アッラーの花嫁たち ―なぜ「彼女」たちは“生きた爆弾”になったのか?
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #280377 / 本
- 発売日: 2005-08-25
- 版型: 単行本
- 319 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
自爆テロで死んでいった女性シャヒードの多くは、顔も持たなければ名前も持たない。
筆者は本書の中で彼女たちに名前を戻し、顔を再現させることによって、彼女たちもまた犠牲者の一人なのだということを訴えようとしている。
彼女たちが己の引き起こした自爆テロの犠牲者であることは、彼女たちの罪を軽くするものでは決してない。
だが、犠牲者としての彼女たちの側面を認めることによって初めて、自爆テロを引き起こす根源的な問題に近づくことができる。そしてこの根源的な問題を直視することなくして、ロシア全土を恐怖で揺るがす「自爆テロ」の女性決死隊の問題を解決することはできないのだということを、筆者は祈るような思いを込めて我々に伝えようとしている。
内容(「BOOK」データベースより)
死を決し、人の波の中にまぎれこんでいくロシアチェチェンの女性自爆テロリストの悲しい素顔!その「選択」の背景にあるのは「信仰」「政治的理念」ではなく「個人的な悲劇」「人身売買」「薬物利用」の衝撃的真実。
内容(「MARC」データベースより)
意思ではなく、起爆装置はリモコン操作だった-。なぜ彼女達は「生きた爆弾」になったのか。死を決し、人の波の中に紛れ込んでいくロシアチェチェンの女性自爆テロリストの悲しい素顔と、その「選択」の背景にある衝撃的真実。
カスタマーレビュー
圧倒的迫力!
チェチェン紛争で利益を得ている人間がいて
自爆テロで死んでいった女性たちは、いわば「使い捨て」にされたに過ぎないことを
考えさせられた。
どこの戦争でも、結局は「利益」を得る商人がいる。
軍需産業は、戦争がないと成り立たないのだから・・。
ロシアで発禁処分になったのもうなづけるショッキングな内容に圧倒された。
素晴らしい一冊です。
女性テロリストの素顔
全く驚かされた。
今まで知らされていたイスラム女性戦士の素顔といえば、夫や子供を殺されイスラムの厳しい戒律の中、再婚することもかなわず、復讐の鬼と化した彼女たちが自らの意思で自爆テロを行うというものだった。
しかし、チェチェン独立闘争に参加した女性戦士の遺族を訪ね歩き、彼女たちの素顔に迫ろうとしたロシア人ジャーナリストの知りえたものとは・・・。
例えば、ロシアで起こったオペラ座占拠事件。
そこに加わった女性戦士は皆20才前後の若者たち、彼女たちは独立の大儀でもなく、宗教に殉ずるためでもなく、うまいこと言いくるめられ町内会の集まりに参加するような気軽さで集まっていたのだ。(しかも帰りの切符まで持たされて・・・)
彼女たちは皆ロシアの特殊部隊によって頭を打ち抜かれて死んだ。
彼女たちは日本の若者と同じように、希望に満ちた将来の生活を夢見ていただけなのに、自分に向けられた銃口をどんな思いで見たのだろうか?
彼女たちの後ろにいる黒幕たちとは・・・。
読んでいて、少し気がめいるようなレポートである。
涙が止まりません。
読み進めることが非常に困難でした。
全てのエピソードがあまりにも壮絶で。
目の前で夫を殺された若い妻、何も知らずに親に売られるようにして連れて行かれる若い娘たち・・・。
誰も死にたいとは思っていない、そして自爆テロによって多数の人を殺したり傷つけたりすることを望んでなどいない女性たちが残酷にもリモコン操作の自爆装置で殺されている現実に憤りを感じます。
誰もが感情を持ち、生きているというのに、死ぬしかない状況に追い込む男性・親・・・。あまりにもひどいと思いました。
でも、この現実を伝えようと取材を続けた著者の存在に少しだけ救われました。
同じ若い女性が憤りを持って現実を伝えている渾身のノンフィクションです。





