TECHNODON
|
| 価格: |
おすすめ度:
曲目リスト
- BE A SUPERMAN
- NANGA DEF?
- FLOATING AWAY
- DOLPHINICITY
- HI-TECH HIPPIES
- I TRE MERLI
- NOSTALGIA
- SILENCE OF TIME
- WATERFORD
- O.K.
- CHANCE
- POCKETFUL OF RAINBOWS
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #21725 / ミュージック
- 発売日: 1993-05-26
- ディスク枚数: 1
- 実行時間: 63 分
カスタマーレビュー
再発見の音:あの頃はすまんかった
この盤の音は「アンビニエント」と当時から称されていたけど、KLFのような戦略性と潔さも、808Statesのようなビートも無いこの音にはクラブ・ミュージックの文脈を僕は感じなくて、そもそも93年当時、既に「今更、アンビニエントでもないやろ」という感じの受け止め方をした若い人は多かったんじゃないかなあ。要は、僕は長い間、YMOが無理やりクラブ・テクノの文脈で語られてることに違和感を持って、放ったらかしにしてたんですね。(90年代にバロウズやギブソンをもってくるセンスが、これまた「いかにも」で意外性も何も無かった。)
で、時は経過して自分も年を取り、2008年の今になって突然このアルバムが愛聴盤になってて困ってるんですが(笑)、それはエレクトロニカにシフトしてからのメンバーの音の良さに感心して何気なくこのアルバムをもっかい聴いてみたら、今の方がしっくりきたということなんです。
この冷やっとした質感、意外に太いベースとリズム(=ヘッドホンで聴いてた昔は気づかなかった)、何よりフォーマット化不可能な自由さとミュージシャン・シップが、今聴くと新鮮です。中古取引価格の悲惨さには泣けてきますが、だって、そもそもこの音は一般向けじゃないよ(笑)。当時、メディアが無理やりライト層に売りつけちゃった結果なんだけど、別に中古価格が殆どタダだからといって、内容がショボイということではありませんので、ご安心ください。
言われるほど悪くない
中古屋で200円とか値札をつけられている、という憂き目を見ている再生(再結成)YMO最初で最後のアルバム。賛否両論(やや否が多い?)の問題作。どうしても、大物バンドの再結成、しかもそれがこんなに内省的なアルバムを創ってしまうと、評価もいろいろでしょう。
ただ、リアルタイムのYMOを知らず、この再結成時のアルバムですら活動期のアルバムと同列として扱ってしまう自分としては、それほど悪くないんじゃないかと。いや悪くないどころか、なかなか良作。もうちょっと細野さんに前面に出て欲しい気もするけど。
静謐な空気で淡々と進んでいくアルバム。"Be A Superman" "SILENCE OF TIME"の、カミヤ・ルリコ嬢のウィスパー・ボイスと透明感ある音がしっとり絡み合う様子が良い。"NOSTALGIA" "WATER FORD"の、どうしようもない暗さも心地よく。かと思えば"HI-TECH HIPPIES"のようなスピーディでアッパーなナンバーも。
ただのYMOじゃない。
なんといっても「×」がつけられているのがミソです。
テクノドンライブでもそうでしたけど、ライディーンが聞きたい人はソリッドステートサヴァイヴァー聞けばいいわけで。
「あんなのが聞きたいんでしょ? でも、聞かせないよ」
そんな思いがひしひしと伝わります。
I Tre Merli(三羽烏)とはよく言ったもので。
そこにあるのはYMOというユニットじゃないわけです。
かつてYMOと一まとめに呼ばれてしまった三人が作る音楽、という事で、無用な期待は避けましょう。
火傷するぜw





