最強CFO列伝 ― 巨大企業を操るもう一人の最高権力者たち
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商品の説明
いまやCEO(最高経営責任者)とともに企業経営の表舞台で脚光を浴びるCFO(最高財務責任者)の系譜をケーススタディで綴った注目の一冊。GE伝説を打ち立てたレジ・ジョーンズ、独学の財務スペシャリスト、ロバート・ゴイズエッタ(コカコーラ)、M&Aの魔術師ステファン・ボーレンバック(ディズニー)をはじめとする米国企業のスーパーCFOたち、さらには、エンロン粉飾経営の演出者アンドリュー・ファストウ、日産復活の陰の主役ティエリー・ムロンゲまで、巨大企業の浮沈を陰で演出した名物CFOたちの系譜を振り返りながら、日本企業に必要なプロフェッショナルなCFOの条件を探る。
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #299897 / 本
- 発売日: 2003-05-29
- 版型: 単行本
- 350 ページ
エディターレビュー
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青山学院大学大学院の国際マネジメント研究科教授である著者がCFO(最高財務責任者)を中心にして企業経営を解説した書である。米国企業でのCFOの活躍ぶりの例がふんだんに織り込まれた、わかりやすい内容になっている。
CFOはCEO(最高経営責任者)と並び企業経営において重要な役割を果たす立場にあるが、米国においてすら企業価値創造や経営戦略の話はCEOの立場で語られることが多いという。しかし、エンロン破綻に始まる米国企業の一連の会計疑惑事件を契機にCFOの重要性が認知され、日本においてもその役割がクローズアップされている。
本書では、そのようなCFOについて、大きく3部にわけて語られている。第1部では、CFOの起源に始まり、キャッシュフロー重視の米国資本主義の変貌、企業評価尺度の進化の中でCFOの重要性が高まっていることが解説されている。第2部では、「スーパーCFO列伝」と題して、デュポン、GM、GE、マリオット、コカコーラから日産自動車まで、米国企業を主として例にとり、実際にCFOが企業に果たす役割、重要性、その業務の広がりについて説明がなされている。最後の第3部では、「日本企業再生への教訓」と題して、日本のこれまでの資本主義の問題点と真の経営への転換に向けた条件の提示がなされている。
CFOについて豊富な実例をあげて解説された本書は、将来CFOやその上位のCEOを目指しているビジネスパーソンや学生にとっても有用であり、また、企業価値の創造にCFOがいかにかかわっているかを知ることができるという点で、一般のビジネスパーソンにもすすめたい書である。(木村昭二)
内容(「BOOK」データベースより)
CEO(最高経営責任者)とともにグローバル企業の命運を左右する企業価値創造の請負人CFO(最高財務責任者)の実像に迫った渾身の書。
内容(「MARC」データベースより)
CEO(最高経営責任者)と共にグローバル企業の運命を左右する企業価値創造の請負人CFO(最高財務責任者)の実像に迫る。GMのアルフレッド・スローン、ウォルマートのジョン・メンザーなどスーパーCFOの列伝を収録。
カスタマーレビュー
読み物としては面白いが
本書の表紙に「企業価値創造の請負人CFOの実像に迫った
渾身の書」とあります。第1部でCFO誕生の背景を説明し、
第2部が本書の中心テ-マ「ス-パ-CFO列伝」で、様々
な会社のCFOがどのようにして企業価値創造に貢献したか
を具体的に描いています。ここまでで本書の「価値創造」
は終わりです。第3部は「日本企業再生への教訓」ですが、
特に価値を見出せませんでした。
ここ数年色々な意味でCFOに焦点が当たったので、CFOとは
何かとかCFOが何をしたのかを論ずることは意義の高いもの
だと理解出来ます。CFOという字句を見て本書を手にする方が
多いでしょうから、CFOが具体的に何をしたかを解説する第2部
は役にたつでしょう。会社内部の職務や権限に縁の無い人にも
読み物としてお勧め出来ます。
最後に問題点を二つ。
日産の例で、カルロス・ゴ-ン氏がコミットしたことが出来な
ければ退陣する(P.263)を受け、アカウンタビリテイを「説明
責任」と訳す(P.273)のは完全な誤訳です。何故「結果責任」
としなかったのか。
二つ目は、第2部で様々なCFOの貢献を説明していますが、それ
ぞれ貢献の仕方が異なります。またCFOの経験も様々です。これ
らを整理しないで某大学院のCFOプログラムを解説して何の意味
があるのでしょうか?
第1部と第2部を充実させ、第2部をもっと整理し、CFOとは何か、
どのような経験を積んでCFOになれたのか、CFOが向き合ってい
る問題などが分かるともっと良い本になるでしょう。
期待外れ
内容が表面的すぎて「ふーん」という感じしか抱かなかった。
「列伝」と聞いて期待していたのは、CFOが悩み、考え抜いて当時の状況を
どのように突破していったのかという生々しい物語であったが、この本は
とてもスマートな施策のみをさーっと書いただけで、血が通っていない。
著者は読者に「CFOってかっこいいじゃん、儲かるじゃん」といった印象を
抱かせるのが目的だったのだろうか。ただ、MBAを取ってそれを実務で
応用すればこうなる、といっているようなメッセージしか受け取れ
なかった。
残念ながら、時間とお金を無駄にしてしまった。
具材は最高、料理人は拝金妄想な、埒外の一冊。
どんなに良い食材であっても必ずしも良い料理にはならない。キッチンスタジアムでの道場六三郎の言葉が想起される。米国CFOマガジンの抄訳版といえば、CFOマガジンに失礼か。青山学院MBAコースの広告本であるならPR効果は怪しく、著者の思想の薄さと拝金思想だけが記憶に残る。
2,200円の価値は認め難く、本書自体が債務超過といわねばならない。
確かに、綺羅星のスーパーCFO達が採った手法がどんな場面で用いられてきたのかは描かれている。しかし、表面的な施策だけを描いて、然したる価値があるのだろうか?
施策にはメリット・デメリットの両面がある。当人がその場面で何をどう悩み、如何に決断したか、如何に実行し組織を誘導したか、最も重要な血の通った情景描!写は一切期待できない。著者自身がインタビューした形跡もない。少なくともBIZスクールでケーススタディを学んだことがあれば、読まない方が良い。
今、米国においてもファイナンス主導の企業経営には見直しが進みつつあると聴く。株主重視は当然に意識されるべきだが、ファイナンスの軸は企業経営のシャドーであり、事業こそがサブスタンスだということは古今東西収斂する軸ではないだろうか。
試験管で育った著者の想いの世界観はあまりに薄弱。学識経験が劣っても実業に身を置いた方に師事したいと願ってしまう。





