フランス軍入門 (ミリタリー選書 (28))
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #304935 / 本
- 発売日: 2008-10-27
- 版型: 単行本(ソフトカバー)
- 290 ページ
エディターレビュー
内容紹介
「イタリア軍入門」、「フィンランド軍入門」と、マイナー国軍の入門書を世に送り出してきた「ミリタリー選書」から、待望の「フランス軍入門」が出版されることになった。
第二次世界大戦の開戦から9カ月経った1940年5月、ドイツ軍はついに西方への進撃を開始した。ドイツと互する陸軍大国であったフランスはしかし、ドイツ軍の電撃戦の前にあっけなく崩壊する。そして降伏後もフランス軍はヴィシー政府軍、自由フランス軍に分かれ、それぞれの目的のため戦い続けた。
本書では第二次大戦時のフランス軍を、フランス軍の前史、陸海空軍の装備全般、編制と組織、数奇な戦歴、軍装、兵器の塗装など、多角的に解説する。第二次大戦の主要交戦国でありながら、ほとんど顧みられることのないフランス軍、その知られざる姿に迫る。ディープな戦史ファン、兵器ファンなどには必携の一冊である。
内容(「BOOK」データベースより)
第2次世界大戦の開戦から9カ月経った1940年5月、ドイツ軍はついに西方への進撃を開始した。ドイツと互する陸軍大国であったはずのフランスはしかし、ドイツ軍の電撃戦の前にあっけなく崩壊する。そして降伏後もフランス軍はヴィシー政権軍、自由フランス軍に分かれ、それぞれの目的のため戦い続けた。本書は第2次世界大戦時のフランス軍を、フランス軍の前史、陸海空軍の装備全般、編制と組織、戦略構想、数奇な戦歴などを詳解しつつ多角的に解説したものである。主要交戦国でありながら、ほとんど顧みられることのないフランス軍、その知られざる姿に迫る。
内容(「MARC」データベースより)
第2次世界大戦時のフランス軍を、前史、陸海空軍の装備全般、編制と組織、戦略構想、数奇な戦歴などを紹介しつつ多角的に解説。主要交戦国でありながら、ほとんど顧みられることのないフランス軍の知られざる姿に迫る。
カスタマーレビュー
全然「入門」ではない。
そもそも「入門」と銘打つからには、全体の構成が初心者にもわかりやすく書いていないといけません。
そのためには、まず読者に大まかな「流れ」をつかんでもらった上で、細かい兵器の性能や編成のことを書く必要があります。
しかるに、この本ではそういった「流れ」を書かずに、いきなり個々の兵器のスペックと、知らなくてもいいような高級統帥部の官僚機構と、細かい師団編成の説明を読まされることになるのです。これでは入門者はフランス軍のことがまるでわからないでしょう。
そして、「流れ」的に最も重要な戦史部分がまるでだめです。
1940年戦役では、フランス軍は基本的に受動側です。そのため、フランス軍のことだけを書いていても話の全体は見えてきません。どうしても、主動側であるドイツ軍からの視点、特に「シュリーフェン・プラン」と「マンシュタイン・プラン」の比較は絶対不可欠です。しかし、この本ではそれが欠けています。
その他、この本に書いてあるべきなのに欠落している事項を列記します。
・フランス軍の編成に大きな影響を及ぼした、戦間期フランス政治の混迷
・重要な指揮官の名前(コラーもアンツィジェールも出てこない1940年の戦闘序列とは何でしょうか?)
・ベストセラー兵器、ブラント81mm迫撃砲
・人名の原語表記(これがないとネットで検索もできません)
・ド・ゴールの戦車戦術理論
・有名な戦間期フランスの出生率低下の話
・ヨーロッパ言語の軍事用語がほとんどフランス語由来であること
著者はいろいろ言い訳をしていますが、「フランス1940」のヒストリカルノートに山ほど英語参考文献が載っていて、一部はネットででも読めるのに、読んでいないのはなぜですか?
結論。入門者はこの本を買わないでください。高級統帥組織論マニア(もしもそんな人がいるのならば)は買ってもいいでしょう。
入門書としては十分
第二次世界大戦ではあっという間にドイツ軍に敗れてしまったこともあり、
非常に影が薄いフランス軍を浅く広く解説した本。
今までフランス軍の兵器だけ、戦史だけの資料本は日本国内でも出ていましたが、
兵器、戦史、編制などを一冊にまとめたものとなるとこれが初めてではないでしょうか。
同シリーズのイタリア軍入門やフィンランド軍入門と比べると、
戦史などの解説が少ないですが、兵器、部隊編制などの解説が充実しています。
戦史は1940年の西方電撃戦の描写が主で、ヴィシー政府軍や自由フランス軍に関しては
10ページほどしかないのが残念。また軍装の解説も2,3ページしかありません。
その代わり銃砲、戦車、艦船、航空機などの兵器とマジノ線の解説は大変充実していたり、
編制は陸海空の細かい部隊編制表が多数掲載されていたりと、
兵器や編制の好きな方なら眺めるだけでも楽しい内容だと思います。
さらに非常に複雑な高等統帥組織の解説もなされており、難解な指揮系統も、
ドイツ軍に後れをとってしまった一因であるのが良く理解できました。
総じて他のフランス軍兵器や戦史の資料本や、また専門の洋書などを持っている
専門家の方にとっては「そんなの知ってるよ」レベルでしょうが、
「入門」としてはこれで十分だと思いますので星5つとさせていただきます。
ウェブサイトを参考にしたことを問題にされる方もおられるようですが、
クロスチェックをしっかりすればウェブサイトも役に立ちますし、
そこまで目くじらを立てることでもないのではないでしょうか。
論外
三十路も過ぎておりますが、人生で本を買って怒り後悔したのは、この本で2冊目です。
筆者の方は陸の方と思しく、海と空はお詳しくないようです。
また、陸海空とも、資料に関しては、メインは既存の日本語文献とかを利用されているようで、航空情報別冊とか、学研の歴史群像別冊とか、デルタ出版とか、世界の艦船とか、非常になじみ深い名前が並んでいます。
個人的には、それらを買った方が情報の劣化がない分良いように思えます。
見所は、巻頭、目次の次の「主要参考文献」一覧の下に、「主要参考参考インターネットサイト」一覧と称して20個弱のURLの記載があることでしょうか。
商業出版物として実に希有で奇妙なことだと思います。
フランスのサイトが殆どですが、サイト主の許可を取られているのか他人事ながら不安になります。
何より、「主要参考参考インターネットサイト」一覧の最後にある「ウィキペディア」が衝撃的です。何の冗談でしょうか。
内容の特徴として、フランス語の訳語が一定せず、一つの単語に複数の訳語が混在しています。
後は、直訳を目指されたのか、「艦隊装甲艦クールベ級」とか「戦列艦リシュリュー」とか、「教育専用巡洋艦ジャンヌ・ダルク」とか、新鮮な訳語が多いです。
わざわざ日本で慣用されている訳語を使用しない熱意は認めますが、何の意味があるのか分かりません。単に分かり難くなっています。
初心者を混乱させ、それなりに知識のある方の脳を石化させる一冊です。
内容の情報は、これならウェブ検索でも手に入るのではないですか。「主要参考参考インターネットサイト」で、ウィキペディア参考ですから。




