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HOUSE [DVD]

HOUSE [DVD]
監督: 大林宣彦

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  • Amazon.co.jp ランキング: #23942 / DVD
  • 発売日: 2001-09-21
  • アスペクト比: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby
  • オリジナル言語: 日本語
  • 実行時間: 88 分

エディターレビュー

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   数々のコマーシャルを手がけた大林宣彦が、初めて劇場用映画を監督したデビュー作。オシャレ(池上季美子)、ファンタ(大場久美子)、ガリ(松原愛)、クンフー(神保美喜)、マック(佐藤美恵子)、スウィート(宮子昌代)、メロディー(田中エリ子)の7人の美少女が、夏休みに田舎に住むオシャレのおばちゃま(南田洋子)の屋敷を訪れるが、ひとり、またひとりと少女たちが失踪して行く…。
   ただただ荒唐無稽な作品だが、当時大林監督は硬直化する日本映画に風穴を開けるべく、15歳以下の観客たちで映画館をあふれんばかりにすることを目論んでいた。ストーリーそのものはシンプルなホラー・タッチだが、その映像表現はアニメーションやオプチカル合成を多用したコミック・タッチなものになっており、本来恐怖を感じるべきシーンでも、笑いを誘うところが多い。こうした“CMの魔術師”の映画デヴュー作に対して当時の映画業界人たちは、「内容のない映画」とこの映画を否定的に捉えたが、若い観客たちが強く支持。大林監督のデビュー作は拍手で迎えられた。(斉藤守彦)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ねらわれた学園』の大林宣彦の監督デビュー作となるファンタジックホラー。避暑に訪れた田舎の家に、7人の女子高生が食べられてしまう。光学合成を多用した映像は、20余年が過ぎた今でも斬新。三浦友和、壇ふみ、ゴダイゴらが友情出演している。

内容(「Oricon」データベースより)
7人の少女たちが夏休みに訪れた屋敷は、若い女性を食べて若さを保つ化物が巣食う家だった…。大林宣彦監督のデビュー作となったファンタジー・ホラー。


カスタマーレビュー

いつの時代でも九割の人には嫌われる映画5
最初の公開時に観にいった友人(女子中学生)の感想
「女の子が出て来て、キャーキャー言って、裸になって。あんなんポルノやん」

数年後の上映時に観にいった友人(男子高校生)の感想
「何がしたいのか意味不明だった。何もかも古臭い。お話しはむちゃくちゃだし、
映像はちゃちな子供だましだし、なにがホラーだ、女の子がかわいいだけのバカ映画」

さらに数年後のテレビ放送、
どんな駄作なのか観てやろうと思った。暇だったし。

…そして、打ちのめされて声も出ませんでした。
なんと美しい映画だ。
日本映画にこんな事が出来る奴等がいたんだ。
たぶん一生に数度しか出会えないような映画を観た。
なるほど、あれだけむちゃくちゃ酷評されながらも
数年後に再上映する映画館もあるし、
「ハウス」って題名だけは私も知ってるはずだ。
大名作ではないか。

たぶん時代も世代も関係ないと思います。
どの時代でもこの映画が観客みんなに流行った事も、
おおむね好評だった事もないと思います。

いつだって、観た人の九割は屑を観せられたと言って怒ります。
そして、あとの一割弱は、一生この映画の事を忘れない。
そういう映画です。
観るための素養とか教養とか知識とか知性とかいう話ではなく、
監督自身が時々言ってるように
観た時にこの映画と波長が合うか合わないかって事なのでしょう。

大好きなので評価星5つにしますが、
たぶん観たら時間の無駄だと思うでしょう。
ただ、あなたが小数派だった場合は、
とんでもなく良い映画を観る事になります。

まあ「転校生」までの大林宣彦はそういう作家でしたし、
主流な巨匠という扱いは、逆にこの作家の角を矯めて悪影響しか生まない気もします。
やっぱりこういう、もう一つの別の映画のあり方をみせつづけてもらいたいなぁ。

一年に一度、夏休みの終わりに見たくなる映画5
子供の頃テレビで見てトラウマになった映画。
特撮のチープさが怖いと言うより気持ち悪いw。
でもそれは不快では無く、むしろキッチュで痛快に感じる。
そして見た後はノスタルジーとせつなさが残る。

何より良いと思ったのは登場する女の子がきらめいている言うこと。
今ではみんないいおばさんになってしまったのだろうけど、このフィルムの中では彼女らはいつまでも褪せない夏休みを過ごしている。
若き日の池上季実子は神々しいし、生首にされて井戸の中から出て来る女の子も、時計の中に閉じこめれてしまう子も、ピアノに食われる子も、女ドラゴンも、ふとんに襲われる子も印象的。
小林亜星によるシンセの白玉弾きのチープな劇伴も耳について離れない。
カルトな映画だし嫌いな人は好きになれないと思うけど個人的には名作だと思う。

毎年なぜかお盆に見たくなり、見終わると『ああ、夏ももう終わりだな』としみじみ思う。

当時劇場を埋めたローティーンももう中年。5
中坊の頃、家族に内緒で観に行った。同時上映はモモ友「泥だらけの純情」。
百恵ファンの高校生の兄はそちら目当てに観に行ったようだが僕にとっては
テレビサイズの取るに足ら無いメロドラマだった。
ハウスには強い衝撃を受けて3日ほど何も手に付かなかった。

映画の中で大場久美子演じる「ファンタ」が惨劇を目にして転げるように
仲間の元に戻ってくる。仲間たちの台詞が
「どうしたの?ファンタ」
「泥だらけじゃないの」
「泥だらけの純情?」
こんな映画は初めてだった。
また、池上季実子演じるオシャレの入浴シーンのくだりは、やらしい意味じゃなくて
ミッキー吉野の美しい音楽と共に本当にきれいなシーンでうっとりさせます。
大林が他にもあの手この手で面白い画を見せつけてくれるのです。

その後、高校生になった僕は学祭でこの映画の上映に関わり朝から晩まで
何度も何度もこの映画を観る事になったのですが、本当に飽きませんでした。
このDVDも発売早々に購入して何度も観てるけど全く飽きないくらいだし。

クラスに戻ると、東京駅のシーンが書き割りで空も絵で手抜きで笑った、
なんて批判しているヤンキーがいたので、セット組む方が金がかかるのだ、
汚い現実よりきれいな嘘のほうがいいだろ、と説教したことを思いだす。

ハリウッド映画の写実的なCGに目が慣れた今の人たちがこの映画を観てもチープな
コメディにしか、きっと見えないのかもしれない。

でも、これだけは覚えていてほしいんですが、公開当時からあの特撮は当時からして
チープだった、ということ。
でも、あそこで生まれた特撮陣はのちの日本映画の財産になったということ、です。

あんな映画をまた大林、あるいは新しい才能で創って欲しいな、って思います。