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エビデンス主義―統計数値から常識のウソを見抜く (角川SSC新書)

エビデンス主義―統計数値から常識のウソを見抜く (角川SSC新書)
By 和田 秀樹

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  • 発売日: 2009-07
  • 版型: 新書
  • 183 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
統計数値や実験結果などの根拠(エビデンス)のある数値から、世の中で常識とされている事柄のウソを見抜き、これらのエビデンスの重要性を例を挙げながら解説する。例えば本当に飲酒運転は危険か?研修医は大都市に集中して地方は医師不足なのか?凶悪犯罪は増加しているのか?若年層の自殺者は増えているのか?まことしやかに巷間で言われていることに疑問を呈し、エビデンスを求めて政府の発表している統計数値や国内外の研究論文などに当たってみると、意外な事実が!常識を疑い、自分の目で確かめる思考法の勧め。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
和田 秀樹
1960年大阪生まれ。1985年東京大学医学部卒。その後、東京大学精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、精神科医、国際医療福祉大学大学院教授。2007年12月に初監督作品の『受験のシンデレラ』がモナコ国際映画祭でグランプリを含む4部門で受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

エビデンス(根拠となる数値)に基づく医療のところが良い5
EBM(エビデンス・ベースド・メディスン)の章では、コレステロール値が低いとガンやうつ病になりやすいなど、複数のデータをあげて説くあたり、和田氏の論点と感性の鋭さが活きる高著。多方面に活躍する著者だが、老年医学(精神科)が専門だったことを思い出させてくれる。テレビのニュースになる話題は「珍しいこと」(標準でなく稀有なこと)とは納得。もっと多くのエビデンスを挙げた続編を期待する。

根拠が曖昧な「ウソ常識」に騙されないための本4
世の中には根拠が曖昧な「常識」が意外にたくさんあります。
それが検証されることなく大事にされている風潮に一石を投じるのが、
本書の目的のようです。

「エビデンス」とは、要するに「根拠」のことです。
この本の中には、これまで常識と思っていたことが、
あらためて根拠を見てみるとじつはまったく違っていた、
という例が多数紹介されていました。

また、このようなウソ常識がどのようにして生まれるとか、
ウソ常識に騙されないための注意点にも触れられており、
興味深く読ませてもらいました。

医療の世界ではいま、根拠に基づく治療、すなわち
「エビデンス・ベースド・メディスン」が注目されているそうです。
本書の前半で、そのことが丁寧に書かれています。
この部分は、患者の健康状態より、検査値を正常値に戻すことを
優先する、検査値至上主義に陥っているダメ医者から我が身を
守るためにも、とくに必見です。

基本dataに新旧混在があります3
 始めて、Evidence に基づく医療や科学的手法を学ぶ際に、概要を知るには役立つと思います。
 ACCORD試験など最新の治験も取り入れて、解説されています。
 残念なのは、高血圧ガイドラインへの言及で、2000年版を扱っていますが、この本の出版時点では、すでに2004年版→2009年度版と改訂が進んでいます。これにより、書かれている内容と現実的・一般的な医学的見解にかなり解離が生じています。webで検索された後に、その分野の専門家に最終原稿の査読を依頼しておけば、生じなかったミスではないでしょうか。
 この点を除けば、一方的数値解釈にだまされるな、の主張は、大切な指摘だと思います。