アローン
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #350821 / ミュージック
- 発売日: 1992-01-10
- ディスク枚数: 2
カスタマーレビュー
ジョン・リーを語るには外せない、スペシャルティー時代の集大成CD
レコード・デビューしてから数年間におけるジョン・リー・フッカーの作品の充実ぶりは、それこそ奇跡的なほどである。レーベル別に言えばモダーン録音、変名で作品を発表していたキング録音、ゴーサム録音、そしてこのスペシャルティー録音など、作品を吹き込んだ(あるいは曲の権利を提供した)レーベルの違いやちょっとした録音時期などの違いでも、彼のブルーズはさまざまな表情を示していることに驚いてしまう。本作は、当時スペシャルティーから発表されたLP2作品を基にして、さらにそれに未発表曲も含めた形で、1948年11月から1954年10月までの間に行われた録音から構成された全38曲を収録したCD2枚組である。
現在ではスペシャルティー時代の作品を集めたCDが、本作の他にも何種類か発売されているはずだし、それらに比べると価格もだいぶ高いのだが、それでも未だに本作の持つ価値は失われてはいないだろう。本作はCD2枚組とヴォリュームもあるので、ブルーズを聴き始めて間もない人にとっては敷居が高く感じられるだろうが、聴いてみるだけの価値は十分過ぎるほどにあると思う。スロウ・ブルーズに込められた、聴き手の胸にズンズンと重たく沈み込んでくるような感情表現に打ちのめされてしまうことだろう。バックにバンドが付いている曲もあるが、バンド側がジョン・リーの動向を気にするあまり、本人に合わせようとおっかなびっくり状態となっているので、やはり本作では単独弾き語りのほうの出来が圧倒的に素晴らしい。あまりに重苦し過ぎそうで付いていけなさそう・・・ と感じるかもしれないが、挑んでいく価値は十分過ぎるほどにある。これほどの「エモーショナル」な重みを持つ音楽は、そんじょそこらに転がっているものではないのだから。



