The Art Pepper Quartet
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曲目リスト
- Art's Opus
- I Surrender, Dear
- Diane
- Pepper Pot
- Besame Mucho
- Blues at Twilight
- Val's Pal
- Pepper Pot [Alternate Take][*]
- Blues at Twilight [Alternate Take][*]
- Val's Pal [Take 1][*]
- Val's Pal [Take 4][*]
- Val's Pal [Take 5][*]
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #30856 / ミュージック
- 発売日: 1994-07-30
- ディスク枚数: 1
- 形式: Import, from US
- 寸法: .20 ポンド
カスタマーレビュー
このメロウな雰囲気がたまらない
タンパ原盤のこのアルバムはペッパー最良の録音のひとつ。“Besame Mucho”が入っているため昔から人気が高いが、個人的には“I surrender, Dear”がいちばんいいと思う。このアルバムの魅力が集約されたような名演だ。まずペッパーのよどみなく美しいフレージング。ソロがそのまま「歌」になっている。そしてラス・フリーマンのごつごつしたピアノ。甘さをおさえた大人の味だ。ドラマーのゲイリー・フロマーは録音当時まだ若造であまりうまくないが、かれのトコトコしたドラミングがペッパーのはずむようなリズムとの間に若干のズレを生じ、メロウな雰囲気を高めるのに役立っている。
有名な“Besame Mucho”ももちろん素晴らしい。数あるこの曲の演奏の中でもとくに優れたものと言えるだろう。CD裏解説にはペッパーのライヴで最もリクエストの多かった曲だと書いてある。それだけ印象に残る演奏だったということだ。
初期アートペッパーの名演奏集
アートペッパーのアルトはとても軽やかに聞こえる。しかし、聞き込む程に確かな重さをもって心に響いてくる。1956年のこのタンパセッション(5曲のオルタネイトテイクを含む)は、ペッパー初期の名演奏中でもベストと言える作品だ。メンツはArt Pepper(alt),Russ Freeman(p),Ben Tucker(b),Gary Frommer(ds)の四人。この頃のペッパーは、初期ペッパーのエッセンスに満ちている。完璧なテクニックで表現される情熱的なプレー、楽しげで的確なアップテンポのスゥイング感覚、崩れることのない心に染み入る憂鬱さ。コロコロと転がる雄弁ななフリーマンのピアノ、どっしりとボトムを支えつつもウェストコーストらしくカラットしたドラムス、弾むタッカーのベース。四人の一体感溢れるプレイに圧倒されること請け合いだ。ブルージーで重みのあるモダンアートと比べると、本盤にはカラッとしたウエストコースト的な爽やかさがある。蝶のように舞い、蜂のように刺すペッパーのアルトが映えること栄えること。ハードバップジャズにアレンジされたベサメムーチョは、世界的にも有名な原曲のイメージを悉く打ち砕くアッパーが熱く燃える名演奏だ。彼がライブ演奏で最も多くリクエストを受けたのもこの曲らしい。
前期アートの代表作のひとつ
端的に名盤です。
中でも、他のレビュアーの方も書いておられる通り、「アイ・スレンダー・ディア」の出来が素晴らしいと思います。こういうミディアムからアップ・テンポの、軽快な曲を演奏させたら彼の右に出るジャズメンはそうはいないはず。全盛期のラス・フリーマンのピアノも快調です。
「ベサメ・ムーチョ」、もちろん名演なのですが、ちょっと共演者に足を引っ張られ気味。ドラムスのゲイリー・フロマー、最初から最後まで、あの「ウン・ポコ・ロコ」のマックス・ローチみたいに(あちらはアフロ・キューバンだけれども)、ラテンのリズムで叩いてくれたらよかったのに、途中でふつうのジャズのリズムに戻ってしまってます。もっとも、アートのソロ自体が、途中でふつうのジャズのリズムに戻ってしまっているので、これはアート自身の指示だったのかもしれませんが。
いい意味で軽快さを全面に出した、「サーフ・ライド」と並ぶ、アート初期の名盤です。あ、でも本命はもちろん「モダン・アート」ですよ。




