だからWinMXはやめられない
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #291402 / 本
- 発売日: 2003-07-02
- 版型: 単行本
- 256 ページ
エディターレビュー
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世界中で猛威を振るう、P2Pサービスによる著作権物の違法な流通は止むところを知らない。レコード・映画業界は躍起になって自分たちの収入基盤を脅かすP2Pサービスを食い止めようとしているが、そんなことはお構いなしに流通している。
国内で最も普及しているP2Pサービスの1つであるWinMXも、その目的がどうあれ流通しているファイルはほとんどが違法な著作物だ。本書はそんなWinMXにハマっていった1人の実在する人物の体験記を元に書かれており、主人公が自分の欲するファイルを探し求めてファイルを検索し、仲間を募り、交渉し、駆け引きをしていく姿を赤裸々に描いている。
この世界に存在するルールや仲間内で生じるリスペクト、さらに独自のアングラ語の数々はなかなかに圧巻であり、この主人公がファイル交換用に光回線を導入し、さらにマシンを強化していく姿にはファイル収集にかける強烈な執念を感じる。そして自分が必要なファイルから交換に必要なファイル、取引に必要な稀少価値のあるファイルの収集へと変化していき、生活の中心がWinMXにシフトしていくさまも見所である。
最後の「だからWinMXは辞められない」という章がなかなか秀逸だ。ここで述べられるWinMXに対する主人公の思いには、P2Pの原点と著作権業界との折り合いの1つの方針が図らずも見出せるのもおもしろい。
本書はファイル交換ツールを知るためのアプローチとしてなかなかユニークであり、アングラの世界に触れたことがある人なら共感を覚えること間違いなしだ。アングラの世界を覗いてみたい方、また逆にファイル交換を目の敵にしている方にもこの世界を知るとっかかりとしておすすめである。(斎藤牧人)
出版社/著者からの内容紹介
インターネット・ユーザーなら誰もが知っているP2Pファイル交換ソフト「WinMX」。たった1年半で「神」と呼ばれるようになった青年の実体験を追いながら、違法コピー、著作権違反、不正公開……と悪評高いその実態をすべて記した問題の書。
内容(「BOOK」データベースより)
2時間でわかる、P2Pの本当のおもしろさ。
カスタマーレビュー
職人はココにもいた!!
ある特定の分野をとことん極めた人の情熱や執念には感心させられるものだが、この本の中にもそんな気持ちを抱いてしまう人間がいることに驚いた。映画の翻訳に納得がいかないから自分で字幕を付けてしまう字幕職人と、動画のエンコードに精通した動画職人がそれだ。彼らの英語力やスキルはきっと本物なのだろう。
WinMXを経験したことがないせいか、私にとってこの本の序盤は不快感のほうが先行した。「お前は何様だ!」とツッコミを入れたくなる連中がしばしば存在したからだ。しかし、主人公がレベルアップするにつれて強者たちが登場し、前出の職人が登場するころにはすっかり感嘆していた。
そして何よりも、主人公にとってWinMXが「タダで映画や音楽が手に入るオイシイツール」から、高度な知識や技術!を認め合った仲間同士で語らう快感を味わうための「コミュニケーションツール」へと変貌していく過程が非常に興味深い。
ネット上でリアルに行われていることがリアルに伝わる1冊!
WinMXがこんな世界だとは思ってもみなかった──2年ほど前、友人に私的な動画のデータを送るために使ったことはあったが、著作権を無視するような悪名高きソフト(?)という認識しかなかったのである。
それから1年ほど経って有名になってきてはいたが、「何故こんなにみんなハマるのだろう…?」と疑問に思っていた。しかし、この本を読んで目からウロコが落ちるがごとくその疑問が解決した。WinMXの世界で何もわからなかった男が、自分で共有ファイルを作成するに至るまでのジレンマや成長の過程は楽しく、もう少し足を踏み入れていれば、きっと自分もハマっていたハズと共感できる面も多々あった。
ネット上でのルールやマナー、情報収集の方法もさることながら、P2Pの本来のあるべき姿についても垣間!見ることができた。また、WinMXだけでなく、「収集することに精を出す男」と、「それに呆れる女」といった人間模様の描写も面白く、何度か読み返したい内容だった。
これこそWinMX究極のノウハウ本だ!
わたしも以前WinMXにハマったことがありますが、「子鯖」の世界まで踏み入れることはありませんでした。この本は、そんな子鯖の世界を覗くことができる有意義な本です。しかも、主人公は実在の人物なのですから、説得力は抜群。それに、とても読みやすい文章が、WinMXへの理解を加速させてくれます。WinMXを知らない人は、「こんな世界があるのか」と驚嘆すること間違いなしです。「P2P」は、人類の価値観を覆す強烈なインパクトを持つ技術だと感じました。日本でも2ちゃんねる発の「Winny」という匿名性の高いP2Pソフトが爆発的な勢いで普及しつつあります。これからも目が離せない分野ですね。





