まわりにあわせすぎる人たち
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #195210 / 本
- 発売日: 2005-12
- 版型: 単行本
- 223 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
「他人本位」であるのは悪いことなのか?―「過剰適応」が人間関係を壊していく。
内容(「MARC」データベースより)
なぜ「良い人」を演じてしまうのか? 哲学的な問いをはらみ、社会病理の分析を必要とする問題でもある「過剰適応」という概念について、「家族」というテーマで掘り下げ、さまざまな事例や現象から検討し、対話形式で論じる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
名越 康文
1960年生まれ。精神科医。大阪府立中宮病院(現・府立精神医療センター)の精神救急病棟の設立に尽力、責任者を経て同病院を’99年に退職。臨床をおこなう傍ら、テレビ、ラジオ、雑誌、映画評論など幅広く活躍
ロブ@大月
1975年生まれ。ノンフィクション作家。インターネット上のコミュニケーション構造と、社会変動と若者の生態の変化を中心に取材や執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
アダルトチルドレンが何故生まれるのか
最近の若い人達に多い「まわりにあわせすぎる人たち」
が生まれる背景を精神科医とフリーライターの経験からまとめた本。
どんな理由でこういった人達が生まれているのか
といった部分に関してはすごい説得力がある。
最近の世相も含めた家庭や学校…。
その記述が流石、現場を見てきた人と思える内容。
ただし、残念ながらそんな人達が精神的に病んでしまう
ことまで書き記してはいるのに、どのように
その病を治したらよいかまでが詳しく記されていない。
記されてはいるけど物足りない感じ。
そこまで踏み込んで欲しかったな。
おお、なんと良心的な
このタイトルの本に興味を持つ方が人間関係を厄介なもの、
あるいは疲れるものと感じておられることは確実だろう。
そのような状態に包み込まれ、脱出不能であるかのように
思えるとき、この本を手に取ることで救いを得られるだろうか。
よくわからない。星5個つけておいてその言い方はないだろうと
思われるかもしれない。しかし真に良心的な本は即効性などないものである。読んだからすぐに何かが変わるわけではない。
しかしこれは断言したいが、間違ったことは書かれていない。全ての人にあてはまる「見立て」ではないかもしれないが、著者はこれまでの
経験から抽出できる「底深い人間理解」をできるだけ誤解を生まない語法で呈示しようと、必死の努力を試みている。
キーワードは”過剰適応”
名越康文氏の慧眼のみが目立つ本となっていると思う。
ロブ@大槻氏は”リストカットシンドローム”が有名だと思うが、大月氏の語りは自身の感情に埋没する事が多いので、僕は”リストカットシンドローム”は読了後、大月氏には申し訳ないが、速攻で古本屋行きとなった。問題が問題だけに語り手のセンスが求められるのだ。
しかし、大月氏もこだわりのあるテーマであるだけに、名越氏から何とか引っ張り出そうと頑張っている感じはあった。大月氏の活動の方向性自体は応援して行きたいし、見守って行きたい。
それだけ名越氏の明瞭な語りに助けられている部分が大きい印象だ。
しかし、この本はちょっと世情に疎い人にはよくわからないかもしれない。そうなの?そうなんだぁと、わからないまま、飲み込んでいくしかないかも知れない。
だが、過剰適応と名越氏が名付けた状況を自身に意識し始めている人や、親しい者にそういう状況の人がいる人は、少しづつ見えてくるものがあるだろう。
つまり、この本を読んで内容を追える人は、世間の人の関係性に問題意識を持っている人に限られるのだ。
そういう意識を持った人には色々な意味で得る物がある本となるはずである。読み解いてみよう。





