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母をたずねて三千里(11) [DVD]

母をたずねて三千里(11) [DVD]
From バンダイビジュアル

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  • Amazon.co.jp ランキング: #87592 / DVD
  • 発売日: 1999-06-25
  • アスペクト比: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Color, Dolby
  • オリジナル言語: 日本語
  • 字幕: 日本語
  • 実行時間: 103 分

エディターレビュー

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   主人公はイタリアのジェノバに住む少年マルコ。アルゼンチンに出稼ぎに行った母親から音信が途絶えたのを不安に思ったマルコは一人、母親に会うための旅に出る…。1976年放送、日本アニメーション制作の「世界名作劇場」としては2作目。監督が高畑勲、画面設定・レイアウトとして宮崎駿という、後の「ジブリ組」がスタッフとして参加していたことでも有名な作品である。原作はエドモンド・デ・アミーチス。
   マルコはいろいろな人に出会いながら成長し、そして出会った人にも影響を与えていく。マルコが最初に乗り込んだ船、フォルゴーレ号の乗組員たちとの間に芽生える信頼、お金を無くし途方にくれるマルコを救う旅芸人ペッピーノ一座の人情家ぶり、居酒屋「イタリアの星」で受ける多くの善意、そしてインディオの少年パブロとの友情…。どのエピソードもよくできていて、どこから見てもじんわりと心が熱くなる。
   主人公がどちらかと言えば悲観的で、後期シリーズに多い「持ち前の明るさで苦境を切り開いていくタイプ」でないのは面白い。ちょっぴり暗めだが、ただひたすらに正直で、働き者で、信じたことにはまっすぐ。そんなキャラクターが魅力的な時代だったのかもしれない。
   蛇足ながら、マルコとともに旅する猿のアメデオは筆舌に尽くしがたいほどの愛らしさ。「世界名作劇場」シリーズ中には多くのマスコット的動物がいたが、愛嬌という面ではこのアメデオがピカイチではあるまいか。(安川正吾)

内容(「Oricon」データベースより)
高畑勲、宮崎駿ら超一流のスタッフが集結して製作された世界名作劇場。ジェノバの少年マルコが出稼ぎに出た母を訪ねて、南米を一人旅する感動の作品。第41~44話収録。


カスタマーレビュー

「フアナを助けたい」5
マルコは、汽車でコルドバに向かいます。この汽車の旅、地味な展開なんですが、結構面白いんですよね。汽車の道中でも、様々な人間模様が描かれます。

マルコの属する労働者階級の人達の車輌の中における自然な善意、同乗しているブルジョア階級の傲慢、最初は、マルコも悪人だと勘違いした、ガウチョの様な風体の心優しき男達。

「三千里」には、ホントにカッコいい中年オヤジが沢山出てくるんですよね。

さて、やっとの事で到着したコルドバにおいても、やはり母さんはいません。

もうこの頃になると、テレビで見てると、だんだん辛さが増してきて、継続して見ていく気力を失いそうになるんですよね(苦笑)

このコルドバで、マルコはインディオの少年パブロや、フアナに出会います。彼らは、コルドバの街の最下層で、毎日の生活と闘いながら、逞しく生きている子供ですが、不意な客人であるマルコの行動に感心し、懸命に、マルコの行動を助けます。

この巻の最大の見せ所は、何と言っても、「フアナを助けたい」ですね。

マルコやパブロがメキーネスさんの従兄弟に出会い、今度こそ、母親の居所を突き止めて、明るい気持ちで、帰途につくと、フアナは、風邪をこじらせて肺炎となり、生死の境を彷徨っています。

マルコは、すぐさま、肺炎を疑い、医者を呼ぶ事を強く勧めますが、経済的に困窮している、この地域の人達を彼の地の医師達は、全く相手にしていないという現実に、マルコは衝撃を受けます。

それでも、病院を訪ね、懸命に頼みますが医者は動こうとはしません。

この現状を悟ったマルコは、母さんの居るツクマンまでの旅費を投げ打って、フアナの治療費に充てようとします。

このエピソードは本当に感動しましたね。

イタリアのジェノバの街で、自分の生活を投げ打ってでも、貧しい人々に治療を受けさせようと苦闘する父ピエトロと、その活動を支える、母アンナ。その為の犠牲として、マルコは、母親と離れて暮らす事を余儀なくされ、今、アルゼンチンの地においても、苦闘の旅を続けている。

しかし、そんな中においても、マルコの取る行動というのは、父や母の行動と同一のものでした。「心が大きくて、人々の為に懸命に働く医者が欲しい。マルコに、そうなってもらいたい。」という父、ピエトロの願いは、正にこの時、マルコが体現するのです。

この物語の一つの大きな主題が、ここに結実します。