Out to Lunch
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曲目リスト
- Hat and Beard
- Something Sweet, Something Tender
- Gazzelloni
- Out to Lunch
- Straight Up and Down
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #21343 / ミュージック
- 発売日: 1999-03-17
- ディスク枚数: 1
- 形式: Original recording remastered, Import, from US
- 寸法: .21 ポンド
エディターレビュー
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伝統と革新、調性と無調性、インとアウト。ちょっと難しい話になるが、前者はオーソドックスなジャズ、後者はオーネット・コールマン以降の前衛ジャズを説明するときによく使われる言葉である。
チャーリー・パーカーのコピーからスタートしたエリック・ドルフィーは、当初伝統的なスタイルのジャズマンだったが、最後はフリー・ジャズの入口にまでたどり着いた。しかも36歳の若さで病死したため、もし彼が長生きしていたらどんな音楽をやっていたのだろうと興味がつきない。
そのヒントを与えてくれるのが、1964年にブルーノートで録音した本作だ。ドルフィーにはめずらしいコンセプト・アルバムで、全曲オリジナルを演奏している。抽象画を見ているような気分になる独特の世界は、伝統と革新、調性と無調性、インとアウトが一体となっていて、聴く者を圧倒する。トニー・ウィリアムス、フレディ・ハバード、ボビー・ハッチャーソンら当時の新主流派の面々も、ドルフィーの意図を理解して緊張感みなぎるプレイを繰り広げる。(市川正二)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
フリー・ジャズや前衛的という範疇に留まらないのがドルフィーの独特な持ち味であり、セッションマンとしての成果もその柔軟性を示している。64年にベルリンで亡くなっているので、最後のアメリカ録音となり、ドルフィーの主張が聴ける唯一のもの。
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Eric Dolphy was among the most daring, impassioned, and technically assured improvisers to come of age in the 1960s. From his groundbreaking work with Chico Hamilton and Charles Mingus, through his catalytic stint with John Coltrane, and all through his brilliant solo recordings for Prestige, this reed innovator defined the best elements of the swing and the bebop traditions, from Benny Carter through Bird, while extending on the rhythmic, melodic, and harmonic freedom of Monk. Dolphy is an emotional shaman with a keen comic edge, as is evident in the rhythmic sauntering, drunken gait of his theme to "Straight Up and Down," and Monk's influence is clearly discernible in Dolphy's witty dissonances and vocalized blues phrasing throughout Out to Lunch! (his only Blue Note recording, completed shortly before his untimely death). Rhythm masters Richard Davis, Bobby Hutcherson, and Tony Williams suspend time at will, sculpting in open space, while deconstructing the harmony and superimposing cubist rhythmic displacements--periodically regrouping around Freddie Hubbard's bumblebee trumpet and the leader's vocalized bass clarinet (his Monkish "Hat and Beard"), wailing alto (the martial parodies of the title tune), and exhilarating flute (the lyric, swinging "Gazzelloni"). Out to Lunch! represents Dolphy's most fully realized vision. --Chip Stern
カスタマーレビュー
新しい響きを求めて
当時は前衛ジャズと言ってたかな。メロディを追っかけるのは難しいけど、響きのおもしろさに浸ればよし。当時のジャズメンは「何か新しいサウンドを」「何かおもしろいことはないか」を必死に追求していたのがよくわかります。特にボビー・ハッチャーソンのバイブの響きにそれを感じます。鉄腕アトムの主題歌の出だしのバイブの音を思い出します。ちょっと不安定で何かぞくぞくする音。未来を予感させる音なんですね。よくこのアルバムを「フリーの一歩手前まできた新主流派」とか言われてますが、最初その言葉の意味すらわかりませんでした。響きの新しさにてっきりフリーじゃないの?と思ってました。でも、よく聴くとジャズの典型的な様式、テーマ→アドリブ→テーマを踏まえています。メロディ追いかけにくいと言いましたが結構頭に残ります。うちの奥さんが最後の曲口ずさんでたので「このCDのタイトル昼食中」と教えるとすかさず「こんなんご飯時にかかってると吐くで」言い返されました。確かにランチのBGM向きではありません。ルディ・ヴァン・ゲルダー24ビットリマスターの効果は絶大なので、買うときはRVG盤と確認して買うようにしてください。
自由な、あまりに自由な音楽だぞー
めったにない完璧なアルバム。個人的には、J・コルトレーンの「至上の愛」、O・コールマンの「ゴールデン・サークルVOL.1」と共に60年代フリー系3大アルバムの一枚。
そしてもっとも自由なアルバム。他の2枚はリーダーのサックスとリズムの主従関係がはっきりしているのに対して、本作はメンバー全員がのびのびと、対等にやりあっている。
さらには色彩感が強烈。バスクラ、フルート、およびアルトを持ち替えるリーダーに、閃光のやうなアクセントを加えるのがハッチャーソンのヴァイブとウィリアムスのドラムス。もちろんデイヴィスのベースとハバードのトランペットも十二分の存在感を示す。
なぜかモノーラルミックスの、このRVGリマスターCDの音質も凄い。オリジナルモノーラルアナログ盤にわずかにおよばないものの、国内盤の紙ジャケのステレオ盤よりははるかに良い音です。買い替える価値は十分にあります。
時空を越えたモダン・アート。
ジャズに特に興味が無いほうがいいくらい。ジャズという言葉からナイト・クラブ・ミュージックの匂いを想像する人は聞かないほうがいいと思う。
エリック・ドルフィーは完全に自分のオリジナルな「声」と「言葉」を持ったプレーヤーであり、特にこのBlueNoteの作品はジャケットのデザインのちょっとシュールなカッコよさと音楽のカッコよさが見事に一致している。
フリー・ジャズという言葉と一緒に語られることも多いが、過去の時代の鎖を断ち切れないこの言葉とは全然無関係にこの音はモダンであり、アートとして完成している。
ほんのちょっと難しい顔をして海外小説でも読むときにでも。





