虚無の構造
|
| 価格: |
おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #442685 / 本
- 発売日: 1999-04
- 版型: 単行本
- 285 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
現代における「最も不気味な訪問者」たるニヒリズムは、今や、人間の精神を全的に冒しつつある―。虚無の闇におおわれた、「戦後」の時空間からの超克を思索する、渾身の書き下ろし特別評論。
内容(「MARC」データベースより)
現代における「最も不気味な訪問者」たるニヒリズムは、今や、人間の精神を全的に冒しつつある。精神を腐食させる、その訪問者に屈するか、それとも闘うか。虚無の闇に覆われた、戦後の時空間からの超克を思索する評論。
カスタマーレビュー
西部思想の真髄(「人は死ぬのになぜ生きるのか」をめぐる哲学的考察)
私達はどうせ死んでしまう。どうあがいても死から逃れられない。自分の人生など取るに足りないつまらないものだ。そう考える一瞬、「虚無」の悪魔が私たちを襲う。
私たちの「人生」につきまとうこの「虚無」を取り払うにはどうしたらいいか。西部は、近代西洋哲学者たちの考察を参考に独自の考察を進める。そして、最終的には、「病死」の対極にある「自死」を目指す。
哲学的思索が、極めて短い文章に要約されていて、その一言一句がまるで散文詩のような趣を呈している。本書に注釈つきで紹介されている哲学者たちの著作になじみのある者は、その見事な引用に舌を巻くはずだ。逆に、哲学者たちの難解な言い回しを毛嫌いするむきには、本書もやはり難解な哲学的言葉の遊戯にしか思えないだろう。
西部は別著「知性の構造」において、その思想を記号論的に分析しているが、本書においてはそれを哲学的に分析しているのである。
本書は、簡潔ではあるが極めて良質な哲学的人生論である。
心に響いてくる
特に現代社会に顕著な虚無(科学が提示できるのは仮説に過ぎないこと、グローバリズムやインターネットの問題等)を取り扱っている本です。





