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タヴナー:奇蹟のヴェール

タヴナー:奇蹟のヴェール
ヨーヨー・マ

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曲目リスト

  1. 奇蹟のヴェール
  2. ウェイク・アップ……アンド・ダイ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #307554 / ミュージック
  • 発売日: 1998-08-21
  • ディスク枚数: 1
  • 実行時間: 67 分

エディターレビュー

内容(「CDジャーナル」データベースより)
チェロの新境地開拓に余念のないヨーヨー・マの送り出した新録音は,イギリスの人気現代作家ジョン・タヴナー。キリスト教の中でも古式ゆかしい東方教会のテクスチュアとの繋がりが深く人声を何よりも重んじる作風に応えるマのチェロの声が聴きどころ。

内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
チェロの語り口が面白い。どこかの説話語りか朗誦の節回しを映したものだろうか。キリスト教にまつわるあれこれに疎いので、しかとそのイメージの源を探ることはできないが、ヘブライとも東方教会とも、あるいはもっと即物的にどこかカソリックの教会で日常的に聴こえてくる音を捕まえたものともイメージを託すことができる音の動きがある。その物静かで遠目の音の動きは、一見いわゆる“癒し”やら“ヒーリング”やらといったものの類かと思わせるが、そうした怠惰で雑駁なくくりをゆがめる、ナマで“静謐”の紋切りにオチない肉体的生理的な息づかいがその隙間から滲み出てくる。つまり、何やら“あやしい”のである。浄化とかいったコトバで片づかない世俗のあれこれが、時に平均律を破って揺れる音の周りにまつわりついている。それが面白い。ヨーヨー・マがいつになく神妙なのも、かえって“世俗”を際立たせる。現代英国的ブルースの真実? (中野和雄) --- 1998年09月号


カスタマーレビュー

「現代音楽」のたどり着いた先5
~新ウィーン楽派が調性を破壊してこの方、明確な調性を持つ音楽はまともに相手にされず、クラシック音楽の新作といえば耳障りの悪い難解で不愉快なものと相場が決まっていた。ペルトやシュニトケ、グレツキやラウタヴァーラ以降、クラシックは漸く調性に回帰しつつあるが、そういう「新時代のクラシック」にもヨーヨーは果敢に挑んでいる。このCDではタヴナーと~~いう多分に異教趣味のある奇矯な作曲家の、その中でもロシア正教的なメッセージの濃厚な作品を取り上げている。眼前に浮かぶ奇跡に歓喜する群衆の様な、時に鋭いクラスター様の弦楽の伴奏にチェロの歌が絡むその様は、クラシック音楽のさらなる発展の可能性を雄弁に歌い上げる。この曲が次世代のクラシックとなることは間違いなく、またその誕生の場にヨーヨ~~ー・マが居合わせたことも幸運なのである。~

チェロの泣きたくなるような調べ4
このアルバムはヨーヨーマのせつなく謡われる調べに尽きるだろう。
タヴァナーの神聖なるメロディーとそこに響くヨーヨーマのチェロの調べ。
弦楽器の目指すところは人の音声だというが、まさしくここではそれが体現できているといえよう。