限りなきドラム
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曲目リスト
- ドラム・オルソー・ワルツ
- ノンモ
- 限りなきドラム
- セントルイス・ブルース
- シド・カトレットに捧ぐ
- イン・ザ・レッド (クリスマス・キャロル)
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #339149 / ミュージック
- 発売日: 1991-02-25
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 41 分
カスタマーレビュー
一度でいいからこう叩ければ
マックス・ローチのドラムがとにかくメイン。他の演奏は控えめ。彼のリーダー作なので当然だが、演奏面でもその優先度が徹底されている。
ドラムがとにかくかっこいい。グイグイ他のメンバーを景気付け、背中を押すかのように全体の雰囲気を支配したうえで、縦横無尽に叩きまくっている。それでいて音の響き自体はとても繊細。優雅ささえ感じられる。ビート感と繊細さが同居した、クラシックの極意(遠くからはしっかり聴こえ、近くでは心地よく聴こえる)を湛えたかのようなドラムに酔えるので、ドラムに興味がある方は是非一聴をお勧めする。特に(6)はドラマーなら一度は叩いてみたいことうけあいだ。
唄うドラムの実験
高校時代に初めて聴いたときの驚きはかなりのものであった。無伴奏ドラム・ソロの曲などありえるのかというのが本音の感想であった。ただマックス・ローチというドラマーがモダンジャズエイジのきわめて重要なドラマーであることは知っていたし、このアルバムで重要な実験が展開されていることは容易に感じ取れた。しかしながらそこにはドラムの実験だけでなく構成されたドラムの曲があり、なによりもそこにはメロディが感じられた。無彩色のデッサンにも色を感じるようにローチーのドラミングの音の持つメロディックな響には背筋がゾクゾクさせられたのだ。ドラム・オルソー・ワルツ、限りなきドラムがそれだ。一方フレディ・ハバードらが参加した通常の演奏では、華やかな演奏とドラムのリズムの多彩さが強調され違った意味でローチの個性が感じられた。特にジェームズ・スポロディングのアルト・サックスが自然発生的なソロを展開し、魅力をたたえていた。逆説的ではあるが、端正で正確無比なローチのドラミングは心憎いまでに計算しつくされた唄があり、わくわくさせる情熱を感じるのだ。

