ジェイン・オースティン ファッション
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #366511 / 本
- 発売日: 2007-04-05
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 160 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
「自負と偏見」「エマ」などの小説や映画でなじみの深い、200年
前の英国の女性作家ジェイン・オースティン。
著者バード氏は、彼女の残した小説と姉カサンドラとの間で交わされた手紙を
詳細に分析し、200年前のファッションの具体的状況を見事に再現して見せた。
世の女性のファッションへの熱い思いが、まさに、洋の東西を問わず、時空を
も超越したものであることを如実に描きだしている。
記述の対象は広範で、衣服のみならず、テキスタイルから装身具などの小物ま
でに及び、その詳細な解説は、西洋の服装に疎い我々の19世紀文学理解に、多大
な貢献をしてくれることは確実である。
原書中の32枚と訳者追加の2枚を含め合計34枚のファッション・プレートから
の図版は、実に見事で、それだけでも一見に値する。
そして、それらの個々のファッション・プレートは、いまから200年も前に、
週刊、あるいは月刊といった定期刊行物として発行されていた「ファッション雑
誌」に綴じ込まれていたもので、まさに、現代のファッション誌のグラビアの
ルーツであったということも驚きに値する。
勿論、ジェイン・オースティンも、洋服の仕立屋などに置かれていたそれらの
高価なファッション誌に目を配り、流行をキャッチしていたことは言うまでもな
い。
こうした、18-19世紀の西洋服飾に関する詳細な記述は、19世紀西洋文学
を理解するうえで、当時の服飾描写の正確な理解に不可欠なものであるので、
ファッション関係者のみならず、文学関係者にとっても必読の1冊であろう。
著者による「テキスタイル用語」解説に加え、訳者による「ファッション用語
解説」は、本書理解に欠かせない。
出版社からのコメント
を参照ください。
(現在、本カタログページにイメージデータが掲載されるように努力中です)
著者について
著者略歴
ペネロープ・バード、
英国バース・コスチューム&ファッション研究センター学芸員。
ロンドン大学コートールド・アート研究所にて服装史を専攻。 服装史関連の
著作があり、19世紀文学にあらわされた服装に関心を持っている。ジェイン・
オースティン協会終身会員。
訳者略歴,
能澤慧子、
お茶の水女子大学卒業、
東京家政大学教授、
【主要著作】、
『二十世紀モード』(1994、講談社)、
『モードの社会史』(1991、有斐閣)、
【翻訳書】、
『ポール・ポワレの革命』(1982、文化出版局)、
杉浦悦子、
広島大学大学院博士課程終了、
多摩大学教授、
【主要著作】、
「Sigrid Nunez ー『私』の中の外国人」(論文)、
『アメリカ文学のヒーロー』(共著、成美堂)、
『アメリカ小説--理論と実践』(共著、リーベル出版)、
【翻訳書】、
ジャネット・ルイス『マルタン・ゲールの妻』(水声社)、
ポール・ボウルズ『孤独の洗礼・無の近傍』(白水社)、
リン・ティルマン『憑かれた女たち』(白水社)、
カスタマーレビュー
きれいな絵がいっぱいです
ちくま文庫の表紙の絵は、この時代のファッション雑誌からのものだと、この本で知りました。洋服についてぼんやりとした知識しかなかったのですが、生地の値段がどれだけ高いか、または安いか、手間がどれだけかかったか、あの女性の胸を上げる服装はどれほど大変だったか・・などが理解できます。小説や、ジェイン・オースティンの手紙(岩波新書)の手紙に書かれている洋服についての内容が生き生きと想像できるようになりました。知らなくても良いでしょうが知っているとイメージが沸き、現実味をおびてきます。
BBCドラマの高慢と偏見はとても時代考証がしっかりなされているということも分かります。オースティンの針仕事のことも載っていて、細かい作業を得意とする人だったと分かります。オースティンが考えていた「エレガンス」というものが理解できました。今の時代に通じる美しさの基準です。だから今もオースティンの作品は人気なのだと思います。
ひとつだけ難点は、挿絵の解説が長いこと、それを読んでいると本文がとぎれとぎれになってしまうことです。思い切って挿絵は後回しにして、本文をまとめて読んでから、最後に挿絵の解説を読みました。
オースティンが生きた時代の、かわいい「ファッション・プレート」
ジェイン・オースティンが生きた時代の服飾文化について、オースティンの作品や書簡をひいて解説した一冊。オースティンを読んでいて、当時の風俗に興味をおぼえた方(それはわたしです)には、この本はとても参考になります。
「ファッション・プレート」と呼ばれる、当時、流行を雑誌で紹介するために描かれた版画が、カラーで34枚収録されており、目にも楽しくわかりやすい。また、この本やオースティンの小説に出てくるテキスタイル・ファッション用語の解説があり、モスリンとポプリンの違いがわかって、なるほど〜と思ったりして。
オースティンが刺繍したモスリンのスカーフや、書簡に登場する弟チャールズが姉ジェインとキャサンドラに贈ったトパーズの十字架の写真などが掲載されているのも、ファンには興味津々。
あと、「分別と多感 (ちくま文庫)」「エマ (上) (ちくま文庫)」「エマ (下) (ちくま文庫)」「説得 (ちくま文庫)」のカバーは、この本にも収録されている「ファッション・プレート」が使われていたことがわかり、ますます楽しい♪
「エマ (下) (ちくま文庫)」の下巻の表紙なんか、とってもかわいい!と思っていたから。
オースティンの世界にどっぶりひたりながら、いつの世も変わらぬ女性のファッションへの関心の高さに、共感することしきりです。




