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死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた
By 大津 秀一

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  • Amazon.co.jp ランキング: #218 / 本
  • 発売日: 2009-05-25
  • 版型: 単行本
  • 250 ページ

エディターレビュー

内容紹介
ほとんどの人は死を前にすると後悔するという

では、人生の最期を前に、どのようなことに後悔するのか。
本書は、終末期医療の専門家である著者が、
1000人を越す患者たちの吐露した「やり残したこと」を25に集約して紹介。
儚くも、切ない思いが行間から滲み出てくるようで胸が締め付けられます。
例外なく、死はすべての人に訪れます。
だからこそ、1人でも多くの人に後悔の少ない人生を送ってほしい。
心の苦痛を訴える末期患者と、正面から向き合ってきた著者が
綴った切実なメッセージが心に響く1冊です。


死ぬときに後悔すること25

1たばこを止めなかったこと
2感情に振り回された一生を過ごしたこと
3遺産をどうするか決めなかったこと
4故郷に帰らなかったこと
5仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
6会いたい人に会っておかなかったこと
7結婚しなかったこと
・・・など

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大津 秀一
1976年生まれ。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本尊厳死協会リビングウイル(LW)受容協力医師、2006年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、平成20年5月より東京都世田谷区の松原アーバンクリニックに勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療の実践を行っている。現在多数の終末期患者の診療に携わる一方、著述・講演活動を通じて緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

著者は気張らず、教え諭そうとはせずに、優しく“死”について述べている。若き医師の良著でしょう!5
本書は六章からなる。いずれの章も、終末期医療に携わる医師の自然な想いが感じられてとても好い。世界中に“死”に関する類書は多数ありますが、この著書のように、誰にも優しく、分かり易く語りかけているものは少ないのです。この著者の年齢時点における人間の心に関する洞察には感心した。とくに、五章:宗教・哲学編はお読みになる価値が我々日本人にはあると思います。とても読みやすく、分かりやすい。著者には、さらに臨床経験を積んでいただきたい。GOOD BOOK!

「何のために生きているのか」を考えるヒントになる。4
「何のために生きているのか」,「自分のミッションは何か」を考えるに当たっては,自分の葬儀をどんなものにしたいかを考えることが有益である。死から生を考える。そのヒントになる良書である。

心に残った箇所は,以下のとおり。

・「がん」の早期発見のために,年に1回の「ちゃんとした人間ドック」(主要臓器をカバーし,PET検査を含んでいるもの)の受診をおすすめしたい。

・死期が迫れば,多くの人間は「ただ生きていること」,その素晴らしさを悟るようになる。けれども,ただ長生きすること,ただ健康であること,それが人が生きる最高の「目的」とは思わない。長生きや健康は,自分の夢や希望をかなえる「手段」であると思う。

・その治療が人を笑顔にするものでなければ,それはまやかしの医療だと思う。豊かな人生を送ってもらう手助けをするのが医療の役目である…残念ながら延命的治療と,生活の質を確保したまま最期を迎えてもらう治療は併存できないことも多くある。それが医療の一つの限界である。

・死ぬ前に後悔するのは,夢がかなわなかったこと,かなえられなかったこと,そのものよりも,むしろ夢をかなえるために全力を尽くせなかったことにあるのかもしれない。…長年一つのことを続けていると,何か良いことがあるような気がする。

・犯罪など犯すものではないと思った。なぜなら,人が見ていなくても,自分は見ている,そして天が見ているからである。だから死が迫ると,その忌まわしい記憶と,天が許さないという恐怖が胸を覆うことになる。

・単なる浅い気遣いではなく,他人に心から優しくしてきた人間は,死期が迫っても自分に心から優しくできるだろう。だから真に優しい人は,死を前にして後悔が少ない。

・坂本龍一「鉄道員」〜「悩みがあるなら旅に行け」「会いたい人なら 会いに行け あの山を越えて 今すぐ会いに行け」

・良い恋愛の記憶は,死出への道を照らすと思う。…恋愛の記憶は確実に最期の日々を豊饒にすると思う。…成功者が絶望し,貧者が悟る。

・子を産み育てるのに費やした莫大な労力と金銭は取り戻すことができなくとも,最期にこの安らぎ〔家族に囲まれて終末を迎える〕を天は与えてくれるのではないかとも感じる。

・人を愛するには,それなりの強さが要求される。

・人生の総括は早めにしておくほうがいい。例えば,「5年ごとに何かしらを残せるようにする!」などと計画を立てて,それを達成できるように生きていくのも良い。

・「生きた証」を残そうとすることは己の生命を奮い立たせることにもなる。生命は朽ちても,己の残したものは,その先にも生きる。それを感じるとき,人の力は増すのである。…「自分の残し方」は人それぞれ。

・自らの「生きた証」が後の人に力を与える。

・スピリチュアルケアの村田理論:スピリチュアルペイン,すなわち生きている意味を見出し得ず,魂の痛みを感じる状態に陥るのは,死を超えた将来の確信(時間存在)と信頼できる家族・友・医療者等の存在(関係存在),及び自己決定できる自由(自律存在)の三つのうちい,一つ以上の要素が揺らぐためであるという理論。

・考えるのは辛い作業だが,人は考えることを運命づけられているのではないかとも思う。…「自分の目で考えることが一番大事である」

・人は自らの経験の範疇を超えて考えるのが困難な生き物である。

・死期が迫るとき,人は必ず自分が歩んで来た道を振り返る。その道こそが,己の財産そのものであり,その道が納得のいく道であれば,微笑みをもって見納め,その先に足を踏み出すことができるだろう。

若い著者が体験を重ね死を意識する年齢で書いたものを読みたい4
 と言っても、その頃までは生きられませんが、それほど著者は若い。客観的に過ぎは
しないだろうかという疑問を表題に。死ぬときに後悔しないようにという人生行路を示す
内容ですが、行き先のない、足の向くままの旅ほど面白いのも事実。
 ただ、1000人を超すそれぞれの人たちが最後に語った人生の真実は重い。一方で、
後悔せずに周りの人に感謝して亡くなる人も少なくない。そういう本も書いてほしい。
注文と期待を星一つに込めて4つとした。
 私は小児科医だったので、小さなこどもたちは物言わず天国へ旅立っていったが、
どんな後悔、感謝を小さな胸に秘めていたのだろうかと、この本を読んで改めて考えさ
せられた。

左門 新
 三つ星レストランには、なぜ女性シェフがいないのか
 女はなぜ素肌にセーターを着れるのか