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雨あがる 特別版 [DVD]

雨あがる 特別版 [DVD]
監督: 小泉堯史

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  • Amazon.co.jp ランキング: #24554 / DVD
  • 発売日: 2000-09-06
  • アスペクト比: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • オリジナル言語: 日本語
  • 字幕: 日本語, 英語
  • 実行時間: 91 分

エディターレビュー

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   黒澤明が生前から温めていた企画を、黒澤組の助監督小泉尭史の手によって映画化。原作は山本周五郎の短編。享保時代、心やさしい三沢伊兵衛(寺尾聡)は剣術の達人ながら人を押しのけることができず、仕官の口もままならない浪人生活。妻たよ(宮崎美子)と共に旅を続ける。
   雨の続く季節、川どめにあった彼らは、とある安旅籠に長逗留することになった。旅篭には行商人や農民、飯盛女など、庶民の活気にあふれている。三船史郎の殿様ぶりも、そのユーモラスな豪快さで父親の故三船敏郎を思わせて微笑ましい。寺尾の剣さばきの確かさ、宮崎の貧しくとも気品のある立ち居振る舞いの美しさ、旧黒沢組の総力を結集した美術の見事さ。まさに黒沢の意図したとおり、見終わってさわやかな気持ちになる作品だ。(堤 昌司)

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
黒澤明の遺稿を、長年助監督を務めてきた小泉尭史が映画化。職がない武士と、彼を見守る妻の関係を綴った感動作。@5

内容(「Oricon」データベースより)
黒澤明の遺稿脚本をゆかりのスタッフ・キャストが映画化した、山本周五郎原作の時代劇。寺尾聰主演、宮崎美子、三船史郎ほか。


カスタマーレビュー

黒沢監督の意匠を壊すことなくリスペクトされた作品4

良いですね♪ 時代劇にしては、ほのぼの観れました。。。
全体的な台詞に清潔感と愛情を感じます。 黒沢監督が想っていたであろう構成を現スタッフが見失うことなく、追憶の意も込められたリスペクト作品ですね。

寺尾さんが殺陣を結構頑張ってます! ”静と動”の武心を上手く演じています。

夢のような妻!!5
 涙がでて止まらなかった。
 世渡り下手な夫三沢伊兵衛をつつむ妻たよにぼくは涙がでたのだ。

 このDVDのよいところ。特典の「メイク」を観ることだ。
 そこにはかって黒沢組として団結し世界の映画界相手に戦った日本の映画職人たちの技術のすごさを知ることができる。
 黒沢組は、細やかなところに几帳面にこだわり追求しつづけた。

 この作品により、黒沢組が復活した。
 27年間黒沢の助監督をしていた小泉尭史が監督として指揮をとる。 とうぜん、黒沢明直結の職人たちが再結集したのである。
 さらに黒沢明ゆかりの俳優たちが演技している。

 映画という魔法の世界はこんなにも厳密なものなのかとしらされる。 映画製作は日本国においては黒沢明が徹底的に映画の技法を究明し開発した。
 それが私たちが観てきた黒沢作品だったのだ。
 
 日本国の生み出した独特なジャンルに「時代劇」がある。

 今回の「雨あがる」は時代劇の宝物。小作品と思っていたが、実際はそうではなかった。

 この作品には黒沢組の連中の魂がこもっている。
 技術もすべて出し尽くした黒沢組の最後の作品であり、かつ小泉尭史監督にバトンタッチされたドラマテックな作品でもある。
 とにかく癒し映画といえば言え。最高の作品。

 欧米映画とは比べものない日本人の根性を見せつけられたようだ。

小泉監督の真意は、次作 「阿弥陀堂だより」 で明確になる5
他のレビュウを見ていると、どうも評価が辛いようだ。評価する方も恩師の黒澤監督を意識してのことであろう。助監督として長年薫陶を受けたのだから黒澤映画を再現してくれるに違いない、それにしては凡作だと言うように。あるいはその逆で黒澤監督の亜流だとか。

おそらく小泉監督は、それらの的はずれな批評に黙って耐えていたに違いない。なぜそんなことが分かるのか?監督の次の作品 「阿弥陀堂だより」 に小泉監督の目指す映画の方向が明確になる。この映画を見て初めて小泉監督の真意を理解することができ、 「雨あがる」 の本当の価値が理解できる。それはあたかも、三沢伊兵衛(寺尾聡)の飄々とした生き方の陰で豪剣の実力に気づかなかったお城の侍たちのように。

小泉監督は、黒澤の弟子ではあっても、価値観や目指す方向まで同じではない。そのことに、この 「雨あがる」 の段階では、うかつにも気づかない。小泉監督の求めているものは、自然であり、癒しである。ここに黒澤監督との違いがある。決してダイナミズムや、意図の押しつけなどしていない。
その視点で、 「雨あがる」 をもういちど見て欲しい。多くの表現で監督の意図に気づき、新たな発見があるはずだ。三沢伊兵衛の豪剣に気づくように。小泉監督、畏るべし。