ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番ニ短調作品15
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曲目リスト
- ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15
- ハイドンの主題による変奏曲op.56a
- ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.83
- 悲劇的序曲op.81
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #584289 / ミュージック
- 発売日: 1998-07-15
- ディスク枚数: 2
- 実行時間: 128 分
エディターレビュー
内容(「CDジャーナル」データベースより)
76~79年という,ポリーニが,考えぬかれた隙間のない音楽作りで人々をうならせた頃のブラームス。作曲家が創ったものを演奏家がどう読み取り,どう表現していくのか,という彼の問題意識が全面に表われている。
カスタマーレビュー
クールに割り切ったブラームス
ポリーニによるブラームスのピアノ協奏曲集。第1番がベーム指揮ウィーンフィルとの1979年の録音、第2番がアバド指揮ウィーンフィルとの1976年の録音。国内盤では以上2曲のみの収録だが、本輸入盤にはさらにベーム指揮ウィーンフィルの演奏でハイドンの主題による変奏曲と悲劇的序曲が収録されているが、これはベームがウィーンフィルを指揮して録音したブラームス交響曲全集中に収録されていたものなので、すでに所有の場合は重複します。
このころのポリーニは非常に鋭角的でメカニカルなピアニズムを武器に、定規で引ききったような直線的スタイルの演奏であった。ポリーニというピアニストについて話すとき、「昔の方がよかった」あるいは「最近さらによくなった」に意見が二分されやすい傾向がある。私個人的には後者の意見で、昔のスタイルは(私には)あまりにもメカニカルであり、そこは音楽により表現されるべき抽象的な付加価値があまりにも薄く感じられたのである。それが正しいかどうかは措いておいて、本盤は「昔の」スタイルによる演奏に属するだろう。もちろん技巧的な冴えは万全であり、こまやかなパッセージの均質性と和音の重層感あふれる響きは圧巻で、目も覚めるようなピアニズムである。特にブラームスのような響きの重い作品で、それをまっすぐに打ち返したパワフルな姿は聴き応えたっぷりである。ただ、聴き終えたときにブラームスの何かが伝わったか、というとどうもそれよりは「ポリーニを聴きました」という感じで、それはもちろん否定すべき価値ではないけれど、私には違和感が残るのです。例えば第2番第1楽章の展開部で、ここぞとばかりにスピーディーに連打される和音はいくらなんでも型張り過ぎている。音楽的な何かがもう一つ欲しいのだ。
とはいえ、これはあくまで私の感想である。こういうブラームスが好きだという人の気持ちは良く分かる。一つの芸術家として提出された回答が高尚すぎて、私の理解の方が及んでいない可能性も多々ある(むしろそちらの可能性の方が大きいでしょう・・・笑)。ちなみに第1番と第2番ではアバドの流麗な指揮が堪能できる第2番の方が良い。ベームは好きな指揮者だが、この演奏はちょっとゴツゴツし過ぎていると思った。




