初期名作集 ゾラ・セレクション (1)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #658501 / 本
- 発売日: 2004-09
- 版型: 単行本
- 460 ページ
エディターレビュー
内容(「MARC」データベースより)
初期の傑作「テレーズ・ラカン」や他の近代都市パリの繁栄と矛盾とを見据えた本邦初訳の短篇群。
カスタマーレビュー
映画「嘆きのテレーズ」とは全然違う原作と、その他レアで刺激的な短編
映画「嘆きのテレーズ」とゾラの原作は、大きく違っている。
テレーズ・ラカンを初めて読んだが、その心理描写の執拗さ、犯罪者の心理が身体に及ぼす身体感覚の鋭さに驚嘆した。当時、スキャンダラスな内容で論議を呼んだ本作であるが、現代の感覚で読むと、ゾラが意図した、新たな小説による試みが面白く刺激的である。身体が不自由になったラカン夫人が味わう地獄など、淡々と描かれながらも、想像を絶する修羅の世界がここにある。
その他の短編も、明るく脳天気なものから、いかにもゾラらしいものまで、それぞれ特色があり、またどれも、鋭く時代の一部を切り取っている感覚が良い。
また、このゾラ・セレクション全体に言えることだが、訳文もこなれていて活字、レイアウトが大変読みやすく、本編を彩る貴重な挿絵が想像力を刺激される。関わった人たちによる作者ゾラへの愛を感じるシリーズだ。




