいほどパッションが感じられない。例えは変だが、ウィントン・マルサリスのジャズのような演奏である。後の大物同士の組み合わせながら、納得がいかない出来映えだ。
ぜひこのCDで。
1968年録音のショパンとリストのピアノ協奏曲1番。
ショパンの協奏曲の録音で、名盤と言われるこの録音ですが、評判に偽りはありません。
若きアルゲリッチ、そして若きアバドとロンドン響、ピアノも素晴らしいし、特筆すべきは、オケもそうであること。
ツィマーマンのラフマニノフ2番とか、オケがいまいちだと、ピアノのも魅力減だが、これはそんなことはない。
そして、カップリングのリストは、ショパンよりいいんじゃないかと思うくらいである。
ショパンのピアノ協奏曲の組み合わせより、オリジナル原盤からである、リストとのこのCDをお薦めしたい。





