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MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方

MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方
By ヘンリー・ミンツバーグ

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  • Amazon.co.jp ランキング: #45721 / 本
  • 発売日: 2006-07-20
  • 版型: 単行本
  • 556 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
業績不振の米国企業のエグゼクティブでMBA取得者の比率は90% 
業績好調の米国企業のエグゼクティブでMBA取得者の比率は55%
(Adage.com 2006年3月21日より)
ダメな会社ほど、ビジネススクール出身者が目立つのはなぜだろう?
「MBA幻想」にだまされるな!! 
米国流ビジネススクールに批判的な経営学の泰斗・ミンツバーグが正しい経営人材育成の方法をまとめた意欲作。日本ではMBAブーム真っ盛りだが、新卒でビジネススクールに入ってくる若者に数値管理やテックニックだけを教えるMBA教育は、時代遅れと一刀両断。マネジメント教育は、現場で実践を積んだ人材を再教育する場にすべきだと強調し、企業人向けの新しいMBA教育プログラムの構築を急げと提案する。ビジネススクールの実態や歴史も概説しており、人材育成・人事担当者からMBAに関心があるビジネス
マン、MBAを恐れる人までに必読のMBA解体の書。

内容(「BOOK」データベースより)
ダメな会社ほど、ビジネススクール出身者が目立つのはなぜだろう?それは、MBAが“時代遅れ”の経営技術だからです。

内容(「MARC」データベースより)
ダメな会社ほど、ビジネススクール出身者が目立つのはなぜだろう? それは、MBAが「時代遅れ」の経営技術だからです! テクニックだけを教える現状のMBA教育の問題点を指摘し、新たなプログラムの構築を提案する。


カスタマーレビュー

ミンツバーグだからできるMBA批判4
 内容はインパクトがあり,おもしろいと思うが,とにかくボリュームがすごいので読むのが大変と言う率直な感想.500ページを超える記述は,もう少しまとめられるような気がする(300ページ以内?).結構,記述内容に重複しているような話が無くはない?

 本著のポイントはいくつがあるが,ハーバードビジネススクールのMBA 教育をここまで正面から批判するのはすごいことだし,ミンツバーグだからできるのだと思う.そこでの主張は,マネジメントを経験しない学生にいくらケーススタディーをやっても本質的なところは学び取れないと言うもの,全くもってその通りだと思った.これに対して MIT スローンは肯定的に対比されている.要は How-to 教育のハーバードMBAプログラムは,研究(応用の利く理論とマネジメントを照らし合わせる学習の進め方)の視点が強い教育に比較して学習が浅くなるとの主張であり,小生も全く同感する.
 その他に興味深い点として,日本のマネジメント教育やMBAの考え方も述べられている.日本人にとっての国外MBAの価値は,英語教育と英語を使ったディベートの鍛錬であり,マネジメントを学ぶことは目的でなかったのかもしれない.日本企業の実践するマネジメント教育は優れているとの評価があり,OJT の中での『JOB ROTATION』が中核を無し,個人主義的な米国に比較して有効に機能している可能性が有るかもしれないとの指摘もある.

 ミンツバーグが提案するマネジメント教育の構築方法として,本書第9章以降の実践を推奨しており,本質を見失いつつあるMBA教育に一石を投じるものである. これを実践しているのが IMPM(国際マネジメント実務修士課程)であり,ミンツバーグは理想的なマネジメント教育を目指しているとの結論となる.

「社会人がいかに学習するか」5
MBAが全盛ともいえるこの時代に何とも刺激的なタイトルだが
中身を読むともっと大きなテーマが全編に渡って貫かれていることを知る。

すなわち、「社会人がいかに学習するか」ということである。

「現在のMBAのカリキュラムは、優れたマネジャーを輩出していない」
という切実な問題点を声を大にして提起し
「なぜ現行のカリキュラムがうまく機能しないのか」、そして
「優れたマネジャーを育てるにはどのような学習過程が求められるのか」
といったことを様々な例を提示しながら、分析し、解説している。

その上で、解決策の一例としてミンツバーグ自身が携わった
IMPMというカリキュラムを紹介している。

私自身、数年後にMBAの取得を目指していたが
この本を読んで今後のキャリアプランを再考するきっかけとなった。
これからMBAの取得を考えている人には是非読んでいただきたい。

MBAの問題点をするどく突く。4
”戦略サファリ””マネージャーの仕事”などの著名な作品で知られる巨人だ。
日本での知名度はいまひとつだが,実例に基づく考察はすばらしい。

彼はMBAを全否定していわけではなく、MBAを取得したからといってマネージメントの仕事ができる
わけではなく、逆に仕事を運営するにあたり、弊害になると言いたいのだ。

それは、MBAが、彼が唱えるマネージャーの能力として必要な分析力、直観力、経験のうち、
分析力しか養わない。
その養った分析力のみを使用するとマネージメントはうまくいないということだ。

私はMBAは、基礎学力や、方法のひとつだと考えている。
MBAで論理は鍛えられるが、現実のビジネスでは感情が支配することもある。
こと感情という面では、MBAで鍛えることはできない。

また、自分の仕事以外のケースを勉強することは、普遍的な一般則をまなぶことはできるかもしれないが、では具体的に今の仕事にどう生かすかという、落とし込みは非常に難しい。

彼は、そうしたMBAの足りないところについて補完するシステムを構築して、運営している。
その試みについては、すばらしいと思った。