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USAカニバケツ

USAカニバケツ
By 町山 智浩

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  • Amazon.co.jp ランキング: #30301 / 本
  • 発売日: 2004-12-07
  • 版型: 単行本
  • 287 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
アメリカは、政治と大統領以外でも、ずーっと騒がしい!

雑誌『映画秘宝』、単行本『底抜け合衆国』『<映画の見方>がわかる本』『映画欠席裁判』(洋泉社)などで知られる著者が贈る、怒濤のコラム集。
スポーツ、TV、映画、マンガ、ゴシップ、犯罪etc・・
「政治」や「大統領」や「戦争」以外でも騒がしい国・アメリカからの、911以降のポップカルチャー総まくり通信!!知られざるアメリカのB面を知りたければ、まずこの1冊!

<内容のほんの一部>
●史上最もヒドい音楽でアメリカ集計1位に選ばれた歌とは?
●1球3億円? 大リーグのホームランボールを奪い合う男達の肖像
●シンプルライフなんて全然できないセレビッチ、パリス・ヒルトン
●自分の足首切断をネット中継する男
●ジェニファー・ロペスのワガママ度
●乱闘だらけのアイスホッケー
他てんこもり!!

内容(「BOOK」データベースより)
犯罪・スポーツ・芸能・TV、笑えて泣けてゾッとする、最前線アメリカン・ポップカルチャー裏話大全。

内容(「MARC」データベースより)
「カニバケツ」とは、突出する者の足を周囲が引っ張る例え。笑えて泣けてゾッとする、アメリカン・ポップカルチャー裏話大全。『サイゾー』連載を中心に、アメリカの犯罪やスポーツ、芸能、TVについてのコラムをまとめる。


カスタマーレビュー

知らないアメリカの話が色々と。5
一昔前までは、アメリカって良さそうな国だなあと思っていました。とにかく自由で、実力主義の国なんだろうな、と思っていたので。
でも最近のアメリカの有り様には、憧れよりも寧ろ疑問を感じる事がしばしば。一体アメリカで今、何が起こっているんだろう?と。
TVや新聞のニュースでは、公的見解と結果しか読み取れません(私は)…そこで、偉そうな…いや、華やかな…アメリカの内部事情を率直に、生々しく書いてくれたのが、この本だと思います。大リーグで大活躍だったI氏が、新人の頃にイジメにあってたなんて全然思いもよらなかったですし、ドキュメンタリー映画で冤罪の可能性を限りなく示唆されながら、犯人と目された青年に死刑の判決がなされていた事件等も、この本で初めて知りました。…巨乳しか雇わない会社がある事なんかも(苦笑)
同著者の『底抜け合衆国』では政治的な面での「なんか変じゃない?」という話が読めましたが、この『USAカニバケツ』では、芸能やスポーツに関する「なんか変じゃない?」という話が読めて、とても面白かったです。ちょっと皮肉な視点と、読みやすい文章が大好きですので、これからも町山氏には同様の著書を出していただきたいな…と願っています。

おすすめ5
おもしろいですね。非常に笑えます
280ページの中に100本ほどの短いコラムが載っています
テレビでは伝えられないアメリカの事情。実際にアメリカに住んでいるから伝えられることがあるのでしょう
100本の中からオススメをいくつかあげようとしたのですが、選ぶと全部になってしまいますねw

町山さんのファンとしては今連載している「イエスタデイ・ワンスモア」がいつ単行本になるのかが楽しみです
「映画の見方がわかる本」が2002年の9月に発売されましたから、もうそろそろでは、と楽しみにしています

掃き溜め話の中に、キラリとひかるアメリカが混じっている不思議な書4
 冷戦後唯一の超大国となったアメリカ。政治・経済・文化の中で図抜けた地位を占めるこの国についてはどうしても華やかな面ばかりが強調されて伝わってきがちです。本書は、その国の薄汚く、常軌を逸した人々をこれでもかという具合に取り上げたワイドショー的一冊です。一日で読める頁数とはいえ、気分のふさぐ話が続くので一気に読むのは憚れます。

 例えば、視聴率至上主義のテレビ業界のあきれた番組「フィア・ファクター」。素人が様々な我慢ぶりを競い合うという内容ですが、「400匹のネズミ風呂に入る」「ボウリングで倒せなかったピンの数だけ生きたカブトムシを食べる」といった悪趣味ぶり。

 またアメリカの保守層の教条主義的な側面を伝えるアーカンソーの事件。8歳の少年が殺され、犯人として高校生ダミアンが逮捕されます。しかし彼が犯人であるという確たる証拠はなく、調べていくとどうやら彼が保守層の反感を買うような、黒Tシャツを着てメタリカを愛聴するGOTH少年だったことによるつるし上げの様相を呈してきます。裁判はダミアンに不利なまま進み、彼は今も獄中にあるとのこと。

 それでも、痛ましさの中にもアメリカの力強さを感じさせるエピソードがいくつか紹介されています。
 義父にレイプされ、10代でホームレスとなったフィービー・グロックナー。彼女は18歳の時に「このままではダメだ」と一念発起し、持てる絵の才能を生かして奨学金を得てカレッジに進学します。やがて自己の体験をもとに醜いものも隠さない冷酷なリアリズムに満ちた「ある子供の生活」というコミックで世に出ます。機会があればぜひ読んでみたいものです。

 またダリル・ハンナの復活に至るこの10年のお話も、ちょっといかれた女の子だと思っていたハンナが急にとても愛らしく見えてくる内容です。

 清濁あわせてアメリカ社会を複眼的に見ることの出来る、奇妙な魅力をもった一冊です。