パリ・コンサート
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曲目リスト
- ネフェルティティ
- ソング・フォー・ザ・ニューボーン
- デュエット
- ルック・アウト・ファーム
- 73゜カルヴィン(ヴァリエーション3)
- トイ・ルーム~Q&A
- ノー・グレイター・ラヴ
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #953066 / ミュージック
- 発売日: 1991-03-25
- ディスク枚数: 2
カスタマーレビュー
チックはフリーに自分を見つけられなかった
チック・コリアの組んだ歴代のバンドで圧倒的に短命な『サークル』。この作品が出たときには既に解散していたという驚異的短命なバンドである。この作品(というかライヴ)は、1971年2月21日にパリでレコーディングされている。1971年付近のチックの作品を見てみると、
・Circle-Paris Concert(本作)
・Piano Improvisation Vol.1&2(以上が1971年)
・Crystal Silence
・Return to Forever
・Light as a Feather(以上1972年)
となる。つまりはアコースティック・チックの傑作が続出し、その後エレクトリック・チックへ突入していくところだ。で本作のチックはフリー・ジャズなわけだが、アルバムが出る前に解散していると言うことはずばりチックはフリー・ジャズにおける自分をあっさり否定したということに他ならないと思う。
この時のメンバーであるアンソニー・ブラックストン等とはその後一度も演奏していないのではないかと思う。そこが又はっきりしている。それこそ片っ端から自分に合った音楽を試行錯誤で試していくチックはフリーに自分を見つけられなかったのだと思う。
その背景にはやはりエレクトリック・マイルスの混沌とした世界を体験してきたからだと僕は思う。この頃の試行錯誤が現在のチック・コリアの創り出す世界の変幻自在さの源泉になっているのだ。この頃のチックは片っ端から可能性をチェックする必要があったのだ、と今感じられる。この『パリ・コンサート』の演奏は決して悪いモノではない。むしろかなりイイ部類にはいると思う。それでもチックは捨て去ったのだ。

