未来をつくる資本主義 世界の難問をビジネスは解決できるか [DIPシリーズ]
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #38254 / 本
- 発売日: 2008-03-18
- 版型: ハードカバー
- 352 ページ
エディターレビュー
内容紹介
気候変動、エネルギー問題、人口増加、テロリズム……
深刻化する世界の難問はビジネスが解決する!
真の「持続可能なグローバル企業」とは、世界の貧困国のクオリティ・オブ・ライフを高め、
後世のために地球の生体系の健全性を守るビジネスを創造し、なおかつ利益を上げる企業である。
21世紀に求められるのは、多くの犠牲を払い少数に富をもたらした産業革命の資本主義ではなく、
経済ピラミッドの底辺に想像を絶する莫大なビジネスチャンスをつくり、既存企業の地位を奪う、
新しいダイナミックなグローバル資本主義である。
人類を持続可能な社会へ導くのは、この世の中で企業しかない!
●「持続可能性」とは、どういうことなのか?
●テロリズムの根源は、「持続不可能な発展」である
●我々は「環境保護」が「企業の利益」につながらないと誤解していた
●「環境保護」を超えた企業戦略とは?
●既存技術を破壊し、明日の技術を育てる有望な場所を探す
●40億人ものBOP(経済ピラミッドの底辺)市場に目を向ければ、まったく気づかなかったビジネスチャンスが見えてくる
各界をリードする著名人が挙って推薦!
アル・ゴア (『不都合な真実』著者、元アメリカ合衆国副大統領)
C・K・プラハラード (『ネクスト・マーケット』『コア・コンピタンス経営』著者)
ムハマド・ユヌス (グラミン銀行創業者、2006年ノーベル平和賞受賞)
クレイトン・クリステンセン (『イノベーションのジレンマ』著者、ハーバード・ビジネススクール経営学教授)
ピーター・センゲ (『最強組織の法則』『出現する未来』著者)
内容(「BOOK」データベースより)
われわれは、未来のために何を残せるのか?環境破壊、エネルギー問題、貧困、人口増加、テロリズム…世界の不都合を解決する。クリステンセン、プラハラード、ユヌス、センゲ…各界のリーダーが挙って賞賛する話題作。
レビュー
★ 英治出版DIPシリーズ
高度文明社会と環境汚染、グローバル経済と地域経済、富裕と貧困、民主化と抑圧、平和と紛争、善と悪、私とあなた、誰かと誰か……
この地球上のすべての物事は、互いに複雑に絡み合い、支え合い、影響し合う、「相互依存 (Interdependence)」の上に成り立っています。
近代以来の工業社会がさまざまな問題に直面している今日、私たち自身が「何に依存しているか (What we depend on?)」、
「何に影響を及ぼしているか (What we impact on?)」を自らに問いかけ、考え、行動することが、求められています。
こうした考えのもと英治出版は、資源・エネルギー、貧困、経済開発、自然環境、国際紛争など、
グローバルな視点と取り組みが要される諸問題について、良書の発行を通じて広く問題提起と情報提供を行い、明日への「対話」を促します。
カスタマーレビュー
現在の日本人の発想からは決して出てこない内容だからこそ・・・
「ノーベル経済学賞」受賞のセンも、「コア・コンピタンス」で有名なプラハラードも、その学問に向き合う姿勢の根底には、自らの故郷が有する「貧困」や「飢餓」をどのように解決すべきか、という人類にとっての最大の難問への挑戦、があるのだと思う。前者のセンについては言わずもがなであるが、後者のプラハラードにも、本書と主張を同じくする「The Fortune at the Bottom of the Pyramid(邦訳名:ネクスト・マーケット)」という研究書が存在する。確かに多くのコメンテーターが指摘するように、本書の内容は、普遍性に乏しい一部の成功例を大きく取り上げすぎているきらいがある(例えばユニリーバの取り組みなど)。そうした部分で、厳しい批判が向けられることは、容易に想像できる。しかし、本書が提案するような内容を、まっとうなビジネス書レベルに仕上げ、サラリーマンや学生、一般市民へと訴えかけようとする発想そのものが、今の日本では決して出てこないという点に、注目すべきである。本書の発想の一部は、確かに日本経済の発展支えた先人たち(松下幸之助しかり本田総一郎しかり)の発想と共通するものがある。しかし、そのことをすっかりと忘れているのが、今に生きる我々である。本書を通じて、今の日本の、日本人の姿が見える。
現場主義
BPO戦略により、富裕層ではなく底辺の貧困層をマーケットとして開拓せよと主張する。たんなるCSRでもNGO的価値観でもなく、それは利益を上げるという企業戦略とけして矛盾するものではない。グラミン銀行の成功例を見ても分かるとおり、底辺には巨大な需要が眠っているのだから。また、それは同時に究極の貧困対策であり、軍事力や独裁者視線などよりもずっと有益なテロ対策ともなりえるとする。
事例が多すぎてやや単調な内容に思えるが、非常に説得力に富む論理だ。90年代以前のIMFによる上からの支援は、非民主的な政府を経ることできわめて非効率なものとなり、またネイティブを無視した国債資本主体のものであったため、多くの国で貧困化を加速させてしまった。本書の言う「現場主義」という視点は、一つの解決策となりうると思う。
企業、経済についての新しい視点を気づかせてくれる
プラハラッドの『ネクストマーケット』と並ぶBoPを理解するための必読入門書。
今まで65億の地球人口のうち上層の20億人たらずの貨幣経済と言う限られた領域で企業活動やグローバル経済は語られてきたが、忘れ去られた40億人にフォーカスした企業活動が今後は必要になるのは火を見るよりも明らかである。具体的事例を交えて先進的な多国籍企業やNGOの事例を使って、BoPにおける組織、マーケティング、戦略と幅広いトピックについて分かりやすく説明している。
また、一昔前に流行した「CSR」との関係について、「ビジネス戦略を通じて与えたダメージを取り繕う目的で慈善事業に依存する社会的責任(CSR)とは根本的に異なる」ある。BoP戦略はCSRの概念とは異なることを明確に示しており、持続的成長のためのステップの一つとしてCSRとBOPを別々に語っている点は分かりやすい。
経済的価値と社会的価値の両立をどのようにして継続的成長を企業はしていくべきかを考えるきっかけとなる1冊である。

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