ベートーヴェン : ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲他
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曲目リスト
- ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調op.56
- ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調op.50
- ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調op.40
- ピアノ、フルートとファゴットと管弦楽のためのロマンス・カンタービレ ホ短調
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #422905 / ミュージック
- 発売日: 1998-04-22
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 55 分
エディターレビュー
内容(「CDジャーナル」データベースより)
ジャケットの写真そのままに,チョン姉弟が絶妙のアンサンブルをオーケストラのサポートの上に繰り広げる,実に{楽しい}アルバム。3人の上手さに加えて,指揮者が半分不在のオケが,音楽の流れを見事に感じとって食らい付いてくる様がスリリング。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
ドイツ・グラモフォンの力もあって(!!)すっかりメジャー演奏家に仲間入りし、短いサイクルで来日を繰り返すチョン・ミュンフン。目下のところ、ミュンフンの美点はオぺラで発揮されている。彼の音楽が特徴とする直接的な迫力、豊かな色彩、ドラマティックな生命感、いずれもオぺラを振ればすべてプラスとなる。ただ、シンフォニック・レパートリー、特にドイツ交響曲の演奏では、密な構成感が欠けているのが物足りなさを生むときがある。これは、実演ならともかく、音自体の強度や表現力が100パーセント伝わるベくもない録音で聴く場合、特に目立つのだ。
チョン・キョンファ、ミュンファというふたりの姉、およびガロワ兄弟を共演者としてのこのCD、結果的には、十分すばらしい演奏である。ソロ付きの曲ばかりゆえ、今述べたようなミュンフンの弱点が露わにならない。楽想に応じた表情の描き分けが明瞭、雄弁だし、オーケストラの統制も危なげがない。これだからこそ、さらなるハイ・レベルを求めたくなるのである。
このCDでは、何よりキョンファの静謐な音楽がたいへんな聴きものだ。驚くべき繊細さ、存在感、精神性、自在。こうしてチェロ、ピアノと同時に鳴り響くと、キョンファが音楽家として圧倒的に高い地点に立っていることが残酷なほどわかる。ヴァイオリンの出す一音一音があまりに説得力があり、まるで時間が止まったかのようなので、ほかの影が薄くなるのも仕方ない。ふだんはクールなオーケストラも、彼女に影響されたのか、第2楽章ですばらしく深い情感を示すのがおもしろい。
「ロマンス」2曲も期待を裏切らない。オーケストラがいわば地上的な美しさを奏でているはるか上で、キョンファは天上の戯れを遊んでいる。私はそれがありがたくて、繰り返し聴いた。
ガロワとの「ロマンス・カンタービレ」はモーツァルトの緩徐楽章のようできれいな曲だ。軟派フルーティストとも見なされるガロワだが、実はたいへんな力量で、ここでもまさに一級の独奏者ならではのいい笛を聴かせる。 (許光俊) --- 1998年05月号

