セカンドウィンド〈1〉 (ピュアフル文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #7584 / 本
- 発売日: 2007-11
- 版型: 文庫
- 418 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
溝口洋は、自転車で風の中に躍ることを好むクールな少年だ。中3になろうとするある日、峠道で揃いのウェアに身を包み、ロードバイクに乗る少年たちと出会う。そして、スピードを上げ遠ざかる彼らの背中を見ながら思った。負けたくない―。個性を磨き競い合う少年たちの姿を瑞々しく描く、正統派青春スポーツ小説シリーズ第一弾、書き下ろしで堂々登場。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
川西 蘭
1960年広島県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中に『春一番が吹くまで』(河出文庫)を発表し鮮烈にデビュー。以後、映画化された『パイレーツによろしく』(集英社文庫/河出書房新社)など、話題作を次々と発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
早く続きが読みたい!
スポーツ青春ものの目利きで、あさのあつこ『バッテリー』などをプッシュしてきた北上次郎が解説。それならば外しはあるまいと、手に取りました。
大当たり! 主人公をはじめ、登場する少年たちがどれも魅力的。自転車ロードレースというあまりなじみのない競技が舞台設定ですが、まったく気になりませんでした。彼らが中3のところで今回は終わってしまっているので、早く続きが読みたい! 彼らの今後の成長に注目です。
フォルツァ!
物語は中学生である主人公の目線で描かれています。
自分は何者なのか?苦しみながら周囲の大人たちを乗り越えていこうともがき揺れる心は、体を揺らし苦しみながら坂道を登り始めるクライマーの姿と重なります。
作者はその力強い背中を見せつけ、物語に読者をグイグイと引き込んで行きます。
自転車好きな人にももちろんお勧めな一冊です。
続刊が楽しみです!
成長しない主人公。
ロードバイク欲しさにレースにエントリーし、なりゆきから南雲デンキ
ジュニアクラブ練習生となる洋。しかしそこは、し烈な生き残り競争を
繰り広げる少年たちの戦いの場だった。
「自分はただ自転車が好きなだけだ」
抜群の才能を持ちながら、ジュニアクラブになじめず、周りから浮いてしまい
ついに自らドロップアウトしてしまう洋。
ここまでが第1部。
第2部は、洋がまた自転車レースに戻ってくるまでを描く。
第1部が素晴しかった。
しのぎを削る少年たちをここまで生々しく描けるとは。感動的ですらあった。
彼らの情熱に比べ、確かに洋は甘すぎる。ドロップアウトしてしまうのも
当然だろう。
しかし、第2部がいただけない。
本来は、この第2部が見せ場のはず。とうぜん洋が復活するまでもがき苦しむさまを
描くのかな、と思っていたがそうでもなく、なんとなくレースに戻ってきてしまった。
ドロップアウトした状態から彼は何も変わっていない。強くなったわけでも、自分自身を
深く見つめ直したわけでもなく、新たなモチベーションを得たわけでもない。
戦う為に戻って来なければ。そして、ライバルたちと同等の情熱を持たなければ。
今のまま「本気」のライバルたちと競い合っても、またドロップアウトするだけだよ。





