トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #369815 / 本
- 発売日: 2006-03-01
- 版型: 単行本
- 224 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
宇宙が赤外線の波長よりも小さく縮む。異次元からの攻撃でボストン消滅。怪獣の群が横須賀襲撃。ロケットで地球を動かす。実はこの世界はフィクションだった。
内容(「MARC」データベースより)
宇宙が赤外線の波長よりも小さく縮む、異次元からの攻撃でボストン消滅…。現実にはあるはずのないことを一生懸命に描いた「面白い」SF作品を紹介する。2004年刊「トンデモ本? 違う、SFだ!」の続編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本 弘
56年生。SF作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
だいたい期待通り
「トンデモ本?違う、SFだ! 」の続編を思わせるタイトルとデザインの本であるが、前著が山本氏のチョイスしたアンソロジーであったのに対してこちらは内容紹介、短評、SF全般に対する著者の知識や考え方を中心にしたものであることは他のレビューが書いている通りです。
前に相当否定的なレビューがあったのでかなりの色眼鏡でこの本を読みました。
しかしこの本も前著と同じく“SF”に対する著者の愛を充分感じることができるのでSFというジャンルを知的に愛好する人であれば同じように楽しめるはずだと思います。杞憂だったわけです。
今回も前著でセレクトした観点とそれほど違っていないわけですが今回は日本のSF作品についてもコメントされていることが多いのがあるいはそのような風当たりの違いに結びついているのかもしれません。
山本氏がSFやアニメといった熱狂的なファンを持つジャンルの人であるせいか「敵」が多いのは同氏の他の著作のレビューを見てもわかることなのですが、この手の紹介論評の本としては客観的に見て良く書けていて充分楽しめる本と思ったのであるいは山本氏はこの本の中で踏んではいけない地雷を踏んでしまっているのかもしれないなと思いました。
私は山本氏のSF作品を読んでいないのであるいはその辺での捉えかたの違いではないかとも思いますが、特定の作家の熱心なファンの方以外の人であれば著者流のSFの楽しみの紹介、開陳として“軽い気持ちで”楽しめる本と思います。
痛快!
おそらく「SFを心底愛するがゆえに、生半可な科学知識や乏しい想像力をもって創られた名ばかりのSF作品が氾濫している状況が看過できない」という心情からだと思われるのですが、いくつかの作品・作者の具体名を挙げて批判しているコーナー(約40ページ程)が設けられているのが前著との一番大きな違いです。
しかし、その批判内容も十分に納得できるもので、読んでいて不快な気持ちになることもなく、むしろここまでハッキリ書かれると逆に痛快でした。
また、文中の“確かに読者の大半は科学的に間違っていても気にしないだろう。でも、「デタラメでも面白ければいい」と言っていいのは読者の側だけなんだ。作者がそれを言うのは許されない。”という記述からは、他作家への戒めだけでなく、著者自身のプロとしての覚悟と自戒をも感じ取ることが出来ました。
yoshik-yさんのご感想とは逆になりますが、私にとっては、前著以上に著者のSFに対する愛が感じられる一冊でした。
残念。
前著の「トンデモ本?違う、SFだ! 」は、「著者の主観ばかりだ」というたぐいの批判もあったが、私は5つ星を付けた。それは、こういう他人の著書を評論するのに多少の主観が入るのはやむをえないことだし、それ以上にある意味ぶっとんだ面白さを持つSFの紹介とそのようなSFへの愛が感じられたからに他ならない。
しかし、今回のこの続編にはそのようなSFへの愛が感じられないのが残念だ。一番の原因は、「この作品は”SFとして”駄目だ」と決め付け、その後で、「自分の作品ではこうで、こうあるべきだ」という自画自賛が続くからだ。要するに、
・前著は「ちょっと変だけど、面白いSFを紹介する」というものだったのに対し、
・今著は「SFとはいえない(と著者が思っている)本をけなす」というものになっている。
著者のSFのファンで、著者がSFに関してどう思っているのかに興味がある人は読んでもいいと思うが、前著に引き続き面白いSFを発見できると思っている人には薦められない。





