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相続税が払えない―父・奥村土牛の素描を燃やしたわけ

相続税が払えない―父・奥村土牛の素描を燃やしたわけ
By 奥村 勝之

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  • Amazon.co.jp ランキング: #228813 / 本
  • 発売日: 1995-03
  • 版型: 単行本
  • 235 ページ

エディターレビュー

内容(「MARC」データベースより)
母一人、子供七人、相続のとき。残された手段は、愛する父の素描を泣きながら大量に燃やすことだった。日本画壇の最高峰として活躍した奥村土牛の人生と家族との交流を入れながら、息子として体験した相続税の苦しみをつづる。*


カスタマーレビュー

燃やさず売ったらよかったのにね。4
著者は元報道カメラマンで写真家。
妻と子供と済みなれた土地で暮らしを続けることを望んでいた。
代償は莫大な相続税を支払うことだった。

父親は文化勲章を受賞された日本画家 奥村土牛(おくむらどぎゅう)。
土地の生前贈与を受けてしばらくのち、父親は亡くなってしまう。
遺産相続人は故人の妻と7人の子供。著者は末っ子。

絵画・土地・現金預金に莫大な相続税がかかることから、
美術館へ絵画の寄付など財産を合法的に減らす努力をする。
その過程で、子供たちは父親の貴重な素描を燃やすのだった。

著者は写真家の仕事で必死に相続税を納付しつづける。
疲れ果てた著者に「もてるものの悩みだね」と一蹴する友人。
画壇・美術品取引・美術品評価などの矛盾と欺瞞を指摘。

日本の相続税制における美術品のあつかいに提言をする。

美術品の価値を判る人に読んで欲しい3
相続税の問題で、『有名画家の素描なんだから売ればお金に
なるんじゃない』という
『莫大な相続税を払う人種は人くくり』にしてしまう
考えでいる人でなく、『美術品はどういう過程をもって
売却され、誰が一番儲かり、結局、画家や遺族は
世間が思うほどいい思いはしないのだ』という
概念がある人にだけ読んで欲しい。
もしも、国の管轄にある画商に評価して買い取って
貰ったとしても、父、土牛の生前時の正当な価格は
出ない。それは父の名誉に泥を塗ることになる。
息子として父の作品を正当に評価されたかった故に
離散した家族の悲劇は、芸術を愛する人にだけ
読んで欲しい。