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On the Corner

On the Corner
Miles Davis, John McLaughlin, Chick Corea, Herbie Hancock, Dave Liebman, Collin Walcott, Jack DeJohnette

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曲目リスト

  1. On the Corner/New York Girl/Thinking of One Thing and Doing Another
  2. Black Satin
  3. One and One
  4. Helen Butte/Mr. Freedom X

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  • Amazon.co.jp ランキング: #9090 / ミュージック
  • 発売日: 2000-08-03
  • ディスク枚数: 1
  • 形式: Original recording remastered, Import, from US
  • 寸法: .24 ポンド

エディターレビュー

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   発表当時なにかと物議を釀した作品。1972年録音なので、ヒップホップが登場するずっと以前の作品だが、すでにこの時点でマイルスがヒップホップを先取りしていたことがわかって非常に興味深い。マイルスは当時、スライ&ファミリー・ストーンに興味を示していて、本作は、スライ的な要素も多分に加味したマイルス流のストリート・ミュージックといったところ。
   ドラマー&パーカッション奏者を大勢取りそろえたリズムの洪水・リズムの饗宴(きょうえん)が圧巻で、その洪水の中からマイルスのワウワウ・トランペット、デイヴ・リーブマン&カルロス・ガーネットのサックスが浮遊物のように舞い上がり漂う。アフロ・ファンク的なリズムが基調だが、そこにバダル・ロイのタブラがインド的な雰囲気を付け加える。
   ほとんど切れ目なく延々と続く演奏、どこで終わるのかまったく予測できないミニマル・ミュージック的な展開は、それまでのジャズの概念から逸脱したものなので、当時のリスナーが度肝を抜かれたのも当然といえば当然だろう。(市川正二)

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In 1969, the house of jazz was shaken to its foundations when Miles Davis began to dabble in elements of rock when he recorded Bitches Brew. Many of his faithful quickly fell by the wayside with what they considered this outrageous gesture. Nonetheless, a younger audience quickly arose to embrace what he was doing. But when On the Corner was issued in 1972, it seemed that everyone jumped ship: Miles's effort to bring together the latest developments in European experimental music (Stockhausen's "Mixtur," for example) and Black American funk (Sly Stone) fell on dead ears. What's more, the art work on the cover was peculiar, there was no list of musicians, and the signature Davis trumpet sound was largely buried in the mix. Now, almost 30 years later, time has caught up to Davis, and this record seems the clear ancestor of hip-hop, trance, jungle, and other musics whose methods involve slowly revealing their meaning through repetition, small variation, and funk without cease. Though broken into tracks, it seems more like a single groove, swirling with every trend that was in the air at the time. Forget about conventional melody, harmony, and structure. Davis erased those elements along with the hierarchy that rules them. New digital remastering makes this methodology seem much clearer, and the prejudices of 30 years ago may yet fade into the distance. --John F. Szwed


カスタマーレビュー

リズムの洪水の格好いいアルバムです5
マイルスデイビスがエレクトリック楽器を多用し、リズムを追求していた72年録音の作品ですが、発表当時はジャズファンに酷評されました。
サウンドとしては、前衛ファンクともいうべき、リズム・リズム・リズムの洪水で、ジャケットどおり、思わず体が動いてしまう音になっています。

ロックでリズムというと、トーキングヘッズあたりを思い浮かべますが、ヘッズよりも10年も前にこのような音楽をやっていた所に、改めてマイルスのすごさがわかります。ちなみに、①~④でギターを披露しているのはジョンマクラフリンです。
ロックファンにも是非聴いて欲しい非常に格好いいアルバムです。

音の洪水4
ファンク色が強く、マイルスのトランペットソロが
少ないこともあって発表当時は物議を醸し出した
作品です。だがのちにクラブ・ミュージックの盛り上がりと
ともに再評価された作品で、現代に生きるものが聴く限り
ポップでファンクで聴きやすくオススメです。あと
レコーディングに参加したミュージシャンが豪華
ですよねー。ハービー・ハンコックに、チック・コリア、
そして70年代屈指のジャズ・ロックギタリストのジョン・マクラフリン
とオールスターメンバーです。是非この饗宴を楽しんでみてください。

1972年、ヒップ・ホップはここに誕生す5
変貌と疾走を続けるマイルスの重要なターニング・ポイントが本作。バダル・ロイのタブラを筆頭に、すでに過去のジャズの要素はリズムの中にほとんど無く、当時のリスナーには認識すらできなかった『ヒップ・ホップ』という新しい音楽がこのアルバムで誕生している。24ビットでリマスターされたサウンドで今聴き直すと、なおさら本作の音楽史上における存在の意義がいかに大きいかを感じずにはいられない。
後のジャズの世界を担う重鎮たちは、ここでマイルスの音楽に対するあくなき変貌と疾走の実践をともに体験している。それがいかに後のジャズの世界に影響を残したか本当に計り知れないものがある。

マイルスのみならず、後の音楽の世界に多大な影響を与えた原子爆弾級の作品。『Black Satin』のDNAは今、まさに開花している。