デンマークの陪審制・参審制―なぜ併存しているのか
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #697419 / 本
- 発売日: 1998-06
- 版型: 単行本
- 253 ページ
エディターレビュー
内容(「MARC」データベースより)
裁判においてひろく制度選択の問題提起を行うために、陪審と再審さらに職業裁判官による裁判を併存させているデンマークの司法制度を調査した報告書。〈ソフトカバー〉
カスタマーレビュー
陪審制と参審制の運用を知るにはとてもよい書籍である
デンマ−クでは陪審制と参審制が並存している珍しい国である。「陪審裁判」は検察官が懲役4年以上を求刑するときに「市裁判所」で審理され、「参審裁判」はそれ以下の求刑について「高等裁判所」で審理されるという住み分けが行われている。つまり、重罪は「陪審裁判」(裁判官−3人、陪審員−12人)、それ以外のものは「参審裁判」(裁判官−1人、陪審員−2人)、で行われる。
判断は「陪審裁判」では、有罪にするときは8人以上の賛成が必要で、量刑については、裁判官が各4票、陪審員が各1票を以って決せられる。重い刑から順次加算し過半数に達したときの刑で決める。「参審裁判」では全て多数決で決せられる。
しかし、そもそも2つの制度が並存していることはわずらわしく、1998年3月に「陪審制度改正に関する司法運営委員会」で、陪審制を廃止し参審制一本にするとの答申がなされている。
この書籍は裁判の見聞のみでなく、裁判所、検察庁、弁護士会、警察署、大学を訪れ、関係者に詳しく制度について話を聞いている。最後に参加した弁護士の座談会での感想・論議の様子が記述されている。
陪審制と参審制の長所、短所がよく理解できる。参加した弁護士は陪審制・参審制のいずれかの賛成者であるが、記述は公平で好感が持てる。




